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【コロナ渦のランニングイベント】~ひとの温かみにふれて~ 2021/05/07

先日4/17(土)に開催された「富山ランニングフェス in TAKAOKA」 にゲストランナーとして参加しました。

このランニングイベントは、富山県の5つのランニングクラブが主体となり実行委員会を結成し、運営を行っています。
将来活躍できるジュニア選手の育成や、地元の市民ランナーが日頃の練習の成果を発揮する場をつくることを目的として、今回記念すべき第1回が富山県高岡市で開催されました。
東京などの都市部では、「M×Kディスタンスチャレンジ」や「オトナのタイムトライアル」などの市民参画型のトラックレースが定期的に開催されています。
ただ、地方でも幅広い年代のランナーが楽しんでもらえるトラックレースがあっても良いのではないかという実行委員の方の熱い思いもあり、今回手探りながらも開催されたイベントでした。

(毎回盛り上がりをみせる「オトナのタイムトライアル」通称:OTT)

今回の「富山ランニングフェス in TAKAOKA」は



*イベント内容
①ランニング教室(対象:小学生/中学生/一般・社会人)
②5000m記録会(全5組)
設定タイム:25分00秒〜15分50秒



上記の内容で実施され、
僕は小学生を対象にしたランニング教室の講師と、
5000mの計4組のペーサーを務めました。

当日はかなり肌寒い雨模様の天候で、
ある意味日本海側の富山県らしい天候だ
(天気がよくないことが多いです、、)
と感じたことは記憶に新しいです。
この1年ほどはコロナ渦ということもあり、
リアルで開催するランニング教室は久しぶりで少し緊張していたのですが、
子どもたちと一緒に走って身体を動かしていくと、
自然と緊張も解けていきました。

やっぱりオンラインマラソンやひとりで走るのではなくて、

誰かと一緒に走ることで生まれる
心の交流のようなものは存在するなあ

と改めて自分なりの気づきを得た時間だったことは、
当日を振り返ってみて感じています。

(子どもたちと一緒に走っている筆者)

ランニング教室では、
過去の僕もそうだったのですが(今でもきっとそう)、
富山の子どもたちはシャイな子が多く、
こちらからアプローチしないと積極的に発言してはくれません。

今日の目標はなにかな??
普段はどんな練習をやってるの??
今日の練習はきつかった??

など子どもたちが発言しやすいように、
こちらから質問させてもらい、話しやすい環境をつくることを心がけていました。

最初は物静かだった子が、ランニング教室が終わる頃にはすっかり打ち解けてくれて積極的に話をしてくれたことも印象的でした。
この投稿読んでいただいている方にお伝えしたいのは、
富山県民ってそういうシャイなところがあるということ。
僕も含めて、積極的に話しかけてくださると嬉しいと感じる方が多いと思っています。(少なくとも僕はそうです)

(子どもたちに声をかけて警戒されている様子)

1時間ほどのランニング教室が無事に終わり、
今度は5000mのペーサーを務めます。
気温は10度前後の雨ということで、走るコンディションとしては中々寒かったですが、ランナーの方々の熱気は目を見張るものがありました。
皆さん自己ベストを目指して懸命に走る姿は、真剣そのもの。
一緒に走っていても思わず声をかけて頑張ってほしくなる、そんな走りを皆さんされていました。
普段は東京で自分の練習を行うだけということもあり、地元の富山県で一般の方と走る機会もないので、レースに参加された皆さんと同じ時間と体験を共有できたことは、とても充実した体験となりました。

(5000mのペーサーを務めている様子)

レースに参加した皆さんのフィニッシュした後のやりきった表情や、
充実した様子をみて、

このイベントの価値がたしかにここに存在している
小規模レースならではの心の距離の近さがここにはある

と個人的にそう感じずにはいられませんでした。
現在、中止や延期が多くなっている大型の市民マラソンもたしかに魅力的な部分は沢山あります。
ただ、今回開催された小規模だけども参加者や運営スタッフの顔がみえて、距離が近いレースというのは、そこにたしかな「ひとの温かみ」を感じることができるのではないでしょうか。

大型の市民マラソンのレースもいいけど、
アットホーム感のある小規模レースもいいよね

と今後ランナーの皆さんの選択肢の幅が広がり、より楽しみ方が増えることを個人的には期待しています。

(参加者と運営スタッフの皆さんと最後に記念撮影、皆さんいい笑顔)

今回は子どもから大人まで幅広い方と一緒に走ることができた充実したイベントでした。
地元の富山県でこのような年代をこえて繋がりが持てるレースが今後も開催されて継続していくことを僕も望んでいますし、応援していきたいと思います。
(今回のランニングイベントは定期的に開催されるそうです)

また、ただ地元を応援しているだけでもいけないと思い、
コロナウイルスの感染状況を踏まえてですが、
今年の夏に地元の南砺市利賀村(富山県)でランニング合宿を開催するために現在準備中です。

今までは僕も妹も選手として応援される側でしかいませんでしたが、
今後は自分たちも地元を応援する側として、
なにかできることはないかと思い企画させていただきました。

これまで地元に育ててきてもらった分を少しずつではありますが、
なにか返していけたらと思っています。
色々な方にご協力をいただきながらにはなりますが、手触り感があり、たしかにそこに人の思いが詰まっている、そんなスポーツイベントとなるよう取り組んでいきたいです。

またイベントへの参加に興味ある方は須河までぜひご連絡ください!
(有難いことにあと数枠で定員のためお早めに!)
今回も読んでいただいてありがとうございました!

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