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卒論・修論研究の攻略

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卒論・修論研究に挑もうとする学生さんにおすすめの記事をまとめていきます。諸先輩方がどう挑み、いかに悩み、どうやって乗り越え、何を学んだのかを知ることで、経験値を積んだような状態で… もっと読む
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#毎日note

卒論のスタートライン

なんとなく卒論を完成させた自分という希望の光に陰りが出てきて、じわじわと絶望感を感じ始めているあやです。 卒論って書いたことがなかったんですよ、当たり前だけど。 高校の友達やら、先生や、先輩が卒論って大変!って口をそろえて言うものだから、おぼろげにきっと大変なんだろうなとは思ってました。思ってはいなんです。 でも、何が大変なのかというのがわかっていなかったんです。私は卒論って長い文章を書くこと、たくさんの文献を読んで自分なりの主義主張を述べることが大変なんじゃないかと考

研究者のプレゼンって…変?

ゆーです。 仕事をしてると、多くの方がプレゼンをされるんじゃないでしょうか? ちなみに、“研究者でない方々”の中で、研究者のプレゼンをご覧になった方はいらっしゃいますか? 逆に、ボクはたまに経営者の方や、コンサルの方、営業の方のプレゼンを聞かせてもらうことがあります。 で、感じることとしては…。 スライド作りの文化が違う市販されている「スライドの作り方」のような本で勉強したこともあります。 以前、少しだけ記事にもしました。 これに関しては、ホントやってよかったと思いま

「じゃあどうする?」を考え続ける専門性を養う

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。 普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。 今日が384日目のnote投稿です。 今日は、いつも軸にしている考え方について。 先ほどまで、後輩学生からの依頼で、大学の卒業論文と修士論文計画の相談にのっていたので。そこで思っていたこと。 「じゃあどうする?」の選択肢をいくつ挙げられるのか、がその道の専門性を表しているかもしれないですよね、というお話。 ●「むずかしい」で止まらない これはいつも思っていることで

卒業論文は論理的思考回路を育てるのに大きく役立つ

大学生の大きな課題や悩みの一つとして卒業論文がある。大学生というと正直言って「単位と卒業の資格さえ取れればいい」という感じで適当に授業を受けて遊びまくるという人も少なくないと思う。本来は全て真面目にやるべきだろうが、あえて絞って言うとすると卒業論文だけは絶対にきっちりやった方が良いと思う。 世の中では様々なところで議論が行われている。日常会話はもちろん、何か問題が発生した時に解決策を見つけたり、勤めている会社の方針でも、自分の将来を相談するのでも議論というのは大事な役割を担

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発表スライドが燃えた今日は自分の研究室で卒論の発表練習がありました。正直見事と言えるくらい燃えました。全員の発表が終わったら即帰宅してスライドを整理していました。 人のスライドを見ていても「ああ上手くできているな」と言うふうに思う一方自分のスライドはいつも短調というよりシンプルになりがちな気がしています。 ある意味まとめるのが上手と言えるかもしれませんがシンプルに書き過ぎているがゆえに発表の場などでは言いたいことが伝わりにくくなっている気がします。 フィードバック自体色

大学で脳細胞が繋がった瞬間

就活の記事を書きましたが、じゃあお前はどんな学生生活だったんだ!ということも残しておきたくて、書き起こしました。 大学生活は人生で1番濃い時間でした。それも、アルバイトや学祭委員などではなく、勉強が何よりの喜びでした。 元々、新しいことを知るのは好きな方。数学と理科は苦手でしたが錬金術には興味があったし宇宙についての本を読むのも好きでした。(成績は死ぬほど悪かったです…) 大学で本当の意味で勉強が面白いと思ったのは2年生以降だったと思います。私は他の人よりかなり多く授業

21.12.25 まずは純粋に学問を楽しむこと

こんばんは、多部栄次です。 毎日日記やっていきましょう。 メリークリスマス。ですね。 毎年恒例のクリボッチを極めていますが、ここまでいくと普通の休日とそう変わりないですね。精神的にも元気ないので家で大人しくしていました。でもケーキとチキンは食べたくなります。 猛吹雪で外が真っ白になっている夜でしたが、出かけて肉やピザといろいろ大好きなものを買ってきました。そんで長いこと開けてなかったシャルドネを開けて飲んでいます。でもやっぱり水がおいしいですね。まだまだ子ども舌です。

卒論提出完了!

