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詩のセミナー

僕が言うこと鵜呑みにしないてくれ

この人は大した山師だと思った 

詩について悩むことが大事という
誰にも突っ込みどころを与えない 
テクニシャン

詩を書くことが幸せを呼ぶなんて
誰が言った?
ついていけない、あっ、
そう思われたな

論法はさすが さ

大事なのは 人から何か言われて 
自分で考えること だって
自分の居場所を見つけることが大事

ときた
詩を書いて暮らしていくことはできない
らしい
そうか?

どうでもいい話
観客に合わせて

バカにしてる
どこをみて話してる?

谷川俊太郎と 伊藤比呂美の名前が 
何回か出てくる

詩の根本とは何か 
自分の居場所を見つけ 
コツコツと書いていく
よそ見をせずに

一つの自己啓発だ
上手宰は荒川洋治を拒絶した
伝説

崇高さと、
身近さと
あとは何?

本当は言いたい
他者の痛みを

あったかい詩 なんて
どこにでもある 

概念の視覚化 
省略せずに書く
ああ 僕は このまま永遠に

いじけてひねくれた
男は賛同できない
耐えられない

彼の教室も
ありふれた家族の詩も
破壊してしまえ

このようにして
家族を捨てた僕にとって
詩のセミナーは
苦しい儒教だった

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