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【宮古島リゾバ】大人気の離島で生活して感じたこと

約1ヶ月ほど宮古島でリゾートバイト(リゾバ)をしてきました。
宮古島リゾバを決めた経緯はこの記事に書いてます!

今回は宮古島に住んでみて見えてきたもの感じたことを列挙していきたいと思います。私はこう思ったという話なので頭の右下に『※個人の感想です』と注釈をイメージしながら読んでください。

時の流れがゆっくり

時間のゆったりした場所に行きたいな〜と思って行ったのですが本当にそうでした。良くも悪くも時間というものに対してゆったりでありルーズです。

みんなゆるやかに生活し島全体の雰囲気がとろ〜んとしてて、時間の区切りという概念が薄いです。曜日感覚がなくなります。
時計を見ながらセカセカ急いだり慌てて電車に駆け込むような時間に追われてる人がいない。(そもそも宮古に電車がないんだけど。)
お店とかも営業時間とかもまちまちだったり。

そして島の外の時の流れや起こっていることがほぼ関わってこないです。もちろんテレビではニュースが流れるし情報は入ってくるんですけど誰も話題にしません。

時の流れに伴って精神面の成熟スピードもゆっくりなのかもと思いました。なんか中高生みたいな人が多いなと感じたんです。

「昨日ショット飲みまくってマジやばかった〜」
「あいつに言い寄られて断ったらデタラメ話ばら撒かれた」

みたいな、それ大学生や中高生の間にひとしきりやったぞ?という内容の話が多くて学生時代の感覚を久しぶりに味わいました。

現実というものを東京や仕事の日々だと仮定するならば、宮古島は現実を忘れられるまさにリゾート地なんだと思います。

地元住民と移住者で見ている景色が違う

宮古島出身者(地元民)や何十年も宮古島に住んでる人と最近の移住者の間に乖離が起きてると感じました。
みんな宮古島を選んで住んでるわけだから宮古島が好きなんです。
その好きという気持ちは一緒でも過去に見てきた守りたい宮古島、どんな宮古島でありたいかといった見ている景色がそれぞれ全然違っています。

地元民や何十年も住んでる人は移住者やビジネスで入ってくる人が爆発的に増え、ここ数年で宮古島は全く変わってしまったと言います。私は今まで見た中で一番綺麗な海だと思ったけど、海の水は昔よりかなり濁ったといっていました。この人たちが望む宮古島は移住者が増える前の姿。

一方で移住者やビジネスをやっていきたい人たちは宮古島に魅力を感じてるからこそ、もっと盛り上げたり変えていきたいと思っています。
この人たちが望む宮古島はこれまでとは違う動きのある姿。

宮古島が好きという同じ気持ちから真逆を行く2グループが小さな島に一緒にいるという状況が起きていました。

さらに生粋の宮古の方が経営するお店では移住者お断りの店があったり、逆に移住者は移住者同士で集まることが多く両者の関わりが少ない。
どんどん乖離が広がっているようで切なくて、両者が対話する機会が増えたらいいのに…と思ってしまいました。部外者の独り言です。

娯楽が海か飲みしかない

本当に海で遊ぶかお酒を飲んで遊ぶかしかすることがないです。

その分この二つに特化してるので本当に海遊び・飲み遊びが好きな人にとっては最高の環境です。美しい海とマリンアクティビティのサービスや詳しい人がたくさんいるし、居酒屋やバーもたっくさんあって飲みべの高い人が多くお酒を飲む雰囲気が出来上がっています。

でもそうじゃない人は結構すぐ飽きると思います。
5時間あれば車で宮古島全体を十分網羅できちゃうので、観光で行くのをお勧めします。

伊良部島周辺でシュノーケリング

本州とは全く別の国

まず日差しの強さがレベル違い。
日焼け止めとかUV対策せずに外に出たら30分もしないうちに真っ赤になって皮が剥けます。日中は立ってるのも辛いくらいの日差しなので、外には人がほとんどいませんでした。(4月です)

