『Doll』2020.1.7
退屈でありがちな子供がそこに立っていて,
虚に向けて言葉を浮遊させている.
浮かんだそれは, かわいらしいdollと,
透明な瞳に. 撃ち抜かれて沈んだ.
「もういらない」
伸ばした爪で引っ掻いた背中は蝶の形に,
「一人で生きるから」
飛べない癖に, と嗤うあたしは,
刻む秒針に怯えて, 殺されるのを待つ.
もうすぐ終わるのは何_?.(ちやほやだって)
見てて欲しい, なんてほんきで,
脚先から朽ちていく身体が. <キレイ>とか.
アイツらは言っててさ.(腐ってるよね)
精