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キャリアのゴールを先に伸ばしてみる。捉え方次第で、キャリア戦略は変わる!

皆さんのキャリアは、どこにゴールを置いていますか。
会社組織であれば、役職なのでしょうか。あるいは、収入が多ければいいのでしょうか。

法政大学キャリアデザイン学部教授 田中研之輔さん著「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」を読みました。

田中さんは、キャリア形成について、以下のように書かれていました。

プロティアン・キャリア形成は、現状行動型キャリア形成と未来創造型キャリア形成のそれぞれの良さを連携させていくハイブリッド・キャリア形成です。目の前のことを大切にしながらも、なりたい自分に向けてキャリア形成していく考え方です。

キャリア形成に関する考え方は、大きく2つに分類されます。
①    目の前のことに一生懸命に取り組むことでキャリアは形成されていくと考える現状行動型キャリア形成。
②    将来のキャリアプランを描き、なりたい姿に向けてやるべきことに取り組んでいく未来創造型キャリア形成。

同本で印象に残ったのは、キャリアのゴールをどのように捉えるかです。

自分の行動を戦略的に選択する。つまり、その瞬間に受けるプレッシャーに対応するのではなく、長い目で見て主体的に行動すれば、いずれ大きな果実が得られると私は確信しています。

仕事をしているその時々に受けるプレッシャーがあります。
主張に対して、どんな反論(悪い意味ばかりではなく、多様な意見も含めて)があるかとドキドキすることがありませんか。

しかし、その時々を点で捉えるのではなく、長期的な視点から考え直すことで、向かっているゴールに近づいていることがあるのではないか、ということです。

そして、キャリアも同じではないか、と思うのです。
今の業務、今の会社の仕事レベルで考えるのではなく、もっと長期的に、将来的なゴールに向かっている中で考えることで、できることややれることが見えてくるのではないかと思うのです。

定年をゴールとせず、生涯(私の場合、現時点で90歳まで、としていますが)働いていきたいと思うと、働き方は変えていかなければならないのです。

田中さんも書かれています。

私自らも稼ぎ抜く生き方を貫いています。定年や引退は考えていません。生涯現役で、働き続けます。働くことを通じて、社会的インパクトを生み出し続けることのやりがいと知ってしまったからです。

激しく!!!合意です。

私たちが悩み続けるのは、働く・稼ぐ・生きるの3つのバランスがうまくとれていないから。

このバランスを意識しないまま、長く働いてきてしまいました。
ただ、気付いたからには、どのように働いて、どうように収入を得て、働き甲斐を感じながら生きていきたいと思いました。

キャリア戦略。

稼ぎ抜く生き方。

まさしく自分で考え動かなければならないのです。
ミドル世代アップデートコミュニティでも、ディスカッションしていきたい内容だと思いました。

こちらのnoteでは、同本を読んで「専門家としての覚悟」について書かれていました。


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