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映画「リアリティ」を観ました

私はこの事件を知らない。

誕生日特典で、映画鑑賞無料チケットの期限が迫っていたから、たまたま観た。

感想をどう書いたらいいか。

実際のFBI尋問録音データを使用して、
会話を完全再現したらしい。

取り調べの音源って、犯人を逮捕した後は、
公開していいものなのだろうか。

国民への忠誠を誓うなら、
真実を知らせなければ。

そう思って行動したリアリティ(犯人)と、

この映画を作らなければと思った人たちは、
同志か。それとも、エンタメ消費者か。

リアリティは、ナウシカが好きみたい。自宅には「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカのシールが貼られていたり、ノートにイラストを描いたりしている。そして、生き物を愛している。

ナウシカは、本質を追求する。
問題の真の原因を探求する。
腐海が存在する意味を知った時。
物事の見え方は、変わる。

問題が解決した後の世界では、
もう生きられないとしても。

それでも、最善を尽くして、奔走する。
やるべきことを、やる。

正義感は、悪なのか。

正義を担う存在(FBI)は、善なのか。

忠誠を誓う相手は、誰なのか。

リアリティが告発した国家機密は、
ロシアゲート疑惑。

2016年に行われたアメリカ合衆国(米国)大統領選挙において、共和党のドナルド・トランプ候補(当時)を勝利させることを目的に、対立する民主党のヒラリー・クリントン候補(当時)の選挙戦を妨害し、ロシア連邦がサイバー攻撃やSNSを使ったプロパガンダなどの手段を用いて実行したとされた一連の世論工作・選挙干渉疑惑である。ロシアゲートやロシア疑惑とも言われる。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙における
ロシアの干渉(Wikipediaより引用)。

アメリカの選挙に、
ロシアが介入していたとしたら。

国家機密漏洩は、罪。
だけど、リアリティが告発しなければ、その事実はなかったこととして消し去られていた。

どちらが、正義か。

ナウシカなら、どうするかな。

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