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人生100年時代ならどこに”重心”を取ればいいのだろうか?

右肩上がりの成功を目指す人生
自分らしく時を重ねる充実した人生

両方を叶えたいとなると、時間の使い方にポイントがあるようです。

予防医学研究者の石川善樹さんの著書『フルライフ』を読みました。

「ハードな仕事」と「長い人生の重心」はどこにあるかを、ご自身もまだ暗中模索しながら、ここまでの気づきを書いていらっしゃる・・。
そのような印象の本です。

働き盛りの私たちは、日々「ToDoリスト」の作成と実行を繰り返しながら、心の深い部分では「自分らしい在り方で生きていく」ことを望んでいます。

欲張りにも両方を得るためには、時間戦術が必要と。
この本の中では、時間の中身を2つに分けて考えています。

「Well-Doing(する時間)」
「Well-Being(いる時間)」

時間戦略とはこの2つの重心のバランス。
人生のタイムライン上でこのバランスを上手く取っていくことで、両方が充実した「フルライフ」になるのでしょう。
(^^♪


【仕事において成功に向かう3つのフェーズ】


第1期: ハードワーク期
ロングワークというわけではなく、質の高い仕事を積み上げる時期

第2期:ブランディング期
周りから信頼を集め仕事の幅を広げながら自分というブランドを固める時期

第3期:アチーブメント期
成長曲線が垂直に近い軌道を描きます。自分の仕事を社会に還元することのできる時期

少し前の時代では、平均寿命などから推測すると「ハードワーク期」が人生のほとんどを占めでおり、一部の人だけがブランディングからアチーブメントまでを経験できたのではないかと思います。

ここ数年で会社員の定年は60歳から65歳を経て、70歳にまで延長される勢いです。
誰からも指示されることはないと思うので、自分自身でブランディング期とアチーブメント期を設定する必要がありそうです。
そうすることで次のフェーズの準備が見えてくるように思えます。
(*´ω`*)



【人生100年時代のタイムラインを春夏秋冬に例えると】

・学ぶ春・・・25歳まで
・働く夏・・・25~50歳まで
実りの秋・・50~75歳まで
・休む冬・・・75歳以降

単純な4分割とはいえ「秋の入り口」を歩いている私のような人間にとってはこれからも期待ができそうで嬉しく感じる表現です。
(;^ω^)

私の祖母の世代の人には「実りの秋」の時間が少なかったでしょう。
私の母の世代からは、仕事の定年後に「第二の人生」を始めて長く携わることができているようです。

春にどんな種をまき、
夏に水やりや草刈りのお世話をし、
秋にどんな実を収穫するのか、
冬に包まる毛布は心地よいものを準備できるか。

定義として4分割しても、すべては連なっているのですね。
(^-^)


私は夏の季節にどれだけ汗水たらして働いていたかな!?
(´;ω;`)
暑くて休憩している時間も結構あったような気がして、自信満々にはなりませんが、これまでの収穫をする時期なのですね。

美味しい実が収穫できたら、周りの人にも配れるフェーズを目指したいと思います。
(*´ω`*)


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