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毎日練習する意味

 学生時代は毎日部活があったり(僕は高校時代帰宅部でしたので毎日部活でしたが、そういう意味じゃぁない)、社会人になっても毎朝晩トレーニングに励んでいる超人的な人もいます。

 なんでそんなにやるのか。バレリーナやピアニストなど毎日触れていないと感覚がずれていってしまう、みたいな高次元の話ももちろんありますが、もっとみんなの話、スポーツを始めたばかりの人にも大事なことです。

 毎日練習するのって体は痛いし朝は眠いし、明日も仕事はあるし、お休みする理由は毎分300個は思いつきますよね。それでも毎日(とまでいかなくても週に3回も4回も)練習することの意味、毎日のようにやらないとできないことがあります。

 心のリミッター

 同じ人間ですから、だいたいの人は同じような形ですし、超合金と超科学エネルギー炉でできてる人でない限りは体の組成だって変わりません。トップアスリートと普通の人も、多少の差はあれど何十倍の差があるわけではないはずです。それなのにパフォーマンスが何倍も違うのは、そういう物質的な差よりもむしろ「心の限界」に大きな差があるのだと、いろんな競技・選手を見てきて思います。

 端から見ていて
 「この選手はもっと行けそうなのに何故そこで諦めてしまうんだろう?」
 ということはないでしょうか?
 あるいは自身がスポーツをしている時に
 「これ以上はもうがんばれない」
 と思ったことは?

 どちらも身体の限界より先に心の限界が来てしまっているためです。そして心の限界は、身体の限界のずーっと手前に設定されています。特に初期であればあるほど、限界をすぐ目の前に設定するようになっています。
 これは生物としては当然で、生存本能が適切に機能している証拠でもあります。初めて乗った自動車でアクセルをベタ踏みする人はなかなかいないはずです。逆に限界がはるか先にあるトップアスリートは、時速300kmまで躊躇なく踏み込めるのです。

限界を押し進める方法

 この限界を先へ押し進める方法が、「毎日」練習することです。
 毎日練習することは、「どこまで行けるかな?」を毎日繰り返し、少しずつ少しずつ「ここまで行けた」を積み上げていくことです。
 これが月に1回、週に1回では心も身体もすぐに忘れるので前回に戻ってしまいます。ものすごい強度の練習をたまにしても、頻度が少なすぎては心のリミッターは動きません。
 朝が辛くても起きて部活に向かう。玄関を出る。これを繰り返しできる人が心の限界を突破し、そして記録を塗り替えていくのです。


 帰宅部エースとして毎日自宅までのタイムアタックに励んでいた僕は、15分だった帰宅路が12分台にさしかかって来た頃、コケて大怪我しました。努力の方向性も併せて考えておきましょう。

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インラインスケート日本代表の戸取です。(スピード競技/2007〜現在)。東京ドームのローラースケート施設で働きながら世界中のレースを回っています。国内外で見つけたこと、身に付けたこと、トレーニング方法などを書いていきます。

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