「歴史=暗記」はもう終わり 歴史学習は判断力をつけること
私は歴史やその他の科目を学ぶを目的は、決断と選択をするための「材料」を得ることにあると考えています。
※今回は歴史カードゲームを作成している身として、歴史に注目して書いています。
気づいたタイミング
「歴史が今を生きるうえで重要な科目である」ということに気付いたのは、私が大学1年生になってからのことです。
つまり、自分自身で決めるべきことが急激に増えたタイミングということです。
大学生は良くも悪くも、自分で決めることが増えます。
バイト、サークル、趣味、交友関係などたくさんありますね。
その中でも特に、歴史や地理を勉強していてよかったと感じた体験を今回はお話しします。(多分、感じたことがある人も多いのではないかなと思います)
今からお話しする内容は、私が大学生になってミニ株(投資)を始めてから学んだことです。
体験談~お金の勉強と世界情勢~
私は、今後起こりゆる問題である年金問題や自身の資産運用などについて不安を覚え、大学生からお金について少し勉強をするようにしました。
結論から言うと、
投資をするのに、世界情勢を知ること、地理を知ることは必須です。
「中学の社会科なんてただの暗記でしょ?」
というのは大きな間違いです。
私は大学で経済学を学び、投資について勉強している友人と普段から話しているのですが、彼が常日頃から言っているのは、
投資は世界情勢と強い結びつきがあり、その判断材料となるのが地理や歴史だ!
ということです。
じゃあこれはどういうことか?
例えば、今回のウクライナ情勢や円安が続いている状況をとってみても、なぜ今回のような騒動が起こっているのかが分からなければ、投資をしようにも正確な判断は下せません。
円安になると輸出が強い!ということが分かっても、
日本はどんな商品が強くて、どんな商品が弱いのか?
各国との結びつきはどうなっているのか?
これが分からなければ、株の仕組み自体がわかっていたとしても意味がありません。
つまり、世の中の情勢を正確に読み取り、未来のことを考えるために、歴史や地理は勉強する必要があるのです。
え?そんなのネットやテレビに情報があるじゃない
「いやいや…あなたいつの時代だと思ってるんですか?今はインターネットがあるのだから何でも調べられるじゃない!」と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、その情報は果たして本当に正しい情報でしょうか?
情報に絶対はない
※まず初めに私は陰謀論者では全くありません。その事を念頭に置いて読んでください。
昨今、話題になっている、新型コロナウイルス、ワクチン、ウクライナ情勢…。
皆さんはスマートフォンやテレビから流れ込んでくる情報だけを見て完璧に判断することができましたか?
正直な話をすると、私は世に溢れている情報に飲まれそうになりました。
なぜなら、これらの問題についての情報をみていた時には少なからず不安が付きまとっていたからです。
不安というのはコロナの症状や、ワクチンの副反応、ウクライナ問題の行方などのことです。
皆さんもこれらのニュースをみているとき不安を感じられたことがあるのではないでしょうか?
インターネットには個人が自由に情報を載せることができます。
そのため、インターネット上の情報の不確実性については、度々議論が交わされてきました。
しかし、私はインターネットだけでなく、テレビ、新聞などから得る情報に対しても常に懐疑的になる必要があると思います。
恐怖、不安、不満は大きな力がある
恐怖や不安、不満は人々の判断を誤らせる力を持っています。
かつて、イタリアのムッソリーニやドイツのヒトラーが政界に進出した際には、国民は彼らの行動が正しいと信じ込んでいました。
今の私たちが俯瞰すれば当たり前のように悪いことでも、当事者達がそれに
気づくことはありませんでした。
それくらい恐怖、不安は情報に力を持たせます。当事者になると信じたくなってしまうというところなのでしょうか?
※当たり前や俯瞰視に関して書いている記事も書いています。下にリンクを貼っているので是非読んでみて下さい
情報の力は今もこれからも続いていく
今回のコロナ、ワクチン、ウクライナ情勢などの情報も個人、集団に様々な影響を与えています。
私が目にしたニュースでは、ウクライナ問題後のロシア人の方への誹謗中傷。ワクチン陰謀論。などがあります。
IT革命が現在進行形で起きている21世紀では、情報の重要性は今まで以上に上がります。
歴史や地理を勉強し、自分で情報を選別する力を得ることは必須なのです。
この能力がなければこれからの時代は生き抜くことが難しくなってくるのではないでしょうか?
まさに、歴史を学ぶことは判断するための材料を手に入れることなのです。
※私はこれからの時代は、情報に価値がつくと予想します。私が高校1年生の時は、IT(インフォメーションテクノロジー)革命が起きていると言われていました。私は当時どんどん進化していたロボティクスについて学んでいました。しかし最近、自分が思っていたよりも仮想空間(メタバース、ビットコインなど)で行われていることの進化のスピードが速いなと感じています。
理由としては、仮想空間にはエネルギーや物質的な課題が少ないところにあるのでしょうか?
どちらにせよ、それを踏まえたうえで情報に価値が大きくつくこと、それを制する者が重宝されることは間違いないと思います。
しかし直接歴史の重要性をを子供たちに伝えるのはほぼ不可能
ここまでの話を、小学生や中学生にしても5%も伝わらないと思います。(既に様々なことに挑戦している小中学生は別ですが)
歴史を学ぶ意義が伝わりづらいのは仕方のないことではないでしょうか
なぜなら、小学生、中学生の間には保護者がいるわけで、自分だけで判断や決断をすることが少ないからです。
私自身、実際に歴史の重要性について小学校、中学校、高校では教えられることは少なかったです。歴史というものは暗記が主軸であり、思考するものではないという認識が強まっていました。
そのため、歴史が実生活上で役に立つと思える機会は少なかったと思います。
しかし、歴史の学習がためになるものであると自分たちがわかっているなら、どうにかして子供たちに歴史を学ぶことの重要性を伝えたい…
だからこそ、まずは歴史がつまらなくなってしまわないようにしたい
子供達に口酸っぱく歴史を学ぶ意義を語り倒すことだけでは、歴史に興味を持ってもらうことはできません。
まずは楽しさで歴史に興味を持ってもらう。
ここからスタートするべきではないでしょうか?
歴史に楽しく、触れておくこと、初めて歴史に触れるときにつまらない!!となってしまわないようにすること。
これがまずは大切な一歩なのではないでしょうか?
読んで頂きありがとうございました!
以下…私たちの活動についてまとめてあります
歴史カードゲーム制作中
私たちHi!story(ハイストーリー)は、歴史に興味を持って思考する人が増える未来の実現に向けて行動しています。
その1つとして、歴史を題材にしたカードゲームを制作しています。
現在、カードゲーム(イラスト募集中)のプロトタイプが完成して、自分たちでルールなどを確認しています。
興味のある方がいらっしゃいましたら、是非お声かけください。
学生だけで頑張っているので、それだけでも本当に勇気づけられます。
下の記事に私たちの目標などが書かれています。
読んで頂けると、どのようなことを目指しているのかなどについて、理解していただけると思います。
よろしくお願いいたします。
「自分の選択肢を増やす≒当たり前から脱する」ということに関して、他の記事でも書いたので是非、読んでください!
現状の日本の歴史教育は暗記メイン・受験のための道具であり、本来学ぶ意義があるはずが蔑ろにされています。まずは歴史に触れ始める小学生が楽しめるような歴史カードゲームを通じて、私たちのビジョンである「歴史を楽しく主体的に」を実現しようと考えています。応援よろしくお願いします!