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最近のメンタルと仕事の話(第1章)

いつも私のnoteを読んでいただきありがとうございます。
初めましての方は、このページにたどり着いていただきありがとうございます。

今回は、自分のメンタル上で抱えている問題とそれに関する仕事の話をしようかなと思っています。
話題上、少し暗い話も出てきます。読んでいて辛い人はブラウザバックしていただいてかまいません。むしろ無理しないでください。

あまりに暗い話題で自分でも嫌になっちゃうので、普段より砕けた文体で書いてみます。

また、ネット上に公開する話なので、仕事についてはちょっとフェイクも入れています。ご了承ください。

◎リアルの友人でこの記事を見つけた人へ
ずっと黙っていてごめんなさい。心配かけたくなかったんです……。それにわざわざ言うことなのか、それで雰囲気暗くするのもいやだな、とか考えていたら言えなくなりまして……。
もしこの記事を読んでくれたのなら、リアルで会ったときにそっと声をかけてくれると嬉しいです。


今(2023年10月現在)何してんの?

2023年4月から12月まで休職予定です。
それ以前も休みがちだったので、2023年はほとんど仕事に行っていない年になります。
今は多少落ち着いてきた(というかむしろ暇になってきた)ので、職場で復職リハビリをしています。執筆時点では始まったばかりなので、何やっているかは追って書こうかなと思っています。

それで、なんで休んでるの?

診断名で言うと「社交不安障害によるうつ状態」です。
……と言っても知らない人には「?」だと思うので、病気の説明からします。

社交不安障害

人前で注目が集まるような状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配や強い不安を感じる病気を社交不安障害(SAD)といいます。また、社会不安障害、あがり症と言われることもあります。

https://www.tawara-clinic.com/disease/social-anxiety-disorder/

……です。不安障害の中の一つみたいです。
初めて心療内科に行ったときに、検査をして診断されました。

実は私、2021年に診断されるまで一切この病気を知らなかったのです。よって、後から「言われてみれば確かに当てはまるかも……」ということばかりですが、参考になればと思って事例を挙げてみます。
※注意!
あくまで私はこういう症状です、っていう例です。社交不安障害の人みんながこういう症状とは限らないし、逆に同じ状態の人でも社交不安障害じゃないかもしれません。診断はお医者さんにしてもらってください!!

  • オフィスにいると緊張する(「どう見られているかな」「仕事できないやつって思われたらどうしよう」「あの人ため息付いている、自分に対してだったらどうしよう」などなど…)。

  • レジで支払いをするときにすごく焦る(「後ろの人待ってイライラしてたら嫌だな」「店員さんにどう見られているかな、変に思われてないかな」などと考えてちょっとパニックになる)。おつりがきれいになるように計算できないのは多分このせい。

  • 人前でご飯を食べるのに緊張する(「テーブルマナー変だと思われないかな」「どう喋ろう……」など)。会食恐怖症という症状があるらしく、そこまででは無いけれどちょっと似ているなあと思っています。でも他人とご飯食べるの好きなんですよね。矛盾。

  • 人前で何か書くのに緊張する。社交不安障害あるあるらしい。

  • 電話かけるのに緊張する。特に誰かに見られながら電話をかけるのが苦手。これも社交不安障害あるあるらしい。

などなど。
ぱっと今思いついたのはこんなところです。

ずっと、他人の目を気にする性格だなあとは思っていましたが、まさか病気だったとは全く思いませんでした。
しかも、人前で話すことが多い職業に就いているので、なおさら気づきませんでした。だってできてるんだもん……(主治医にこの話をしたら、「仕事でその役柄を演じているからうまくいっている」みたいな話をされました。納得)。

友人に話したら、「そんな他人の目気にしてたら疲れるよ!!!」と言われました。知らなかった。

うつ状態

この言葉の意味をやっと最近理解しました。
主治医の先生、ちゃんと話聞いていなくてごめんなさい!!

