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『ちゃんと』生きるねん。

 しばらく間が空きまして 失礼。

 ここしばらくで腰痛が酷くなったり 色々気分が落ち込んだりと 結構しんどい時期が続きました。

 特に月曜あたりは過ごし方が半ば無意識的に「しんどいなー……つらいなー……」などと思っていたせいか 月曜になると決まって気分が悪くなり体調が落ち込み 頭痛や目眩がしたのでした(そういう人多いですよネ)。

 ですが 環境のせいにする前に、まず自分が適応したり変化できないか。

 そう考えて この不調は自分が自分自身にかけている暗示やジンクスのようなものだ、と気付きました。

 僕が通う就労支援事業所は、ハッキリ言って もうこれ以上は望めないというほど行き届いた施設なのです。改善するところはあるでしょうが、それは責任者が行うこと。文句を垂れるのは却って自分の可能性や成長を妨げるものと理解しています。

 だから、悪い暗示に捕らわれているのならば、良い暗示で上書きすればいい。

 そう思って、とにかく月曜は「悪いイメージ・暗示には負けない……きっとつらいと思い込んでいるだけ……」と強い気持ちで過ごすようにしました。

 実際その通り。月曜の仕事を半分過ぎまで頑張ると、「思ったほどつらいものじゃない」と認知が少しは改まり、気分がすうっ、と楽になりました。少しずつマイナスの認知や暗示をプラスのイメージで上書きしていきますかね。

 あと腰痛などもそうですが、そういう身体の痛みなどはある日突然負傷するものではなく、「蓄積し続けた疲労や緊張、ストレスが限界を超えて痛みだす」ものだそうで。

 僕の場合、30代に入るまで大した痛みは無かったはずですが、最近になって痛みが慢性化しました。元々僕の腰は一部、骨と骨の間のスキマ(椎間板?)がほとんど無く 骨同士がくっついている状態だと整骨院の先生に言われていました。高校生ぐらいの時に「30代以降痛み出すかも」と言われていて、近年思い出しました。

 ならば、どう対処すればよいのか。

 僕は単純に「全身のストレッチ」を始めてみてます。

 僕は身体が硬い! とにかく硬い! 脚を伸ばしても膝関節が伸び切っているかも怪しいほどカチコチです。そりゃあ腰痛にもなりますよね。

 一時期 役者の道を諦めきれなかった僕は、身体を鍛える一環で毎日きついストレッチをこなしていました。そしてその時期は腰痛どころか、肩こりひとつ無かったのです。

 何かと身体の柔軟性とか血行を良く保つことは大事だ、と健康関連情報がメディアで流れてますし、きついメニューでなくとも毎日やる価値はあるんじゃあないか、と思い立ち。今のところ3日は続いてます。

 身体が柔らかくなって腰痛予防を期待しているのですが、意外にも血行が良くなったからなのか 朝の目覚めがスッキリしてきました。今まで朝が来る度鬱思考に近いぐらいしんどかったのですが、途端に楽になりました。まあ、身体はまだまだ慣れていないから 全身の筋肉が筋肉痛に似た状態ですが(笑)

 続けて、関西創作交流会 という創作サークルに月イチぐらいで参加しているのですが、そこのメンバーさんから「腰痛がつらいならバックジョイがいいよ! それで私も腰痛地獄から立ち直った!」と健康器具をオススメされたので、雑貨店に行って買ってきました。

 バックジョイとは、海外で開発された 骨盤や脊柱を矯正し 座っている姿勢を楽に保つアイテムです。今日の記事の上に貼ってある画像がそれです。

 早速椅子に置いて座ってみると、自ずと背筋が真っすぐになります。真っすぐになるというか、真っすぐにしてバランスを取っている状態が一番楽な姿勢になります。

 家でデスクワークする際にも使ってみました。大体一時間半ぐらいでしょうか。いつもの腰の張り方、痛さ、疲れ具合が半減はしているような感じで、早くも効果を実感しました……デスクワークを多くやる人にはかなりオススメですね。まあ、骨盤や背骨、腰の骨が矯正されるには時間がかかるでしょうから、すぐに腰痛とオサラバとはいきませんが。

 そして最近の出来事で、極めつけは『朗読』です。

 元々声優志望(そしてドロップアウト)だったので、数ある創作活動の中に朗読も、今まで密かにですがやっていました。

 何度か事業所の先生に見てもらったり、内々で発表などをさせてもらううちに、「この技能をもっと伸ばしたい!」と思うようになりました。

 ネットサーフィンすると偶然見つけたのが『朗読検定』。漢検とか英検みたいに文字通り朗読する力を判定する検定試験です。

 いきなり上ばかり見るのは良くないですが、上の級になると試験と言うよりコンテスト形式になり、中にはプロの俳優、声優、アナウンサーの方も実力を測りに参加されるようです。

 ――朗読が飯の種になるかなどわからない。

 ただ、楽しいからやってみよう。人に言葉と、物語と、気持ちを伝えて、表現する。その気持ちを忘れないようにしよう――

 そう思い立ち、今から地道に朗読の勉強と練習を改めて始めました。この秋に試験在り。まずは初級者入門の証として4級に挑戦しようと思います。(公式サイトを見てきましたが、どうやらもっと下の簡単な級の設立も検討されているようです)

 そうと決まれば、のらりくらりしてられぬ。

 家に帰れば教科書と文献片手に朗読の勉強をし、風呂に入る時はかつて声優志望の必修科目として習った『外郎売り』(大昔の商人の売り口上の形式の、早口言葉のような台本です)を練習して滑舌と発声を磨き、そして寝る前に念入りにストレッチ。腹式呼吸の確認も毎日。

 やりようによってはオーバーワークに思えるかもしれませんが、むしろ僕は今、嬉々として励んでいます。実際 まだつらいとは感じず ただただ楽しい。


 声を出して表現するとか、身体を動かすとかそういう活動は、本来人間の精神的にも心地いいことだと聞きます。就労支援事業所での生活訓練や創作活動、他人とのコミュニケーション。6年ほど経て久方振りに得た充実感かもしれません。

 もしかしたら、かつて(可能性があったか、現実的だったかはともかく)声優を目指して ただ一心に心技体を磨いていた頃の、純粋な身体的な喜びや楽しさを思い出せたのかもしれませんね。もう一度声優を! などとは思いませんが、上記のようにプロの方も検定に挑戦されるのなら、ある程度身の丈に合った目標と愉しみを得られるかもしれません。

 と、ここまで書いてきて かなりテンションの高いことを言ってますが 油断や無茶は禁物……実際、昨日も声を出し過ぎて 翌朝喉がヒリヒリしてました。下手すると夏風邪をひきます。

 自己管理は何より大事。頑張った後は休むのも大事。事業所に安定して通うのももちろん大事。

 目の前足場を確実に踏み固め 踏み固め……新たな夢を生きようと思います。夢ある限り、青春は続くのだ!

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