素直な人の成長スピードが速い理由（アドバイスする側の視点）
少し前に、「素直な人の成長スピードが速い理由」という発信をしたところ、多くの方から共感頂きました。
会社で、部下や同僚を見ていて、実感するという方もいらっしゃいましたし、
塾の講師をされている方からは、「成績の伸び」が「素直さ」に直結していることを強く感じているので、生徒に素直であることの大切さを説いているというコメントも頂きました。
「子どもの内に気づかせてあげられたら、大人になった時に役に立つかな」との考えから、自分で気づくためのきっかけを作っているとのことでした。
なんて良い先生なんでしょう。
結局、自分で気づくしかないのですが、チャンスがあるのは恵まれていることなので、先生の指導を受けることができる生徒たちのことが羨ましくなりました。
内容を簡単におさらいすると、こんな感じです。
素直な人は他人からのアドバイスを行動に移すため、試して、検証して、改善するというPDCAがサイクルが早く回る。
そのため、自分に合っているやり方を見つけるのが早く、目標に近づくスピードが速くなる。
聞きなれた言葉だし、知ってるよ！って感じですよね。
わかってはいるけど、なかなかできないものだし、年齢を重ねるとできなくなるなんて思っている方も多いのではないでしょうか？
でも、この言葉、逆で考えると、大きな気づきが生まれます。
素直でない人は他人からのアドバイスを（聞かない、聞いてはいるが納得しない、自分には合っていないと判断し）行動に移さないため、いつまでも考えがグルグル回って、何も試せない（試さない）。
そのため、いつまでも同じやり方を繰り返し、変化がないので、何も変わらない（うまくいって現状維持）。
どうですか？
凄く納得感ありませんか？
「行動に移していないので、変化していない」
これがポイントです。
さらに、視点を変えてみます。
＜アドバイスする側の視点＞
今のままでは人生が尻つぼみ、幸せな未来は待っていない。
もっと良い未来に向かって私は日々を改善していきたいんです！
そんな方の力になってあげたい。
自分が持っている知識や経験を交えて、あれこれとアドバイスする。
本当に良くなって欲しいと思うから、自分の経験だけでなく、いろんな事例も交えて。
その人に合ったやり方をあれこれ考えて、アクションを決める。
一か月後、「どうだった？」って聞いてみる。
「あまり良くなっていない」と浮かない返事。
何がダメだったのだろうと、次なる一手を考えようと質問してみると、行動していない。。
アドバイスを通りやっていないし、工夫の余地も見られない。
こんな人にアドバイスしたいと思いますか？
誰もしたくありませんよね。
話した時間、考えたこと、すべてを捨てられちゃったわけですから。
こういう人は二度とアドバイスを頂くことはできません。
する側が口を閉ざしますからね。
「誰かの役に立ちたい」という気持ちは、人間の性質として、基本的に備わっています。
自分のアドバイスが採用され、その結果、うまくいったと感謝と伝えられたら、ものすごく嬉しいし、もっと良くなってほしいと、さらなるアドバイスをしたくなります。
それが一人だけでなく、たくさんの人とも、良い関係を築いていたら、どうでしょう？
たくさんの良い情報が集まり、良くなっていく姿を応援してくれる仲間がいるということです。
良いことしかないですよね。
素直な人の成長スピードが速い理由を「アドバイスする側の視点」で考えてみました。
参考になれば幸いです。
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