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30歳を迎える私へ。

30歳。
私にとっては、ワクワクする年齢。
これまでの20代は、「若い」からって、偏見や先入観を持たれがちだったけれど、無事にそこから脱却。そう、ただの若いというフィルターがはずれて、人間性に焦点が当たる世代になったなぁと。

昔から、人の内面に着目してきては、おばさん臭いと言われ続けていた人間だが、ようやくそんな自分が、イキイキする年代になってきたのかなと、どちからかというと、”30代”に対しては、ポジティブに捉えている。

そう、私は年齢を重ねる事は、単なる『老い』では無く、人間的なアップデートだと思っている。(やけにポジティブW)

20代。
私はとにかく仕事や人間関係のしがらみを、たくさん経験してきた。
どちらかというと、【 恋愛 < 仕事 】な人間だ。
世の中には、いろんな考えをもつ人がいて、
仕事のやり方、スタンスも人によって様々な事を知った。

新卒からの約4年間、私は年功序列とは無関係の、外資系の実力主義の会社で、激しい競争の中で勤めてきた。時には周囲が全員、敵に見えていた時期もある。ひたすら結果を求められる現場で、いつからか自分を大事にする事よりも、会社の利益の為に、生きる事が当たり前になっていた。

できる人をみて、何度も羨ましいと思った事もある。
学生の時と比べて、自己肯定感もかなり下がっていたと思う。

「仕事の結果=自分の価値」

この価値観が、かなり刷り込まれた。
おかげで、勝つ事に対しては、貪欲になれたと思う。
でも、勝つことばかりに拘っていると、自分を見失う事も知った。

人にも、優しくなれない。

そんな事を知った、20代前半。

笑う事がすっかり少なくなって、会社に行く意味が見出せなくなったある日。私は、退職を決意した。

それからは、フリーランスとして、自分のビジョンを実現する為に
学びながら活動をする日々。

そして、ルールに捉われずに仕事が出来ている環境にも感謝している。何よりも、柔軟な思考の人たちに出会える環境を有難く思っている。

いろんな分野でチャレンジしてる人たちに出会い、
そしてお互い刺激しあって、励まし合い、応援しあう。
こんな美しい世界に出会えた事、心から感謝している。本当に…。

会社を辞めてから、社会への見方も少しずつ変わってきている。
正直、まだどこかで競争意識が出る節はあるけれども、
これは自分の負けず嫌いの性格として、受け入れてあげたい。



30代を迎えたいま。
世の中は、白か黒かではなく、
【グレーゾーン】がある事を知った。

頑張らなくても良い時間があっても良い事も知った。
自分が幸せになって良い事も、知れた。

そんな夢みたいな世界がある事に、正直にまだ100%馴染めていない。

でも、そんな世界を30歳になる手前で、知る事ができて良かったな。

昔は、失敗をしたら、自分の存在価値を全否定していたけれど、
いまは
「よし、また経験値が上がった!」
「私、少しレベルが上がった!」
「人生での、ネタが増えた!」

そう思えるようになった。

これまでは、社会のモノサシで自分の価値を測っていたけれど、
これからは、自分のモノサシで、自分の価値を感じていきたい。

他者の幸せも、もちろん願っている。
でも、それは自分が幸せであって、初めてできる事。

だから、これからも、自分を幸せにする練習をしていきたい。

そして、大切な人が、同じような世界で苦しんでいたら

完璧じゃなくてもいいんだよ、
グレーであってもいいんだよ、

なんなら

みんなと違う色であっても良いんだよ

って
そっと伝えられる存在でありたいな。

世の中に溢れている『無言のルール』は、誰かが決めたもの。
そんな、他人が決めたルールを生きるほど、
私は器用じゃないし、そうする事で幸せも感じない。
感じるのは、みんなと同じという安心感。
でも、そんな安心感を求める為に、
頑張ってるんじゃない。
生きているんじゃない。

『自分が、どんな事に幸せを感じるのか?』

を、30代になっても問い続けていきたい。

誰かの夢のサポートを、傍ですること。
こども達の成長を、見守る事。
がんばる女性たちの、味方でいること。
誰かにとって、本音を吐き出せる居場所であること。
大好きな友達と、気軽に連絡を取り合って、大笑いする事が出来る事。
大好きなパートナーの寝顔を見る事。
おいしい物を食べる事。
遠くても、家族の存在を感じる事が出来る事。
パジャマ姿で、ベッドの中でNetflixを見ること。

こんなにも、もう幸せな事がある。
ほんと、もう十分すぎる。

こんな気持ちを、これからも感じていきたいなぁ。
おごらず、背伸びしすぎず、等身大のままで。

うん。これからも、よろしくね!わたし!

Hiroko


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