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「世界一」でなくていい。「最高の自分」と思える充実感を追い求めたい

ミドル世代において、「キャリアの成功」とは何でしょうか?
ずーっとモヤモヤしていました。

法政大学キャリアデザイン学部教授 田中研之輔さん著「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」を読んだときは、

キャリアのゴールを先に伸ばしてみる。捉え方次第で、キャリア戦略は変わる!

と考えたりしていました。

そんな中、SNSの知人の投稿をきっかけに、「Dark Horse ~好きなことだけで生きる人が成功する時代 (Todd Rose & Ogi Ogas著)」を読みました。

他人のことについては、金と力が成功の要件だが、自分自身については、個人的な充足感や達成感を成功の要件と見なす」ということだ。

Dark Horse

この
充足感
というキーワードが私の心にすーっと入ってきました。

私たちの目標は、あなたを「世界一」にすることではなく、私たちはあなたが自分自身のことを「最高の自分」であると思えるようにしたいと考えている。

Dark Horse

つまり、誰かと比較するのではなく、私自身が
最高!
と思える瞬間を大切にしたいですし、
何回も味わいたい
と思うのです。

そうだ!きっと私が探し求めてきたことは
達成感より、充足感なのです。

そのためには、自己理解し、強みを知り、モチベーションがあがるときを細かく分析することが大事だと書かれていました。

ダークホースたちは、「競争心」や「創造性の希求」のような(よく褒めそやされる)普通的で漠然とした動機とは対照的に、きめ細かく特定された、自分自身の(いわば偏った)好みや興味に突き動かされたいたことを明らかにしている。

ミドル世代アップデートコミュニティでも、ワークショップ開催しました。

クリフトンストレングスのワークショップをやってみた!forチームビルディング(ミドル世代アップデートコミュニティ)

クリフトンストレングスのワークショップは、ある程度定期的に(年1回ぐらいなのでしょうか)行うことで、資質を意識した行動につなげていかなければならないと感じました。

クリフトンストレングスのワークショップをやってみた!

と書いていましたが、同様のことだと理解しました。

強みとは学びを通じて構築されるもの、たゆまぬ努力によって得られる能力である。

Dark Horse

強みは、また、状況によって変わるものである。

Dark Horse

そして、同本を読み終えて、もっともっと自分との対話頻度をあげ、自分と向き合う時間が必要で、内省したいと感じました。
例えば、クリストンストレングス(旧ストレングスファインダー)でいうと、資質の「強み」に隠れている背景、自分が大事にしている価値観を細かく言語化したり、抱く感情を見える化していくという作業です。
私はよくジョギングやウオーキングをするときに、「なぜだろう?」と考えることはありますが、なかなか文字にまで残せていません。
書き出すことが一歩を踏み出すことでもあるのかもしれません。

先日、グロービスで同年代と語るイベントに参加したときも、
・他者と価値観を語ることで、自分の価値観を考えるきっかけになる
という話を伺い、なるほど!それはいい機会だと思いました。

また、人生の成功とは、
・生き切った
と思えるかどうか、という話もありました。
まさに、充足感なんだ!とつながりました。

そう考えると、「キャリア」より「人生」の軸で考えた方がよいのかもしれません。

充足感のある「最高の自分」とは、「夢」「志」「ありたい姿」と合致したときではないでしょうか。
権威のある「世界一」ではなく、「最高の自分」を追い求めたいものです。

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