湿度もめちゃくちゃ高いです。
家では基本365日除湿をつけるのですがそれでもカビが生えます。図書館にカビ対策の本コーナーが設けられてるほど宮古島では重要なことです。

あと結構天気が不安定でコロコロ変わります。
さっきまでピーカンに晴れてたのに急にゴロゴロと雷鳴り出してスコールみたいなことがよく起こります。天気予報がアテにならないし風の強さもレベチなので洗濯物が外に干せません。

私はこの宮古島の気候やそれに伴う住環境が身体に合わず、これまでなかったアレルギーを発症しました。私以外にもリゾバ来てる子たちで体調を崩したりこれまでなったこともない症状が起きてる子がいました。
稀に宮古島にいる方が体調が良いと言う人もいるけど、体感8割の人は身体が合わなくて何かしらの病院にかかってます。
逆に宮古島出身の人が関東に引っ越した途端に喘息発症して、宮古島に戻ったら治ったっていう話も聞きました。

これまで関西・関東に住んできて一度も発症しなかったものが出てきたくらいなので、もう全く別の国ってくらいの認識でいいと思いました。

なので私は住めません。

とにかくフルーツが美味しい

宮古島でかなり印象に残っているのがフルーツ、特に南国フルーツの美味しさです。

私はフルーツが苦手で全く食べれないんですけど、宮古島で食べたアサイーボウルがめっちゃくちゃ美味しくて感動しました。嫌いなマンゴーやキウイもバクバク食べました。

気候が違うとこんだけ味も変わるのかと思いました。

水が汚い

は??って思ったかもしれませんが、これは生活用水の話です。
水道から出る水の質がめっちゃ悪いんです。

これは本当にビックリしたんですけど、宮古島は珊瑚礁でできてる島なので水道水に石灰が混じっているんです。浄水するんだけどサラサラの粉なので全然取り除けていません。

だからまず飲めません。
そもそも沖縄は本島も含めて水道水は硬水ですが、私は硬水も飲めます。
でも宮古島の水道水は軟水か硬水かとかいう問題ではなく、飲み込む時になんか異物を飲み込もうとしてる感じでつっかえるんです。

シャワーから出る水も全部それなので自分でも可哀想なくらい肌が荒れたし、髪や爪はキッシキシになりました。私含めみんな口を揃えてヘアカラーが秒で落ちるっていうのも言ってます。

こんな感じで生活用水はキツイなって思いました。
宮古島に長く住んでる人が内地から離れるほど(宮古よりも石垣とか)海の水は綺麗になるけど生活用水は汚くなるから生活しづらいと言っていました。

水道水を沸かすと石灰で鍋が真っ白

小さくて狭い

宮古島は思っていた以上に小さくて狭いです。
車で4時間で島を一周できてしまうし、先ほども書いたようにだいたいの観光スポットは回っても半日で十分なくらい。

そして物理的にだけでなくコミュニティ的にも狭いです。
出歩いてどこかのお店に行けば必ずと言っていいほど知り合いを見かけるし、3ヶ月もいればみんなほぼ知り合いだって言ってました。

周りにはほぼ存在を知られているし、誰がいつどこにいたとか噂話がすぐ回るので、長く住んでいる人ほどそういうのに気を遣って過ごしています。世の中の情勢は気にせずゆったり過ごすけど、真横にいる人の顔色をすごく伺ってる感じでした。わかりやすい村社会。

別に気を使って過ごさないといけないわけではないけど、そうした方が宮古島で上手いことやっていけるのは事実だし、本人の意思は置いていて周りからそれをダイレクトに推奨されます。そこらへんがやっぱ狭くて窮屈でした。

これに関連して考えたことがあるのですが、かなり長くなるので別のnoteで。

以上が私が宮古島に行って過ごして見たものです。結構たくさんありますが、その分いろいろと考えるきっかけになって私は面白かったです。

私なりに総括すると住む場所ではない!

宮古島ありがとう♡またいつか観光客として行きます!

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