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お手本のようなパワハラに遭った話【序】

2022年度に切り替わった頃、私(ひるべえ)が前任者から引継ぎを受けた案件がきっかけとなって、社内の他部門の部長から約3か月間、いわれのない暴言を吐かれ続けるというパワハラに遭いました。私の前任者は、このパワハラ部長のお気に入りだったのですが、前任者もまたパワハラ的発言に長い間、傷つけられていて、もっと早く交代させてもらいたかったと泣きながら嘆いていました。

この部長のパワハラ的な発言内容は、下記のようなものです。すべてリモート会議でしたが時折、怒声をあげたり早口で捲し立ててくるので、胃を強くつかまれるような感じがしたり、頭の中が真っ白になって、とても怖かったです。

  • (顧客からクレームも要望も無いのに)あんたらは仕事が何もできてない!と怒り出すところから始まる。

  • 自分のメールには電話番号が書いてあるのに、必要な時に連絡してこないなんて新入社員以下だ(他部門なので元々、連絡する必要はそんなに無いのに)。

  • こんな簡単な仕事もできないお前たちなのに、顧客から金をもらっていて恥ずかしくないのか!

  • そっちの部門の品質がグダグダなのも納得だよ。今後、どのように責任を取るつもりなの?

  • 他部署の俺が質問しても何も答えられないってことは、お前たちは何も考えてないってことだね。低レベルだね。

1時間程度の社内会議がある度、その大半の時間で、こんな暴言を浴びせられ続けた結果、2022年8月上旬に軽いうつ病のような症状が出てきたので、引き継いだばかりの案件ではありましたが、早期に交代させてもらい少しの間、休暇を取ることになりました。この辺は上場企業であって良かったと思います。

これは噂話なのですが、その部長は以前から何か気に入らないことがあると、こんな問題行動を起こす人物だったようですが、セールストークが群を抜いて上手いため、誰も咎めることができないらしいです。

このパワハラの目的としては、仕事ができないとか、お前らの責任だよという話にしておいて、私たちが彼の思い通りに動くよう仕向けてくることです。言うことは毎回、コロコロと変わりますが内容的には大体同じで「俺の言う事に従え」でした。

このパワハラが、私の業務に与えた影響

年平均で社員の約1割が転職するという会社で、勤続10年以上の私は超ベテランの部類に入り、業務実績は他のメンバーと比較すると段違いに多く、顧客からの評価もまあまあのはずです。これまでも常に、高くもなく低くもない丁度いいサービス品質を心掛けていましたし、顧客や私の部署からは、バランス良いタイプと評価されていたと思います。

これらの実績のことをパワハラ部長は知らないと思いますが、彼の言動のせいで、私が長年、培ってきた私の品質基準が崩されてしまったのは確かです。

私に信頼を寄せてくれている別顧客に対しても、今はこの成果物で問題ないのかな?と迷ってしまって、自信を持って納品できなくなってしまいました。他にも、後輩への指導やアドバイスにも揺らぎが出てしまい、その対応量が減少したように思います。

このパワハラは、私が業務するということに対して、まともに業務をできなくした影響を与えました。自信を失い価値観が変わってしまいましたし、この案件から外れたので私のキャリアが大きく傷つけられました。昇進もほぼ無くなったでしょう(元々、希望も見込みも無かったので問題ないのですが、この件で決定打を出されたとしたら納得はいかないです)。

今回もこのような損害があり、彼のパワハラは何度も繰り返されているようなので、これを見過ごしてきた会社の上層部への信頼も無くなっています。私たちの働きが、この部長の給料の一部となって払われていることすら許せないので、長年勤めた会社ですが、一日も早く退職したいと思うようになっています。

軽いうつ病を自覚した約1か月間は、ゲームができなくなりました。頭に白いモヤがかかったようになるので、激しく画面が切り替わるゲームは負荷が高くて無理でした。アニメ鑑賞もきつかったですね。漫画は何とか読めましたが、セリフが多めな作品は辛かったです。

今では、ありがたいことに体調はほとんど回復していますし、私の仕事のパフォーマンスが落ちたことやメンバーに迷惑をかけたことは、上場企業である会社にとって大した問題ではありません。パワハラ被害としては、私の一時的な健康被害程度とキャリアへの棄損だけだったので、かなり軽微に収まったと言えるでしょう。

私は彼に罪を償わせたいし、パワハラを再発させたくない

結果的に軽微になったとはいえ被害が出ているのと、この部長の言動は、会社のコンプライアンス基準に反する、明らかなパワハラ行動だと確信していますし、今後の後輩たちにも影響しますから、会社のハラスメント相談窓口に連絡することにしました。その話はまた次回、ご説明します。

そして、3回目にはパワハラする上司とどう向き合えば良いのかを示した「パワハラ上司のトリセツ(仮)」を考えてみたので発表する予定です。

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