「ビジネスは問題解決」じゃもう売れない
ビジネスは、「問題解決」と長く言われてきたが、今は、
「本人が気づいていない問題」を見つけて言語化できる人が求められている。
お客様やクライアントが、既に気づいている問題をどう解くか、
どうやれば最短距離で目的を達成できるのか?
そこで競っていては、ほかの人と同じ。価格競争や認知度アップ競争から抜け出せない。
問題を解く人ではなく、問題を見つけて提示できる人。次の旗を揚げられる人に人はついて行く。
「本人が気づいていない問題」を見つけて言語化する
「こんな悩みありませんか?」
「○○にお悩みのあなたに朗報!」
みたいなよくあるフレーズは、「広告感」丸出しである。
そういう文章を見ても、人の気持ちは動かない。
書いてあることは、大体同じである。
たとえば、お片付けのサービスならば、
◎片付けたくても片付けられない
◎いつでも人を呼べる家にしたい
誰もがそう書いている。もう見飽きたのだ。
そうではなくて、
じゃあなぜ片付けたくても片付けられないのか?
どうして、いつでも人を呼べる家にしたいのにできないのか?
・その人がまだ気づいていない課題
・良かれと思ってやってしまっていること
それを書く。
そうすれば、「なんで、私の気持ちがそんなにわかるの?」
「これ、私のことだ!」と思われる言葉が書ける。
大切なのは、相手がまだ気づいていないけれど、「それが言いたかった」「それを知りたかった」と思えることを書くこと。
相手が知っている言葉、相手がよく使っている言葉を使うこと。
自分には関係ない、私にはまだ早い、と思われては意味がないのだ。
SNSは、潜在顧客にアピールできる場所
SNSは、商品・サービスの「売り場」ではない。
商品・サービスの良さをいくら説明しても、そもそも興味を持っていない人には売れないのだ。
SNSは売り場ではなく、自分の悩みや欲求を解決してくれるものが何かわかっていない人にも訴求できる場である。
悩みや欲求を自覚している人もいれば、そもそも自分がどんな悩みや欲求を持っているか気づいていない人もいる。
「ぼんやりとした悩みや欲求を持っている」
「その解決方法に気づいていない」人には、
◎ベネフィット(その商品やサービスによって得られる幸せな未来)
◎お客様の変化(こんな人がこんな風に変わったというビフォーアフター)
を伝えていくのが効果的だ。
「結論から書け」が、いつも正しいわけじゃない
文章の書き方や伝え方の本を見ていると、「結論から書け」「結論から話せ」と書かれているものが多い。
だけど、そもそも、そのテーマやその商品・サービスにまだ興味を持っていない人に、結論を話しても、「いや、興味ないし」で終わりである。
まだそのことに興味を持っていない人には、結論から書くのではなく、結論は最後に書く。
相手が既に気づいていることから入り、自分の言いたいことは最後に言う。
そういう伝え方もある。
結論ありき、答えを先に出しちゃう、では先が気にならない。
論理的に、ただしく、スピーディに伝わる文章が全てではないのだ。
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