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反面教師から学ぶ「バズるかもしれない」noteの書き方

反面教師って誰かって、そりゃ私です。
「バズらなさ」には定評があります。この投稿がバズることも、絶対にない。安定感抜群。
まぁ、記念エントリーなので、サクッと書いちゃいます。

累計50万ビュー!

タイトル画像のように、9日にnoteの累計ビューが50万を超えた。
おめでとう、俺。
比べるものでもなかろうが、『おカネの教室』が5万部なので、その10倍。すごいなー。
8500回も誰かが「スキ」を押してくれている。
うれしいなー。
2018年6月のnoteデビューからアバウト2年。月平均、約2万。
265投稿で1投稿平均は1900ぐらい、某炎上案件を除くと1500ぐらい。

皆様、いつもご愛読ありがとうございます。

バズらない高井さん

さて、タイトルの問題提起に戻りましょう。
某炎上案件を除けば、高井さんの投稿はバズったことがない。
ビューの上位はこんな感じだ。

おなじみの「ヒルビリー」が2万7000ぐらい。名刺がわりですね。

我ながらお気に入りのこれが2万5000ぐらい。

我ながら謎なのがこれの2万2000。いや、面白いと思うよ、自分では(笑)
なんか知らんけど、テレビでも取り上げられたし。

ま、いいようにつまみ食いされただけですが。
でも、これ、「スキ」は50も行っていないんですよ。
どうもnoteのリコメンドで、「次はこれ読んどく?」って出ちゃうみたい。
バグに近いよな、これ。

この3本に某親馬鹿投稿までが5桁で、あとはこの辺りが5000~6000ぐらい。

残りの投稿はみーんな、5000以下。
しかも、ビュー上位の2万超えの投稿も「プチバズり」ですらなくて、毎月数字が積みあがってここまで来ている感じなんですね。
他の3000~4000ぐらいの投稿もそんな感じ。
よく言えば、じわじわ読まれるロングセラータイプ。『おカネの教室』に似ているのが興味深い。
悪く言えば、とにかくバズらない男なわけです。

高井さんのnoteは、なぜバズらないのか。
「つまんねーからだよ」と言われてしまうと返す言葉もございませんが、ハマる方もチョコチョコいらっしゃって、ま、質はそれほど悪くはなかろうと思うわけです。

では、なぜ。考えてみよう!

バズらないのには、ワケがある

自分なりに裏返しのヒントになるな、と思うのは、この2本の投稿。

ビューは3000~4000なんだけど、「スキ」の数ではかなり上位に入ります。
そして、両方ともビューが短期に集中している。
この延長線上に「バズり」がありそうという感触がある。

この2本の共通項は「読者の関心」に刺さっていることなんでしょう。
『読み書け』は、田中さんというファンに対してツイッターで強力な拡散力を持つ人のベストセラーを取り上げている。
『もやしもん』は、コロナの真っ最中の投入だから、そりゃ読まれるわな。マンガのファンも多いし。

これをひっくり返せば、高井さんのnoteがバズらない理由の一端が見える。

バズらない法則その1
「読者の関心」じゃなく、「自分の好きなこと」を書く

実はこちらのマガジンに収録されているマンガコラムは、元の新潮社『フォーサイト』上や他のネット媒体への転載を含めて、けっこうな読者数を得ているんです。

それは『フォーサイト』サイドから、最新の話題に寄せて書いてちょうだい、つまり「読者の関心」に寄せてねというご発注がちゃんとあるからです。
つまり、「やればできる子」、なんですよ、高井さん。
ほんとか?

さらにバズらない理由を探るとですね。

バズらない法則その2
「読者の関心が高い」テーマでも、関心をそらす書き方をする

ってのもあるっぽい。
たとえば、「おうちにいよう」的な世情からして、こんなのはもっとビューが稼げるテーマのはず。

これもね、ひたすらLEGO作って自分が面白がって、自作のLEGOの自慢しまくってるわけですよ。
もうね、アホかと。
こんなの「ノウハウ系」にすればいい。
たとえば基本パーツのセットを2つぐらい買って、「これだけでこんなに作れちゃう!レッツトライ!」的な企画にする。本職は記者だから、見出しだって「クリックしたくなる系」にするのは簡単でしょうよ。

3000円のLEGOで3日間楽しめる30のアイデア!

みたいなの。この方向で練ればポチっとしてもらえる見出しになるでしょう。でも、実際は、

「おうちにいよう」なら、LEGOをすればいいじゃない?

なんてひとりで勝手に面白がってそのままつけちゃうわけですよ。
しかも一般人はドン引きするのにガチ勢からしたらショボいという中途半端な内容。
ビュー取る気あんのか、と。

自虐的に続けます(笑)

バズらない法則その3
タイトルがわかりにくい

これとか、これね。

もっとストレートに付けないと!
「最強!マンガ『R指定』式教育法!」とか、「深くて美しい生産性の本当の意味」とか「読み聞かせ絵本 絶対外せない10選!」とか。
なんですか?「火を運ぶ」って。意味不明すぎるよ、読むまで。

ちゃんとできてるのもある。
「テーブルゲームは教育インフラだ」とか、「子供を読書家にする『待ち伏せ型』本棚の作り方」とか、悪くないじゃないか。
世間はこういう、安易なソリューションを求めてるんだよ!
やる気あんのか!?

もうちょっと追い込んでいこう。

バズらない法則その4
エモくない

「素直なオジサン」ってのも人としてどうかと思うけど、素直じゃないのよねぇ、書きっぷりが。これとか。

もっとストレートに、絵を描くことの素晴らしさ、わが子への愛情を前面に出して書けないの?
これもそう。

まっすぐにいじめについて、エモく書けるじゃない、このテーマなら。
ビューが欲しけりゃ、スカシてんじゃねーよ!

あとね、とにかくダメなのが、

バズらない法則その5
無駄に長い

これ。もう、ほんと、これ。この辺りね。

上から順に、2万5000、2万8000字、3万2000字、5万7000字。
あのね?
皆さん、忙しいの?
自分が好きなだけ書いてんじゃないっての。

最後はこれ。

バズらない法則その6
窓からスズメバチが飛び込んでこない

昨日、「累計ビュー、50万行ったし、なんか書かなきゃな」と思ってたら、こんなツイートが流れてきまして。

画像1

さすが当代最強のバズりモンスター。
月間120万。この画像アップにしましょうか。

画像2

スズメバチが窓から飛び込んできた騒動一発で45万。化け物か。

今みたら、スキがさらに4100まで伸びてるから、これ1本で高井さんの2年の全投稿の累計ビューを軽く超えてますね。
ま、比べてもしょうがない。
この方はもうね、「天然モノの5歳児」だから。
ご本人公認(?)の考察はこちら。

どうやら反面教師としての材料は出そろったようですね。

高井さんの「バズらない法則」
その1 「読者の関心」じゃなく、「自分の好きなこと」を書く
その2 「読者の関心が高い」テーマでも、関心をそらす書き方をする
その3 タイトルがわかりにくい
その4 エモくない
その5 無駄に長い
その6 窓からスズメバチが飛び込んでこない

ってことはですよ。この逆をいけば、少なくとも「バズらない」属性は下がるはず。
「バズる法則」とは言えないけど、「バズらないリスクをある程度、回避できる法則」になるはず。

「バズるかもしれない法則」
その1
「読者の関心」にストレートに!
その2 タイトルはわかりやすく!
その3 素直に、エモい文章を!
その4 原稿は適度な長さに!
その5 窓は全開放置で!

うん。
無理。

ということで、「あと2年で100万ビュー」目指して参りますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします。

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