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きっと後悔するだろう

「あの時ああしておけばよかった」
「あんなこと言うんじゃなかった」

きっと誰しもこんな後悔を抱えて生きているだろう。



私は自分に対しての後悔はたくさんある。
もっと良い学校を目指せばよかった。サークルに入れば良かった。リア充ライフを送りたかった。もっと学生時代から何か夢を持って人生を歩みたかった。
挙げて行けばキリがない。

そんな後悔は所詮自分の行動によって自分だけが心の中で後悔する話なので、ただの懐古にすぎないところもある。


しかし1番苦しいのは、誰かを巻き込んでの後悔である。そんな体験を昨夜してしまった。

私は母の何気ない質問の数々に淡々と「うん」「うん」の1つ返事で返してしまった。
実際「うん」としか返しようがない内容だったが、寝床に入ってから思い返すと、あれはなんだか冷たい返事だったかもしれない。という感情が湧いてきた。

私は比較的母と仲が良い。いや、凄く仲良しである。正直友達よりも友達、親友だとさえ思っている。
だからこそ自分の発した何気ない冷たい返事にひっかかってしまった。

「うん、そうだね」とか「うん、大丈夫」とかクッション言葉というかなにか言葉を付け加えても良かったのではないか。
「うん」の声の調子をもっと明るく「うん!」とでも言うべきではなかったのか。
「うん」だけでなく、「いえい!」とか「わお!」とかバリエーションを増やした方が良かったのではないか。

如何せんこの後悔は前者の自分だけの行動によっての後悔ではなく、明らかに誰か(=母)を巻き込んでいる。
きっと母は何も思っていないと思うが・・・

実家暮らしだからこそこういうやりとりがまだできるわけで、一人立ちするとこのようなやりとりはもうできなくなる。
なんとなくその事実が私をほんのちょっぴり寂しい気持ちにさせた。

いつか実家を出て一人暮らしをしているとき、ふとこの日のことを思い出しそうだなと思った。
そんな日には実家に帰って、沢山親孝行ができればいいな。

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