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2020年11月の記事一覧

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 教育と訓練④

たとえわが国の古典的な教育法が、落伍者や不平不満の徒しかつくらないにしても、もし多くの知…

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 教育と訓練③

国家は、ひたすら教科書をたよりに、これらすべての免状所有者をつくりあげるが、そのうちのご…

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 教育と訓練②

この教育法――これにラテン式と言う形容詞を関するのは至極当然である――の第一の危険は、心…

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 教育と訓練①

現代の有力な思想のうちで第一位を占めるのは、今日次のようなものである。 すなわち、教育は…

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 美徳

それゆえ、低級な本能にしばしば身を任せる群衆は、ときには、高尚な道徳行為の模範を示すこと…

ギュスターヴ・ル・ボン「群衆心理」 神話

ブールボン王朝時代には、ナポレオンは、一種牧歌風な愛すべき人物、博愛家で自由主義者、貧し…

キュスターヴ・ル・ボン 「群衆心理」 砂粒の中の一粒のようなもの

群衆に特有な性質の出現には、種々な原因がある。第一の原因は、次のようなものである。 すなわち、群衆中の個人は、単に大勢の中にいるという事実だけで、一種不可抗的な力を感ずるようになる。これがために、本能のままに任せることがある。単独のときならば、当然それを抑えたでもあろうに。その群衆に名目がなく、従って責任のないときには、常に個人を抑制する責任観念が完全に消滅してしまうだけに、いっそう容易に本能に負けてしまうのである。 第二の原因である精神的感染というもまた、群衆の特製の発揮

世の終わりには

聖書の中でイエスがいっているのは、まもなく世の終わりが来る。その時には、病人や妊婦はたい…