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デンマーク人の英語

オーフスに来てから始めたスポーツ「KIN-Ball」の新年会ディナー&飲み会で夜遅くまで飲んでしまったので、ちょっと二日酔いのひぐちです。

お洒落なレストランでコース料理を楽しんだ後、クラフトビールで有名なバーでお喋りをしていたら、あっという間に時間が経ち、家にたどり着いたのは朝3時過ぎ・・・。久々に夜中を過ぎて飲んでしまいました😅

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僕達夫婦以外は全員デンマーク人なので、会話のメイン言語はデンマーク語。でも、デンマーク人は英語も堪能なので、デンマーク語と英語を交えながらのお喋りでした。

デンマーク人の英語力は折り紙付きで、英語が母国語でない国の英語力を評価している「EF EPI 英語能力指数ランキング2019」において世界第5位にランキングしています。(日本は53位です)

なので、まったく違和感なく英語で話をしてしまいますが、時折、相手がデンマーク人だとハッとすることがあります。なぜなら、たまにデンマーク語発音の単語が会話に出てきて「んっ、今何を言ったのだろう?」と考えちゃうからです。

昨日の会話ででてきたデンマーク語発音の単語が、まさかの Ramen!

そう、外国人に大人気の日本の国民食ラーメンの発音です。

「Ramenは英語なのか?」と思われるかもしれませんが、Cambridge DictionaryOxford Learner's Dictionary に掲載されています(㊗️ 英単語化)

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ラーメンが会話に挙がったのは、タコを食べないデンマーク人に北海道で有名なタコしゃぶを説明していた時。「日本にはしゃぶしゃぶというHot Potがあって、鍋のスープにタコのスライスを入れて・・・」と説明していたら、日本に来たことがあるK君が突然!

「それって、ハモンと一緒? 日本行ったときに食べたハモンがすごく美味しかったんだ!」

およっ?ハモンってなんだろう。スペイン語ならJamónでハムだけど、Hot Potの文脈でなぜハム?

妻と2人でキョトンとしていると、K君が「あれー、名前を間違えたかなぁ」という顔をしながら日本で食べて感動したものを詳しく説明してくれました。

「ボウルの中にね、スープと麺があって、上に色々乗ってて・・・」

あー、ラーメンね!それラーメンだよっ!と、やっとお互いの会話が成り立ちました。

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K君のラーメンが、ハモン発音になってしまったのは理由があります。

デンマーク語では、Ra の発音が英語とちょっと異なり、喉の奥から唸るような音をだします。

例えば、from という意味で fra という単語があるのですが、スペル通りに「フラー」と発音するのではなく、「フハァー」のような喉から唸るので、日本人とってはハードルが高い発音です。

ラーメンはアルファベットでRamen と表記するので、デンマーク語的にはRaの発音が「ハァー」という唸り声になります。そのため、ラーメンではなく、「ハァーメン」という発音になったようです。

それを聞いた僕は、僕が知っている単語の中で一番音が似ている食べ物「ハモン」として認識して、お互い「えっ?」となってしまいました。

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ちなみに、デンマーク語の先生は、なかなか上手に喉から唸る音を出せない僕にこうアドバイスしてくれました。

「ヒロシ、心の中のライオン🦁🦁を解き放って!」

えっ、僕の中のライオン!? 


↓な感じ?

画像1

でも、ライオンを解き放つイメージで練習していたら、 fra と発音するたびについ両手を前に出してしまいそうになります。 (絵的には、猫ひろし・・・😭)

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