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2月議会の一般質問の報告(その3)。「地域資源を活用した防災対策多重化の取組」について。

 名取市議会議員のさいひろみです。

 2月定例議会の一般質問の報告(その3)は、「地域資源を活用した防災対策多重化の取組」についてです。

 名取市には、上余田地区・下余田地区にせり農家が多く、訪問したときに「井戸水マップを作れないか」と相談を受けたことから、この話題は始まりました。
 ちなみに、全国のせりの出荷数の大半は宮城県で、さらにその大半を名取市となっています。

実際、こういう井戸は見かけないですよ。

 いろいろ調査する中で、マップ作成は難しいことがわかりました。(費用が多額&方法が難しい)
 調査を他に活用できないかと考えたところで「防災井戸」の話題になり、提案に至ったものです。

◇ 質問と答弁(概要)

Q:仙台市や岩沼市では、災害時協力井戸(防災井戸)の取組が進んでいる。本市でも災害時の生活用水確保の多重化を図るため取り組むべきではないか。

A(市長):今後、導入したい。

A(市長):災害時に断水が発生した場合、水道事業所による給水車や他自治体との災害時応援協定などを活用しながら市民への給水活動を行うことになっている。
 給水された水は、主に飲用水として使うことが見込まれ、災害の規模が大きいほど生活用水への利用が困難になるのが想定されることから、生活用水の確保を目的とした井戸水の活用は、有効と捉えている。
 災害時における井戸水の生活用水への活用は、これまでも検討してきたが、近隣の自治体でも導入している手法を参考にし、災害時の生活環境維持に繋がるよう生活用水の確保に向けて今後、導入したい。

◇ まとめ

 定例議会の閉会日前日の深夜(3月16日23時30分過ぎ)に、福島県沖を震源とする大きな地震がありました。名取市は震度6弱を記録しています。
 災害は、ホントにいつ来るかわかりません。こうした準備も指摘していきたいところです。

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