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車通勤 エピソード集・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第20話>

霧のロンドン

自宅から会社までは高速道路のようなバイパス道路を1時間以上かけて通っています。途中、いくつか小さな町を過ぎ 丘を越え 森を抜け、結構景色は良いです。
制限速度は時速60マイル(約 時速100Km)。カーブは多いですが、ゆるやかなのでいつもは問題なくこの速度で快適に走ることができます。
しかし、冬には時々濃い霧がでます。視界は30mくらいで、その先は真っ白で全然見えません。
向こう側はまっすぐなのか右カーブなのか左カーブなのか全くわかりません。速度を落としてゆるゆると走る横を、なんと通常通りの60マイル以上の速度で車がどんどん通り過ぎていきます。
いくらゆるやかとは言え、丘超えの道は右に左にカーブが続きます。道を記憶しているのでしょうか? それとも勘で走っているのでしょうか?

戦車が運転練習?

通勤でバイパス道路を運転していると、丘越えの付近では時々戦車が走っているのに出くわしびっくりします。
近くに陸軍の基地があり、どうも走行練習をしているみたいです。まあ、考えてみれば、戦車だって高速道路を走る練習は必要ですよね。
時速80km程度で結構速く走っています。
めずらしいので、しばらく後について一緒に走りたいのですが、あおり運転(軍事訓練への妨害)していると疑われても困るので、そのまま追い越します。

ロンドン空港の駐車場

イギリス以外の国に出張する時には、ロンドンの空港から飛行機に乗ります。
車で空港へ行って隣接している駐車場に停めますが、駐車場は広大なので、駐車場所がわかりやすいようにA区5列とかF区12列とか区域表示がされています。
駐車場と空港ターミナルとの間には、常時シャトルバスが巡回しています。

 何度も利用していますが、ある日 出張から帰ってきた際に、どこに停めたかを全く忘れてしまいました。メモもしていなくて全然思い出せません。
時期は真冬。しかも夜。
車のキーのリモコンボタンをカチカチ押しながら、反応してランプがつく車がないかを調べながら、A区、B区・・・と片っ端から調べていきました。
寒空の中を20分間あまり歩き回ってやっと見つけることができました。
寒かった~。
駐車場に停めた時はちゃんとメモをしましょう。

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