うつ病と何が違うの?と思う方も多いと思います。私もかつてそうでした。

うつ状態…強い落ち込みや憂鬱な気持ちが起きている状態
うつ病…上記の状態が強くかつ長く続く病気

らしいです。ネットで調べました。
要するに、私は社交不安障害によって「うつ」という状態になっているよ、ということらしいです。
よって、うつ病ではないけれど、状態としてはほぼ同じだから治療ちゃんとしようね、休もうね、みたいな感じです。

ADHDっぽい何か

初診の際、ADHDのテストも受けました。検査結果は陽性でしたが、主治医から「社交不安障害でADHDみたいな症状が出ることはよくあるからね」と言われました。
いやー、驚きました!!自分自身、大学で子どもの発達に関する勉強をし始めてから「自分はADHDなんじゃないか?」と思っていました。ダブルブッキングはするし、物はなくすし、忘れるし、整理整頓はできないし、そのせいで上司や先輩に怒られるし……。ADHDっぽいところを挙げたら切りがありません。

でも、そうではありませんでした。
職場で強い不安感を抱いているために、頭がバグっていたのです。職場にいると全能力にデバフがかかるみたいな。

この事実にかなり救われました。「自分はミスばかりする、できないやつなんだ」とかなり強く思っており、どれだけ勉強などで成功を積んでも今ひとつ自身が持てないままでした。
しかし、全てかは分かりませんが大きい部分では病気が原因だったのです。つまり、治せる展望があるということです!

気になって、最近再検査してみました。結果は陰性。主治医からも「しゃべり方とかもADHDっぽくないしねえ」と言われました。
やっぱり、私は職場に行くとデバフがかかる人間のようです。

なんで休もうと思ったの?(ここから結構暗い、注意!)

予兆

ちょっと変だなあと思ったのは、2021年夏頃でした。
やたら眠いんです。食後の眠気ってあるじゃないですか。あれが午後ずっと続く感じ。
朝もひどかったです。電車から立ち上がって、勤務先へ向かおうとすると、たまに眠すぎて目が開けず、ぼやあっとした状態で歩くことが出てくる。

仕事も大変でした。2019年に入社し、2020年から仕事が本格化。さあ頑張るぞ!と思ったら、コロナ禍。公私ともにやりたいことができず、顧客の不満も目に見え、周りもストレスでギスギスし、周りがストレス抱えていると不安に思う自分はさらにストレスを抱え……。
そのまま2021年を迎えました。2021年も、相変わらずのコロナ禍で苦労しました。

仕事でミスもたくさんしました。上司や先輩にたくさん怒られ、「自分なんていない方がいいんじゃないか」と何度も何度も思いました。今もその気持ちが全部抜けきってはいません。
特に、今の仕事に憧れと夢を持って入った身なので、「なんでこんなこともできないんだ」「こんなはずじゃなかったのに」という自分への失望が大きかったです。
最悪のことも考えましたが、そこまでの勇気は出ませんでした。手首のあれも考えましたが「跡が残るの嫌だなあ」と思ってやめました。というびびりな私の対処法は、太ももを目一杯殴るくらいでした。

という心身ともにボロボロであることに無自覚なことが一番恐ろしかったです。
職場の先輩に話を聴いてもらい、「それは病院に行った方がいい」と言われ、やっと「心療内科」という道が見えました。

そして、心療内科へ行き、出た診断が先述の通り。薬も出してもらいました。
それで治れば苦労しなかったんですけれどね……。

第一次休職

仕事はさらに忙しくなりました。まあ元々世間で騒がれているくらいのブラック職種なので、しかたないですね、ははは(乾いた笑い)。

さらに、ある管轄を長年勤めていた方が異動になり、何も分からない私が副代表になりました。代表の方がサポートしてくれればよかったのですが、私に仕事を押しつけてばかり。私はなぜか休日返上で働くこともあり……。しかも感謝されないし。ぶー。

やっぱりミスで怒られることは変わずよくありました。パワハラ上司が消えたのでまだマシになりましたが……。先述の思いは強くなるばかり。トイレでうあーってなってることもありました。

コロナ禍もまだ収まらない。周りはやっぱりギスギスしている。

そんな私の体に限界が来たようです。はじめに「あれ?」と思っていた眠気(もはや意識障害かも)が悪化しました。
職場で寝る、というか気絶するようになりました。うたた寝というか、気がついたら1時間経ってた!みたいな。最悪の時は、大事なプレゼンの時間が来ていることに気づかず周りに起こされるという情けない場面もありました。

さすがにやばいなと思われ、上司に呼び出されました。
上司も理解がある方で、私を咎めずに「最近職場で寝ていることが多いけれどどうしたの?」と聴いてくださいました。そこで、心療内科に通っていること、どんな診断を受けたのか、洗いざらい話しました。
ここで理解を得られたのが救いでした。(上司1はさておき、上司2が余計なことを言って私の心理的負担がさらに増えることになったのですが……それはまた別の話)。

