さよならは再び誰かに巡り会うための遠い約束 〜 竹内まりや「シングル・アゲイン」

愛情、愛、、これらは人生に明るく、輝ける開かれた時間をもたらしてくれる。

しかし、この感情の真裏には全く真逆の感情が潜んでいて、それはふとした瞬間に愛情の隙間から顔を覗かせ、心を覆いつくしていく。

そして、負の感情に覆い尽くされたとき、もはや、最初の感情がなんだったのかが、分からなくなっている。

自分が感じた心の痛みを、かつて愛情を向けていた人にも同じように感じて欲しい。そんなことを望んでしまう。

この感情を相殺することができるようになるためには。最初の愛おしさという感情を懐かしさの中で感じられるようになるためには。

それは、、執着を手放したとき。真実の、本当のさよならをしたとき。

さよならは別れの言葉じゃなくて、再び誰かに巡り会うための遠い約束。

その経験が、、また一つ階段を登らせる。