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おとなの学び直しは『新人』を再体験するチャンスだと思う

現在私は、企業向けに教育育成コンサルタントをしています。

先日、営業マネージャーを担当されている部長さんと、現状の課題を共有する機会がありました。

「なかなか、新人が育たない」
「教えても理解できないようで、生産性が向上しない」

などのお悩みがいろいろ出てきました。

一通り、今後の方向性などを共有したあと、部長さんのプライベートの近況を雑談で聞いてみました。

2年ほど前からゴルフを始めているが、なかなかスコアが伸びなくて、最近個人レッスンを受け始めたとのことでした。

「いや〜、毎回怒られてばかりだよ(笑)。
何度も同じことを指摘されてばかりでね、まだまだなんだよね。
でもね、アイアンの飛距離が30ヤードも伸びたんだよ!
すごいでしょ!」

なんて、楽しそうにお話をされました。

つい先程までは、会社の新人さんへの「教えてもすぐに改善できない愚痴」が溢れていましたが、部長さんもゴルフでは新人に戻ってるんですね(^-^)。


私も昨年から、全く未知の分野であった、プログラミングを学び始めています。

なにがわからないのかすらわからない状況に、あえて身を置いてみる経験

会社に入社したばかりの新人さんはこんな状況で右往左往しながら学んでいるんでしょうね。

管理職になると、仕事などのルーティンに慣れてしまい、つい周りの見方や理解の仕方が狭くなってしまう気がします。

新しいことを学ぶ忍耐
自分でやろうと決めたのに辛くなってしまうことの克服

おとなの学び直しは、次のステップへのスキル取得だけではなく、もう一度自分を「新人」にしてみることで、視野を広げることになる良い機会なのではないかと思います。

そして、五里霧中の状況から、新しい発見や自分の成長を実感する、できなかったことができるわかる楽しさを味わう、そんな効用もあります。

部長さんも私も、もう一度「新人」を再体験して楽しんでいる共通点があることがわかり、ひとときの楽しい雑談となりました。


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