とりあえずは働き続けましたが、もっとひどいことが起きました。
朝起きられなくなったのです。
正確には、目は覚めるのですが体が動かないのです。
布団から出るために体が動いてくれない、布団から出ても頭が起きておらず白目状態、など……。
そんな状態でも踏ん張っていましたが、さすがに限界が来て朝休み始めてしまいました。
誰でもそうかも知れませんが、一度休み始めると、休むことに抵抗がなくなっていくんですよね。起きられないとどんどん休んじゃいました。

さすがに再び上司に呼び出されました。そこで持ち出されたのが休職という選択肢。
プライドが無駄に高い私は「休職なんて恥ずかしい!」「キャリアの汚点だ!」と思い、はじめは拒否しました。しかし、あまりにも症状が悪いので折れました。1ヶ月休むことにしました。

休んでいる間は元気なんです。デバフがないので。
しかし、復帰したらやっぱりダメでした。もう2ヶ月休みました。復帰しました。ダメでした……。
ということを繰り返した、そんな2021年前半でした。

薄々、「長期間休まないと意味ないんじゃない?」と思い始めました。上司にもそう言われました。
しかし、どうしても携わりたいプロジェクトがまだ終わっていなかったので、絶対に休みたくありませんでした。でも動かない体。
こんなことも起きました。朝、歩いていたら下の図のように転びました。

コンクリートに膝→後頭部と倒れる図

さすがにやばいなと思いました。
諦めて、半年休むことにしました。

休んでる間、何してたの?

第二次休職

ぶっちゃけ暇でした。ごめんなさい。
仕事が無いと元気なんですよ、本当に……。
暇すぎて何していたか覚えていないな……。覚えていることだけ書きます。

1.本を読む
前から読書は趣味でした。しかし、自分のメンタルを振り返ったときに、ふと「なぜ自分はこんなにもミスをするのだろう?」と思いました。そこで出会ったのが以下の本(企業案件じゃないです!!!)。

どちらも、失敗に関する本です。よくある日常の失敗から、航空事故などの大規模の失敗まで、なぜ人間はミスをするのか?を論理的に書いた本です。

こちらの本にはかなり救われました。ミスをするのは、自分が無能だからだと思っていたからです。
しかし、実は人間誰でもミスをするものであって、その防止策が身の回りに張り巡らされていることに気づいたのです。

2.カウンセリング
職業柄、カウンセラーさんと接する機会が多いです。その中で、「カウンセラーさんってすごい!!」「自分も話を聴いてもらったらよくなるかな?」などと考えるようになりました。
幸運にも、福利厚生でカウンセリングサービスがついていたので、近場のカウンセリングルームを頼ってみました。
どんなことを話したかを書くと長くなるので次回以降に回しますが、なんだか目が開いたような気分になりました。
今も通っていますが、認知療法というものをやっています。例えば、「自分はなんて無能なんだ」と思った場面は何か?その根拠は?他の人ならどう思うか?など、自分の思考を客観的に分析していくのです。最終的に、「その思考は正しいか?ゆがんでいないか?」と見つめ直すことができます。
まだまだ治療中ではありますが、昔に比べて自動的に自分を責めることは減ったかなと思います。

3.やりたいことをやる
休んでいる罪悪感はありつつも、とりあえず仕事とは関係ないことをたくさんしました。
ゲームをやったり、旅行に行ってみたり。初めての一人旅行にチャレンジもしてみました。
ここで気付いたことは、やはり職場にいるから心身の症状が出るのであって、プライベートでそのようなことはほとんど起きないということです。このことから、やはり職場にいるときにどうしたらいいのか、考え直さないといけないなあと思いました。


ここから第三次休暇編が始まります……が、長くなるのでいったんここで切ろうと思います。
自分でもびっくりするくらいの長文を書いてしまいました。
気が赴くままに書いているので、グダグダなところがあったらすみません。

次回は未定です。気が向いたら書きます。

言いたいことは2つ!
・おかしいな、と思ったらすぐに心療内科の予約を取ろう!基本1ヶ月先しか取れないぞ!!
・心療内科もカウンセリングも、知らなかった自分と向き合って対処法を考えられるぞ!君は無能なんかじゃない!!

ではまた。



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