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ヴィパッサナー瞑想 10日間実践体験記


ヴィパッサナー瞑想に行ってきました

年末年始、帰省したり、友人たちと集まるなどして、思い思いの時間を過ごす方も多いのではないでしょうか。

わたしは、以前から気になっていたヴィパッサナー瞑想のため、千葉の奥深くに籠もりきりの年末年始を過ごしていました。「あけましておめでとうございます」を言わないお正月を過ごしたのは人生初だと思います。

ただ、一見少々ハードそうにも見えるカンヅメ瞑想合宿だからこそ得られた体験、そしてそこから生まれた学びがあったので、自分が忘れないように、そして同じようなニーズを持っている方の役に立つように、書き記して置こうと思います。

「ヴィパッサナー瞑想」とは

まず、「ヴィパッサナー瞑想ってなんやねん」と思っていらっしゃる方もいるかと思います。

ヴィパッサナー瞑想とは、約2500年前にブッダが編み出したとされている瞑想法です。ブッダはいわゆる仏教の開祖、お釈迦さまですね。
ブッダ、仏教となると「宗教なのか」「神仏に祈るのか」といったイメージもあろうかと思います。しかし、ブッダが語っている内容は宗教的ではなく、精神修養の先に安寧があるという実践方法を伝えているに過ぎません。

その精神の安寧を得る手段がヴィパッサナー瞑想なのです。

ヴィパッサナー瞑想で得たこと 〜セルフコーチングの限界の先へ〜

わたしはコーチです。自己内省・セルフコーチングもおこないます。ですが、自分が自分にコーチングをするのは限界があると感じていました。自分が自分に気づきを与えるってなかなか難しい。。
ですが、ヴィパッサナー瞑想において、これまでのセルフコーチングを超えた気づきを得るという体験をしました。極めれば、コーチングが不要になる可能性もあるかもしれない。(そりゃブッダはコーチングを求めないでしょうし)

なお、私が個人的に瞑想で得た気づきはこんな感じでした。

1.星を呑む、フラクタルとしての個人と調和

2.自分だけにとっての反応ではない

3.価値観もまた反応的である

気になった方、お話しましょう!

オススメする人:瞑想に耐えられる人ならだれでも

ヴィパッサナー瞑想は万人向けでないと思います。それなりにつらいので。でも、そのつらさが大丈夫そうであれば、基本的には参加して手ぶらで帰ってくるということはないと思います。なので、「いつかヴィパッサナーに行ってみるのいいかも」と思ってもらえたら幸いです。キツいけど。

10日間合宿 1日のスケジュール

このスケジュール×10に耐えましょう。ゴールがあるから大丈夫。10日で終わります。

4:00 起床
4:30-6:30 瞑想
6:30-8:00 朝食および休憩
8:00-11:00 瞑想
11:00-13:00 昼食および休憩(自分はここでシャワー&洗濯を実施)
13:00-17:00 瞑想
17:00-18:00 ティータイムおよび休憩
18:00-19:00 瞑想
19:00-21:00 講話
21:00-21:30 就寝

合宿参加Tips

合宿参加における気づき・学びをメモっておきます。よければ参加時の参考にしてください。

1.ベッドは死ぬほど固い

腰・背中が弱い私は、瞑想だけでなくベッドにも大いに苦しむことになりました。どうやったらこの「ほぼ板」なベッドで痛みを感じずに寝られるのか、姿勢を見つけるまでに三晩かかりました。
ほか参加者も持参した服を下に敷くなど工夫していたそうです。もし硬いベッドで眠れないということなら対策しておきましょう。

2.洗濯はつけ置き洗い推奨

これは瞑想のセンパイからアドバイスとしてもらいました。手洗いをしているくらいなら、洗剤を入れてつけ置きしておくと時短になります。ただでさえ自由時間が少ないので、時間は有効活用しましょう。

3.ボディケアかなり重要(特に冬期)

瞑想をすると感覚が冴えます。肌の感覚も鋭敏になります。私は乾燥肌なので、かゆみに非常に悩まされました。嫌な予感がしたので、ベビーオイルを持参し、大事には至りませんでしたが、肌が弱い方はボディクリームなど持参しましょう。

4.調味料を活用せよ

期間中は菜食なので、意識しないと油分を多く取れないです。食堂ではオリーブオイルやゴマ油をかけて食べるのをオススメします。
また、菜食についてもかなりシンプルな味わいのため、その点においても油分は重要です。ごま油をかければ何でもおいしくなります。私は浅漬けにごま油で乗り切りました。
ちなみに、ごはんは美味しくないとダメという方は、千葉ではなく京都に行かれることをオススメします。また、インドだとさらに美味しいそうです。

瞑想はすばらしい、しかしハードルは高い

瞑想すばらしいし、ヴィパッサナー10日間にも行ってきたらいいよとは真実として心の底からお伝えできます。体験として得難いものがあります。ただし、瞑想を自分のものにするのは非常に難しいです。

ヴィパッサナー瞑想10日間の価値は、瞑想状態をほんのちょっとだけ味見できた、その感覚を知れたことでした。まだ瞑想の入り口に立ったに過ぎません。さらに毎日2時間の瞑想を続けることで、瞑想のセンスが磨かれていくとのこと。

瞑想から得られる価値があるのは確かですが、万人にオススメしづらい理由のひとつが上記です。瞑想の味見をしてみるなら10日間に行ってみるのもいいでしょう。いい体験ですし、その中できっと重要な気づきも生まれることでしょう。

しかし重要なのは継続なのです。私が瞑想状態を味見した感覚から言いますと、セルフコーチングを超えた内省・自己認知・自己を超えた認知をいずれ体得できるようになるだろうという予感があります。

個人的結論: 瞑想は、やりたい人がやるのがいい。それを試すための10日間

いろいろ見聞きしても始まりません。とりあえず行ってみて、どんなものか体験してみるのが一番でしょう。私も原始仏教を情報として一定理解していたつもりでしたが、頭で理解するのと、実際に体験してみるのとでは、大きな違いがありました。

ただ、大半の人にとってヴィパッサナー瞑想を生活に取り入れるのは、あまり現実的ではないようにも思います。タイパもあまりいいとは言えませんし。
より手軽に気づきを得たいならコーチングでよいのではと思った次第です。両者はかなり共通したものを持っていると感じています。

気になった方は以下のどちらか、あるいは両方をオススメします。
・ヴィパッサナー瞑想に行ってみる
・コーチングを受けてみる

善は急げです。このnoteがなにかしらの気づきや学び、そしてそこからの行動に結びつきますように。


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