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日常の出来事を「ただの日記」にしない~クレヨンしんちゃんの映画から学んだ3つのこと


SNSで発信している方から、よく聞かれるのが、

〇プライベートと仕事を、何対何で書けばいいですか?
〇仕事とプライベートのアカウントを、分けた方がいいですか?

これに対する私の答えとしては、「プライベートなことも仕事も含めて“自分”として売れていくのが最強」です。

だから、プライベートなことを仕事やミッション(なぜ自分がこの仕事をしているか、人生において大事にしていること)につなげて書く方法を、『売れ続けるネット文章講座』では伝えています。




「今日は子どもたちと、クレヨンしんちゃんの映画を見に行きました。楽しかったです。」ではただの日記

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日曜日に、下の子たち2人と、『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』を見に行った。
それを、そのままSNSに書いたら、ただの日記である。

子どもと映画に行く、という行為を、「自分の仕事」や「自分のミッション」につなげて書けないか、考えてみた。

私は普段から「自分の仕事のキーワード」と「ミッションキーワード」を書き出しているので、それを頭の中に意識して、日々を過ごしている。

映画を見るときも、映画館に行く道すがらも、子どもたちと話しながら、「仕事」や「ミッション」につながるネタはないか?観察している。この「観察する」というのがとても大事だと思う。

観察すれば、世の中はネタだらけなのだ。

以下、「言葉で仕事をつくる」をテーマにした本を書いたり、講座をしたりしているコピーライターの私が、「子供たちとクレヨンしんちゃんの映画に行った」を仕事に結び付けたらどうなるか?を書いてみたいと思う。


クレヨンしんちゃんの映画に学んだこと① 相手に憑依する


クレヨンしんちゃんは、永遠の5歳児だ。映画を見てまず感じたのは、「大人たちが本気で5歳児が見た世界を作り出せるってすげぇな」ということでした。

自分が描いた絵が、動き出す。友達になる。悪者と戦う。

そんなことは、子どものころ、誰しもが思い描いたことかもしれない。それを大人になっても忘れない、というか、忘れないのではなく「子供の気持ちになれる」人が映画を作っているのだろう。

「読者目線で書け」「お客様目線で考えろ」とよく言われる。

でもそれは、ただ「目線をそろえる」ということではなくて、この映画のように、自分が5歳児になって考える、5歳児になって世の中を見てみる、というように「相手に憑依する」ことが大事なのではないか、と思った。

相手と目線を合わせるだけでなく、相手の中に入って物事を見る、相手の中に入って世界を見る。

そんなことができたら、文章の書き方も、お客様との関係性も変わるかもしれない。


クレヨンしんちゃんの映画に学んだこと② ランドセル型マーケティング


クレヨンしんちゃんの映画は、幼児や小学校低学年の子が多い。ということは、子どもだけで映画館に来るのではなく「保護者とセット」だ。

中学生になれば、子どもだけで映画館に行くだろうが、クレヨンしんちゃんは大人と子供のセットであることが多い。

だからだろうか。映画の中には、「大人に向けたメッセージ」が込められている。今の時代に問題になっていること、世の中への風刺。コレおかしいんじゃない?という問いかけ。

ドラえもんの映画もそうだろうが、クレヨンしんちゃんも、一緒に行った大人のほうが泣いちゃった、という声をよく聞く。

「ランドセル」や「幼児教室」「学習塾」などは、子ども向け商品・サービスでありながら、お金は大人が出す(ランドセルは、祖父母ということも多い)。

また、介護サービスなども、実際にサービスを受ける人と、お金を出す人が違う。

このような「商品・サービスのターゲット」と「お金を出す人」が違う場合、どういうメッセージを込めればいいか、何を誰に伝えればいいか、というのをクレヨンしんちゃんの映画を見ればよくわかる。

子どもが「見たい」というから親が一緒に行って、親にメッセージを伝える。

一度映画を見た親が「あら、意外といいじゃん」となって、次回も行こうと子どもを誘う。

どちらもありなのだ。


クレヨンしんちゃんの映画に学んだこと③ ファンと一緒に作る


最後の一つは、Twitterに呟いたことにもらったコメントから気づいたこと。

このコメントを見て、ハッとした。

確かに、「映画を作る」段階から、ファンを巻き込んでいるから、映画がヒットする、という法則がある。

キングコング西野さんが、『映画 えんとつ町のプペル』の製作段階から、オンラインサロンで共有して作っているというのが、「ファンを巻き込んでつくる」の典型だろうか。(『映画 えんとつ町のプペル』の予告編を昨日スクリーンで見たが圧巻だった)

規模は全然違うが、私の本も、オンラインサロンで、「企画書」を共有したり、表紙の案をサロンメンバーに選んでもらったり、まだ編集さんの手が入る前の原稿を見せたりしてきた。「一緒に作っている感」があれば、自分以外の人が「自分がかかわったもの」として応援してくれる。

そして、Twitterのコメントで、いとりんさんが書かれているように「自分が参加したわけではない誰か」にとっても、「嬉しくなる」ことなのだ。


「日々の出来事」を「ただの日記にしない」方法

以上、私が、昨日「子供とクレヨンしんちゃんの映画を見に行った」という出来事を、自分の仕事に結び付けて書いてみました。


プライベートな記事をただの日記にしない方法については、『売れ続けるネット文章講座』で詳しく書いています。

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