Road of the Wedding ~結婚したいと思えないとき
ひろ健作です。
いつかは結婚――そう想っていても、そのいつかがいつくるのか・・・・・・そんな風に思う人は多いですね。
いつかはしたい。けれどもすぐしたいわけじゃない。そんな揺れ動くあなたの気持ちを私も昔、感じていました。
結婚するとなると、足かせをはめられた気がするんですよね。
そこで20代女性のNissyさんに結婚に対してのイメージを尋ねてみました。
――結婚に対してどんなイメージがありますか。
しばられるイメージがあります。
まだ20代なのでそう感じるのかもしれませんが、これからチャレンジしてみたいことが一杯あるので、一人の時間を取っておきたいと思うんです。
けれどももし結婚してしまうと、家庭を大事にしないといけなくなります。そうなると一人の時間がなくなり、やりたいことがやれなくなる気がするんです。
――では恋愛に対してはどうですか。束縛されるイメージはないですか。
純粋に恋愛はしてみたいと思います。結婚よりは無いのかなって思います。
――具体的にどういうことがやりたいのですか。
旅行とかでもそうなんですけど、結婚すると、いままでのようには遊べないような気がします。同性・異性を問わず友だちを大事にしたいんです。結婚するとそれが思うようにはできない気がします。
その意味で、家庭に全部は収まりたくはないです。結婚しても対等な関係。具体的には稼ぎも同じくらいになりたいです。家事一つにしてもどちらかに偏りたくはないんです。
そういう関係でいれば、仮に片方がいなくなっても(別れたとしても)、ひとりで暮らしていけるからです。
――なるほどそこまで考えて、結婚というものをとらえているんですね。私の場合は後先考えて「ずっとこの人のことを好きでいることはできない。愛し続けることはできない」とか考えていましたね。
けれどそういう心配は杞憂(きゆう:する必要のない心配)だった。空気や水のことを好きとか嫌いとかと思わないのと同じように、必要と思うときは必要と思うけれど、特段意識しなくなるというか。好きとか嫌いとかというのはコロコロ変わるって気づきましたね。
結婚する前に「結婚」に対して漠然とイメージしていたことと、結婚した後に感じたこととはずいぶん違いました。結婚したほうが落ち着いたし、毎日を楽しめるようになりました。ただ旅行にはそんなには行かなくなりました。むやみやたらと海外旅行に行っていたということにも気づきました。
どこか逃げていたのですね。目の前の山から。けれども真正面から登ってみたら、そんなに大きな山じゃなかった。登山がいくつもあるという感じで、登山そのものが楽しめるようになった――というのが結婚ですね。
もし躊躇したらとりあえず登ってみましょう。一緒に住んでみて家事・仕事をやってみましょう。籍を入れてもしもうまく行かなくなったらまた外してもいい――そのくらいの感覚でやっていけば、意外と続くものですよ。
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