ロードバイクの旅はやめられない #新潟十日町編
はじめに
大地の芸術祭をご存知でしょうか?新潟県十日町市エリアで3年に一度開催されている芸術祭です。https://www.echigo-tsumari.jp/
2018年の夏、いつものメンバーで新潟を山々を走り回った時のお話です。
記事の最後に旅の最中にフィルムで撮った写真を付けておきます。(100円)見ていただけると幸いです笑
観賞した作品を全て挙げるとキリがないので、特に印象に残っている物を紹介します。常設展かどうかわからないので、来年の開催(そもそもこの状況で開催されるのか?)の時に同じものが見れるとは限りません。悪しからず。
十日町・松之山・松代エリア
まずはこちら、キナーレです。この芸術祭における拠点となる施設の一つです。中央に水が張られており、その水に建物が反射して写っている、、、と思いきや床に反射して見えるキナーレの絵が描かれているんです笑
美術館自体は2時間かからない程度で充分満足できる内容でした。温泉施設が隣接しているので、一日の締めにここで汗を流すと言うのもおすすめです。我々も二日目の晩はこの温泉でさっぱりしました。
この十日町エリアは基本的に山です。市街地も比較的平坦に感じてましたが、普通に思い返すと坂ばかりでした。。。道も割と荒れているところがあるので要注意です。そんな山道をえっちらおっちら走っていると山中に突如現れる上のリンクの作品。廃校をまるまる使って作品にしてしまっています。贅沢ですね、、、
この作品の作家クリスチャンボルタンスキーの展示は去年2019年に新国立美術館で開催されていたこともありご存知の方も多いかもしれません。音と光を使ってその空間にいることでしか鑑賞できない作品となっていますので、こちらも是非行ってみてください。
この施設も拠点となる施設の一つです。特に面白かったのはまさかのトイレです。入って用を足した後、一瞬出れなくなりました。あんな仕掛けがあるなんて、、、笑
これはネタバレすると面白くないので伏せておきます。
初日の晩の奇跡
この農舞台を訪れた時点ですでに日は沈み、あたりは暗くなり始めていました。僕はその日、野宿する気満々でした。夏で気温もそれなりにあったので、柔らかい土か砂利があれば充分寝れることはわかっていましたし、野宿用の装備もありました。一緒に来ていた1人は賛成してくれていました。しかしもう1人の同行人Sはやたらと宿を探したがりました。
「いや、おれは寝床、見つけるからな」
Sはそう言って譲らないので皆んなで宿を探し続けます。しかしどこも満室。あてもなくフラフラしていると一件の家から光と何やら楽しげな話し声が。中では何人かが晩酌をしていました。ちょっとした居酒屋のような店らしいと、休憩がてら入ることにしました。
店が狭かったこともあり、すぐにそこにいた人たちとの会話は弾みました。
「兄ちゃんら、今日はどこに泊まるの?」
「それがまだ見つけれてなくて笑」
「なら、君らみたいな流れ者拾ってくれる宿あるから電話して聞いたげるわ」
なんと優しい世界なんでしょう。多少警戒はしましたが、民宿のような形で空き部屋に泊まらせてくれるおばあちゃんらしくありがたく泊まらせていただくことにしました。
次の日の朝、天気予報は外れ見事に雨が降っていました。野宿していたらどうなっていたことか、、、
そしてこのSの勘の良さと言うか強運には毎度ながら脱帽させられます。
あと、泊めてくださったおばあちゃんと、紹介してくださったお姉さんには感謝しかありません。
清津峡とその周辺へ
たくさんの失われた窓のために。これ以外は何もありません、本当にポツンとこの作品があるだけです。しかし風に揺れるカーテンとその向こうに広がる景色に引き込まれ、長い時間それに魅せられてしまいました。次に紹介する清津峡渓谷に行く途中にあるので、立ち寄りポイントとしておすすめです。
清津峡の有名な作品です。ここまでの登りは割ときついので体力と補給に注意しましょう。繁忙期は数キロ手前から大渋滞するので、車にも要注意です。いきなりこの作品が現れるわけではなく、長いトンネルを歩きながら途中にあある展望台や作品を鑑賞しつつ、最後にここに行き着くことになります。真夏でしたがトンネル内の気温は低く、少しひんやりしていました。もう少し寒い時期には上着があった方がいいかもしれません。
おわりに
他にも紹介したい素敵なスポットはたくさんありますが、特に面白かったところを紹介させていただきました。状況がどうなっているかは分かりませんが、来年2021年に開催されれば是非新潟に足を運んでみてください。
この先は旅の最中にフィルムで撮った写真です。
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