生姜でポカポカ。まだ1日を終えたくなくて寄り道した日。
今日もバイトをがんばった。
アジの開きのように浮腫んだふくはらぎは、今日の頑張りを讃える勲章。
家から徒歩15分のところにあるバイト先は、歩いて帰るのも一苦労なのに、
寒さが大の苦手な私にとって、寒さの中歩き続けるなんて苦行でしかない。
だから、今日は存分に自分を労るため、カフェでほっと一息ついて温まってから帰ることにした。
__________
選ばれたのは "生姜メープルミルクティー" 😌
今日は店内で飲むのでかわいいお姉さんが席まで持ってきてくれた。
冷えた両手でカップを持つと、カップの熱がじわりじわり。
そ〜っと口まで持っていき、ふわふわの泡に上唇をうずめて一口。
"ピリリ〜ッ!"
生姜の辛さがカフェタイムの呼び鈴を鳴らす。
すると途端にメープルミルクティーの甘さが押し寄せる。心と体を癒し始めて、鈴のボリュームはだんだんと小さくなった。
冷えた体にじわじわ〜っと行き渡る温かさで、私は自然と目を瞑る。
目を開けると世界の全てが緩くなって、ぼ〜っと遠くを見つめる自分がいた。
「あ〜最近さらに暗くなるのが早くなったな〜」
____________
冬、人肌が恋しくなるのは、たしかにそうで、
だけど幼い子どものように、無邪気に簡単に人に抱きつくこともできない。(彼氏もいないし。)
だから、温かい飲み物や食べ物で温まることで、
より一層色んなことが心と体に沁みて
笑顔になるし、泣きそうになることも。
そんな季節がもうすでにひょこっと顔を出している。
____________
カフェで温まるために入った商店街。
生姜でポカポカして、眠たくなって、目の開閉スピードがゆるやかになった。
そして再び外を見るとすっかり日が沈んでいた。
帰ったらもう1日が終わってしまうような気がして、そしてこの温かさをまだ保っていたくて、、、。
行く予定のなかった商店街の煎餅屋さんに寄り道した。
さあ、そろそろ帰ろうかな。
ぼちぼちと歩く私「今日の晩御飯何食べようかな〜」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?