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【名古屋市図書館・開館100周年記念】 「服部奨学生オススメの本100選」 図書寄贈プロジェクト 【有志企画イベント】

1923(大正12)年10月1日、鶴舞公園に市立名古屋図書館が開館し、今年で名古屋市図書館は開館100周年を迎えます。この節目に、服部国際奨学生有志による「服部奨学生オススメの本100選」と題した図書寄贈プロジェクトが始まりました!
まずは、9月24日に実施された、服部奨学生有志イベント班主催「ビブリオバトル」に合わせ、第一弾として15冊を寄贈いたします。今回はそのうちで10冊、服部奨学生オススメの本をご紹介します。


僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

著者:山中伸弥,羽生善治, 是枝裕和, 山極壽一, 永田和宏


ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥教授、将棋の永世七冠を達成した羽生善治先生、カンヌ映画祭を受賞した是枝裕和監督、霊長類研究の第一人者である京都大学の山極寿一総長という各界で大変活躍されている4人の青年時代のエピソードがまとめられた本です。講演の書き起こしであるため、読みやすい点もおすすめです。
私は理系で今年卒業論文を書いているのですが、実験や研究がうまくいかないことが多く、心が折れそうになった時にこの本を読み、救われました。大活躍されている偉人の方々にも下積み時代があり、それを踏ん張って乗り越えてきたからこそ、今に繋がっているのだなと思いました。

名古屋工業大学・学部4年

質問する,問い返す─主体的に学ぶということ

著者:名古谷 隆彦

この本は2017年に出版されており、問いや考えることは何かについて書かれた本です。岩波ジュニア新書ですが、大人がよんでも考えさせられるものになっており、先行きのみえない時代(VUCA)に自分自身の頭で一つの事象をどう考えるか、解決できない課題についてどのように考えるかを改めて読者に問いかけています。
5月の服部奨学生証書授与式での竹内氏のご公演、生成AIに関する教育的な議論も多く、この機会に寄贈図書として図書館を利用する方の目に留まればと思い、推薦しました。

静岡大学・修士2年

生物と無生物のあいだ

著者:福岡 伸一

これは私が高校時代に生物の先生から勧められて出会った本です。この本を読んで生物が大好きになりました。これは「生命とは何か」という、私たちの根本に迫るような問いを投げかけてきます。今や当たり前のように知られている遺伝子やDNAなど、分子生物学の歴史を築いてきた科学者たちのエピソードを交えながらとても美しい文章で書かれています。ダイナミックで繊細な生物の仕組みがわかり、生きていることの素晴らしさを実感できる一冊です。

三重大学・学部3年

傲慢と善良

著者: 辻村 深月

主人公・西沢架が帰宅すると、婚約者・坂庭真実がいないことに気付く。失踪の手がかりを探す中で、架は真実の過去や自身の感情と向き合っていく。婚活を通して、人間の傲慢さと男女の心の機微を描いた物語で、辻村深月さんの物事を表現する解像度の高さも光ります。
この本を読んだ後に問いかけてみてください。これまでの人生や判断は、傲慢だったと思いますか?善良だったと思いますか?ちなみに失恋した後に読むと、とても刺さります。

名古屋工業大学・学部4年

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

著者:アダム・グラント  監訳:楠木 建

誰かのために何かをしたいと思っていても、なかなか行動できなかったり、ついつい無意識的に利己的な行動をとってしまうこと、ありますよね。
この本では、「どうやったらギバー(与える人)になれるのか」「ギバーになるとどんな良いことがあるのか」「自己犠牲でバーンアウトしてしまうギバーと自己・他者の幸せを両立できるギバーの違いは何なのか」を知ることができます。

名古屋大学・博士前期課程2年

愛するよりも愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集

著者: 佐々木良

万葉集を現代の言葉で訳した本です。古典に苦手意識がある人もそうでない人もくすっと笑える本です。古語で書かれていると、なんだか難しそうなことも、現代の言葉で、実際は共感できるようなことが書かれていることがよくわかります。先入観を捨ててとにかく読んでほしいです。TVでも取り上げられています。おすすめです!

岐阜大学・学部4年

すぐやる人とやれない人の習慣

著者:塚本亮

何かものごとをやるときに、すぐに行動をおこせる人とそうでない人の違いを、両者を比較しながら書いた書籍です。僕はこの本を読んでなにか行動を起こすときは精神力でどうにかするものと思っていましたが、本書を通して、自分の回りにそれ以外やることがない状況を作ること、つまり気合いより環境をコントロールして自分を動かすという方法を学びました。このような自分を動かす術が、50もの項目から書かれています!

愛知県立大学・学部1年

苦しかった時の話をしようか

著者:森岡 毅

やりたいことがなかなか見つからない方や就活生にぜひ読んでほしい本です。この本は、就活を開始するにあたって企業でやりたいことが明確に決まっておらず、志望する職種や業界に迷っていた時に友達にすすめられて読み始めました。
本書を読めば、自分の強みをどう知るのか、自分には何が向いているのかなどの自己分析や、業界理解、社会での生き抜き方を筆者の経験を基に学ぶことができます。

名古屋市立大学・博士前期課程1年

i

著者:西 加奈子

養子として育った主人公のアイだが、ニュースでは毎日のように戦争の犠牲になった人や、不幸にあう人たちが報道されていて、その人達を自分と比較してしまい、何の障壁もなく育った自分に嫌気がさし、苦しんでしまう。
数学の虚数単位と同じ名前のi(アイ)。自分の存在について考えさせられる一冊であり、生きることについての力強い勇気を与えてくれました。

名古屋大学・学部3年

DIE WITH ZERO

著者:ビル・パーキンス 訳:児島 修


お金と人生について考えさせられる本です。お金に困った人生経験のある人ほど、稼いだお金はちゃんと貯金しなきゃという考えに支配されていることが多いように思います。もちろん貯金は悪いことではないのですが、この本は「DIE WITH ZERO=ゼロで死ね」を常に主張しており、少し行きすぎな主張だと感じる部分はありつつも、幸せな人生を送る上で間違いなく必要な考え方を提供してくれると思います。ぜひ一度読んで見てください。

奈良女子大学・博士前期課程2回生


今回取り上げた10冊のほかにも、今後複数回にわたって、服部奨学生のオススメ書籍を寄贈していきます。名古屋市図書館ご来館の際は、ぜひチェックしてみてくださいね。


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