ついに卒論の提出完了しました! 物凄くしんどいですが期間ごとに少し振り返ってみたいと思います。 要旨提出前の本論正直ここで頑張ったのが物凄く大きかったです。 学校や研究室によると思うのですが卒論というのは要旨と本論に分かれていて本論を書いて要旨の締め切りが近くなったら要旨を記述最後に本論仕上げというふうに進んでいきます。 ここでいかに本論を進めることができるかが今後の全ての工程で影響します。 自分は一応一通り書けていました。 要旨記述ここは思ったより時間がかかっても

明日は卒論発表会

明日は卒論発表会です。 パワポはできているのですが、喋る内容が定まっていません。 というか、セリフ全部決めて読み上げるのが好きじゃないです。 制限時間に収めることはできますが、棒読みちゃんになっちゃう。 要点を頭に入れて、スライドを確認したり、ポインターでピカピカさせながら、その場のノリで発表するのが好きなんですが、そうすると多く喋ってしまいます。 ゼミでの練習でも制限時間に間に合わなかった。 先生には「セリフ覚えれば間に合う」と言いましたが、セリフを決めすぎるのが好きじ

僕の研究室はワクワクで溢れた場所

さっきまで歴代の先輩方が書いてきた卒論や修論を読んでいて、研究内容が頭をグルグル回っているので今日は研究のことについて書こうと思います。 研究のことと言っても、難しい知識の話ではなくて今僕が目指しているものの話です。 僕は有機合成という分野の研究室に所属しています。 簡単に言うと、いくつかの反応を組み合わせることで目的の有機化合物を合成するという分野です。(名前のままですね笑) 例えば… この図は僕が受験した大学院の問題を参考にして書いてみたものです。 出発物質はアラ

「ライティングの哲学」から読み取る書き方の作法_20210816

「ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論」を読むと、「書き方の仕組み」など簡単に作れないのだ!、ということが分かります。 千葉雅也さん、山内朋樹さん、読書猿さん、瀬下翔太さんの4人が、「書くこと」について座談会を行い、各々が「座談会を経てからの書き方の変化」というお題で記事も書いています。 座談会の主題は「書くこと」「考えること」ですが、一番皆が盛り上がっているのが、執筆に使うツールや、その利用方法の話。「なんでこの人達、ツールを駆使する必要があるくらいにコンテン

当時は死ぬほど嫌だった経験が、今、役に立っている話。

あれは大学4年生の春。4月ごろの話。 多くの大学生にとって、就職活動もぼちぼち決まり、 3年生で殆どの単位を取った学生にとっては 社会人になる前最後の青春を謳歌する時期です。 ある友人は海外旅行に行ったり、 ある友人は最後とばかりにアルバイトで連勤術師になっていたり はたまた、ただただまったり、自由に過ごす友人がいたり。 私はそんなみんなをうらやましーーーく見ておりました。 その理由は、卒論です。 私は文系だったので、理系の方からすれば 実験とかやってない分、楽でし

論文を資料にまとめる手順を書いてみる

最近論文を読んで資料にまとめることによって卒論に備えるというようなことを研究室で行っています。資料自体は作ったものは今まで4つなのですが途中まで作ったものがあったりします。論文自体も読んだが資料は作らなかったといったものも多く数多くの論文を読んできました。 そこで今回は資料を作る時にどのような手順を踏んでいるかを紹介したいと思います。 前提として自分以外の人が書いた論文を資料にまとめる時です。自分の論文をまとめるのであれば書いたのも自分ですししっかり理解しているので手順は

卒論の執筆は計画的に

大学4年生。 卒論に取り組む日々。 と言いたいところだが、これまで卒論は二の次になってしまっていた。 というのも字数を少し甘く見ていたからだ。 私の所属するゼミでは卒論は最低で約2万字。夏までに一旦約1万字で提出しなければならない。 夏までに1万字か。 いつもnoteで書いている記事は内容にもよるが大抵800字前後。多くて1500字。 400〜600字程度のものもあるけれど。 そう考えると、毎日コツコツ数百字書いていれば1万字なんてすぐだな、と考えていたのだ。 だ