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「こう書けば売れる」は「こうやればモテる」と同じ。
「こう書けば売れる」テクニックは、「こうやればモテる」に似ている。
こんな服装で、こういう会話で、こんなメイクで、髪型で。
それで一時的にモテても、自分を出していなければ、長続きしない。
理想の相手に出会える確率も低いんじゃないかな。
テンプレートに当てはめても、そこに「自分」はない。
このテンプレートに当てはめれば、売れる文章が簡単に作れる!
タイトルは、この型で書けばいい。
キャッチコピーはYouTubeや人のブログで、バズっているいい感じのフレーズを拾い集めて適当に組み合わせればいい。
かんたんだ。すぐできる。
でもそれで本当にいいの?
自分に似合わないことをしていると、発信自体がイヤになる
「こういう風に書けば売れる」と誰かに教わった書き方をするのが苦しくなって、発信自体が嫌いになった
という話をよく聞く。
煽ったり、やたらと質問したり、相手のダメなところをズバッと指摘したり、上から目線で説教したり
そんなことがしたかったんじゃないのになぁ。
「こう書けば共感される」と教わったことをやってみたけど、なんだか自分らしくなくて、しっくりこない。
そんな文章を書き続けるのは、しんどい。
「この業種だから、こういう発信をしなきゃ」と型に囚われていたら、右を向いても左を向いても、同じような人ばかり。
ノースリーブでゆるふわヘアで同じメイクで前のめりでニコニコ話を聞いている(風)の人ばかり。
上っ面を飾っている自分に魅かれた人と、信頼関係を結べるか?
テンプレに当てはめた自分に惹かれてきてくれたお客様と、信頼関係を作ることができるのだろうか。
なんか違う自分を演じ続けることが、できるのだろうか。それが自分の望む働き方、生き方なんだろうか。
誰かが決めた「こう書けば売れる」「こうやればモテる」に振り回されるより、
この人の視点おもしろいな、この人の話もっと聞きたいな、この人の考え方が好きだな、
そうやって人間性で選ばれる人でありたい。
長く信頼される人になるには、「手軽なテンプレに自分を当てはめる」ことを、まずは手放せばいいのにな、と私は思う。
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