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ナチョス
2024年2月18日 20:09
来るパーティー当日。想像した光景が目の前に広がると思うと胸騒ぎがした。パーティーに潜入する時はそれなりに綺麗な格好をした方が馴染みやすいが、それでは意味がなかった。いつも家で着ている、高校時代の体育着の紺のジャージに身を包んで彼は家を出た。電車を乗り継ぎ、パーティー会場に行く道中、彼は人々の視線を感じるかと思っていたが、思っていたよりも東京は変な奴に慣れていた。パーティー会場は