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【雨だから行く!】1万本のアジサイが咲く「もりやま芦刈園」で、”アジサイ並木道”や“天然フラワードーム”を撮影してみた!!

雨だ!

梅雨だ!!

憂鬱だ!!!

せっかく立てたお出かけの予定もお天道様はつゆ知らず、急な雨に素敵な計画もつゆと消えゆく日々。

じめじめ続く空模様に、さめざめ泣きたい心模様。

こんな調子で待ち望んだお出かけ日和は来てくれるのか!

多分しばらくは来ないと思います。

なので考え方を変えましょう。

来ないなら、こっちから行ってやればいい」と。

というわけで今回は、雨の日でも楽しめる滋賀県のとあるスポットに行ってきました!


◆1万本のアジサイが咲く場所「もりやま芦刈園」


ご紹介するのはこちら、滋賀県は守山市にある「もりやま芦刈園」さんです!

梅雨の時期に咲く花といえば、おそらく多くの方がある花を思い浮かべられることだろうと思います。

そう、「アジサイ」ですね。

こちら「もりやま芦刈園」さんは県内有数のアジサイスポット

園内では、日本と西洋のものがそれぞれ50品種
なんと計1万本ものアジサイを植栽されています!

しかも見頃はちょうど今(6月23日時点)
これはぜひ見にいくしかありません……!

が、あいにく天気は曇りや雨続き。
お出かけに適した晴れの日はなかなかありません。

……いや。

それならむしろ、あえて雨の日に行ってみては?

梅雨の時期に咲くことから、アジサイはよく雨とセットでイメージされやすい印象です。

雨によって色が消えた世界に、極彩色に咲き乱れる花々――
その可憐な花びらの先から滴る雨粒――

むしろ雨模様こそ、アジサイにとってのお天気日和といえるのではないでしょうか?

というわけで今回はあえて雨の日を狙って、アジサイ撮影に赴くことにしました!


◆数え切れない!「1万本」のすごさがわかるアジサイ園


そして迎えた当日。天気は待ち望んだ雨模様!

というわけでやってきました「もりやま芦刈園」さん!

「もりやま芦刈園」さん

バイクを降り、折り畳み傘をパンッと開くと、

パアアアン!!

と、ついでとばかりに折り畳み傘がアンテナみたいに裏返りました

うん

強烈な横っ風のオプションは望んでなかったかなぁ。

当日の降水確率は90%。
横から吹きつける雨風に、撥水加工なんてとっくに奪い去られたレインコートをでろんでろんにし、隙あらば風に乗って離陸を試みる折り畳み傘にしがみつくように園内へと入っていきました。

すると早速出迎えてくれたのが、色とりどりのアジサイ!

色とりどりすぎて案内図が見えません。

この時点で、生半可じゃない量のアジサイが待ち構えているであろうことを薄々察し始めた私。

実際奥へと進んでいくと、白、赤、青、黄……と、遊歩道沿いには多彩な色のアジサイが咲き乱れていました!

灰色の空の下であっても、鮮やかな色で楽しませてくれるアジサイたち。

そんなアジサイたちに、折り畳み傘を吹き飛ばそうとしてくる横風に耐えながら必死にカメラを向ける私。

風情や情緒? そんなもん、お先に風にふっ飛ばされていきましたよ

園内を半ばまで進んだ頃に、風がおさまってくれたのがせめてもの救いでした……。

加えてありがたいことに、それぞれの花の名前にはネームプレートが掲げられていて、花に疎くても何の品種かわかるようになっていました。

アジサイといえば、一般的な丸っこい花と、ガクアジサイくらいのイメージしかなかった私。

ブループリンス。
ロケットケルヘン。
ドイツランドや、タマアジサイ。

そこからアルトナ、ホワイトウェーブ、伊豆の華と……

途中で記録を断念するくらい豊富な品種が園内の隅から隅まで咲き乱れ、ところによっては天然の通行止めができていたほど。

「1万本」の迫力にひたすら圧倒され続けました。

隠れてしまった遊歩道

◆新名所!?「守山のメタセコイア?並木道」


風雨に耐えながらさらに奥に進み、園内のちょうど真ん中あたりに位置する橋を渡ります。

渡った先で、

息を呑みました。

そこには写真スポットで有名な「マキノのメタセコイア並木道」をほうふつとさせる遊歩道がまっすぐ続いていたのです。

マキノのメタセコイア並木道

マキノと違うのは、並木道をアジサイの花々が彩っていること。
さしずめここは「守山のメタセコイア――

いえ、「守山のアジサイ並木道」といったところでしょう。

今の時期しか見られない光景を前に、しばらくその場を離れることができませんでした。

※追記

現地にいた時は何の木かわからなかったのですが、後日こちらの木は「ラクウショウ」だと教えてもらいました!

◆雨天限定!”天然フラワードーム”を撮影してみる


並木道も通り抜け、ひと通り散策も済んだ後、せっかくなので雨天ならではの花の写真を撮ってみたくなりました。

それは「花びらから落ちた瞬間の水滴を撮る」こと。

撮影に適した花を見つけ、一眼レフで試みますが……

ピントやタイミングが合わず、なかなか思うように撮れません。

試行錯誤すること約30分
ファインダーをひたすら覗き続ける時間に、普通なら神経がささくれ立つところですが……

私の口元は、自然とほころんでいました。

だってほら、見てください。

一見、撮り損じに思えるこの写真ですが、

ズームしてみると、ほら。

水滴の中に花が咲いているように見えませんか?

思いがけず撮影できたのは、雨の日にしか撮れない天然のフラワードーム

しかもその形も出会いも――

一期一会。

素敵な出会いとともに、思わぬ雨の日の楽しみ方を教えてもらえた「もりやま芦刈園」さんでした。


◆あとがき


今年は例年より早く梅雨が始まり、傘をささずにお出かけできる機会が少ない日々が続いています。

ですが今回あえて雨の日に出かけていったように、見方を変えればそれは、知らなかった世界を知るチャンスなのかもしれません。

個性豊かに咲き誇っていたアジサイたちのように、

お出かけ日和も「色とりどり」、なのではないでしょうか?


◆「もりやま芦刈園」詳細情報


住所:滋賀県守山市杉江町
電話:シルバー人材センター 077-514-8831
   もりやま芦刈園(直通) 077-585-7133
営業時間:(6月1日~30日)9:00~17:00 (6月以外)9:00~16:00
定休日:火曜日・祝日の翌日 (シーズン中は無休)
料金:6月の有料期間のみ 大人200円
   中学生以下・障がい者・65歳以上 100円
アクセス:JR琵琶湖線守山駅から近江鉄道バス 
     杉江循環線「杉江東口」下車徒歩約12分駐車場普通車40台
公式サイト:


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