ほんとの「猫背」

みなさんオリンピックはご覧になってますでしょうか?

ぼくはスポーツはあまりやりませんが、アスリートが自分の全てを賭けて試合に臨む姿は本当に美しいですね。

柔道の阿部詩選手の試合後の号泣がネットで物議を醸していますが、ぼくは美しい涙だったと思っています。

それにしてもあーーーっついですねーー!

今みたいに30℃を越えるような日が毎日続くと、身体も心ものぼせてしまいそうです。

ここ最近のクレイジーな程の暑さの中でも元気に過ごしたいですよね。

夏バテをすると食欲がなくなって食べられなくなったり、逆に1日中クーラーの効いた部屋にいるのに、食欲だけは人一倍あって困る、なんて方も。

最近も時間さえあればずーっとオリンピックを見ているものだから、身体がソファと同化しているような方もいらっしゃるかもしれませんので、ここらでぜひ身体をソファからはがして、心身が良くなることをやっていただけたらと思います。

ではなにをやったらいいのかと言うと、

背骨を動かせるようになっていただきたいと思います。

というのは、背骨は内臓も含めて全身のを動かすための神経が脳と繋がっているところなので、いくら手脚を鍛えたところで、背骨がガチガチのままでは、身体の機能はあまり向上しないからです。

例えば、お腹の具合が悪くなりやすい方は仙骨や腰椎に問題があり、多くの場合内臓が下がっています。

手首や肘が痛いような方は頚椎に問題があります。

40肩などは胸椎が硬いことが根本ですし、膝が痛い方などはこれも回り回って腰椎の問題になります。

これらがさらに細分化して、膝の痛みは腰椎3番、踵の痛みは仙骨1番、さらに背骨が下がって神経を圧迫しているのか、横にずれているのか、ねじれているのかで、症状も変わっていきます。

ですので、多くの方が感じている日常の不調や不快感、「未病」と言われたりもしますが、全て根本は高い確率で背骨のどこかにある場合が多いのです。

高齢になってくると身長が縮みますが、これも背骨の間にある椎間板が擦り減り、ひどくなると、ぼくの父がそうなのですが、体重が重いので、体幹の重みで背骨を圧迫骨折するようなこともあります。

さらにその原因は背骨周辺のインナーマッスルが衰えて背骨を支えられなくなるなどが原因になります。

よく頭が前に出て背中が丸くなっている姿勢を「猫背」と言いますが、ぼくはこれは猫に失礼じゃないかと思うんですね。

猫は背中を丸めることもできますが、大きく反らせることもできるし、側屈も回旋(ねじり)もできてどんな方向にも難なく動かすことができます。

腰痛で湿布を貼ってる猫や、ストレートネックで肩こりがひどい猫なんて聞いたことがないですよね。

見た目にしても、ジブリの映画に出てくるような丸々太った猫も可愛いですが、やっぱり彼ら(彼女ら)は基本はしなやかでスリムです。

ですのでぼくたち人間も、背骨が柔軟でかつ強ければ、自然と内臓機能や血流も良くなるので、食事制限にあまりストイックにならずともスリムな体型を維持することができます。

白米やパンを我慢するのもいいですが、背骨を動かした方がストレスなく痩せることができます。

痩せるだけではなく、背骨の動きが良くなると、深部体温が上がり、平熱も上がります。

冷え症も改善されますし、免疫力も上がります。

背骨の動きを良くしていくことで心身の機能を継続的に向上させていけるので、ふるさと納税ぐらいやって損はないのです。

目標は、トラ、チーター、ヒョウなどの柔らかくしなやかでそして美しい背骨です。

そしてみんな猫科の動物です。

これからは猫みたいにどんな方向にでも自由に動かせる「本当の猫背」を目指していきましょう!


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