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やさしくしてくれた人のことをちゃんと思い出せるだろうか
もしこの人生がずっと先に続くのであれば、今はとっても大きな"点"になると思う。
人間関係、やりたいこと、生活。
一昨年に参加したyoutube生配信ドラマ「マチアイ」の一節が頭を巡る。2020年に参加した「春の朗読」の台詞を思い返す。『どこにいきたいんだっけ?』
自己嫌悪はドラッグだ。すれ違ったラッパーの人が言ってた。不治の病。
この先に、自分が足りないと思っているものが全部足りたとして、街の片隅で泣いている人に気づいて抱きしめてあげることは出来るだろうか。
やさしくしてくれた人たちのことをちゃんと思い出せるだろうか。
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小学校6年生。家に引きこもってゲームをしてた時に、外に連れ出してくれた同級生。俺は一瞬だけ撮り鉄になった。
中学校3年生。最後のサッカーの大会の帰り。
バスの中で「銭湯行く?」って誘ってくれたチームメイト。まだこの幸せが続くんだって思った。高校にあがり、みんなと一緒にフィールドにいられないサッカーはやめた。
初めてのアルバイト、コンビニ。いっつも話を聞いてくれた夜勤のおっちゃん。コンビニ内のものはなんでも買ってくれた。だけど、高校生の前でタバコを吸いすぎ。気づいたら自分もタバコを吸っている。
授業中にふざけていたら「あんたは絶対普通の仕事出来ないよ!」って言ってくれた、若い先生。それは言い過ぎ。
昼休みに学校を抜け出して、ラーメンを食べに行った時、向かいの席で黙って笑ってくれた先生。
財布を届けてくれた人たち×4。
いつも同じように鍋をふるって、おんなじ味の麻婆飯を出してくれた中華屋のお父さん。一回食べながら泣いていたら、餃子をサービスしてくれた。赤ちゃんみたいだ。
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色を失っていく景色。
最近観た映画が、とってもとっても良くて、一瞬救われたような気になっても、現実は冷たい。とってもとっても冷たい。資本主義の一部となって、自分たちだけ笑っている人生なんて嫌だ。
先に残っている予定だけが、そこにいさせてくれる理由。
オーディションの脚本をポッケに入れて、散歩してみる。
夜風が気持ちいい。
土曜日の夜は、みんな晴れやかに話していて、昼間みたいに明るい。
自分から街に出たのに、逃げるように家路につく。
どこにいきたいのかわからない。
正当化も出来ない自分の人生。
いつだって辞めたい。
誰かからうけた優しさだけを思い出して、
いつか人に優しくしたい。
今はただ、この激イタブログを書くことでしか自分の気持ちを保てない。
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母ちゃんに電話したら、眠そうだった。
話してたら眠くなってきた。
おやすみなさい。
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