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ボラバ日記黒川温泉編2011その5

2月11日
この日はお昼出勤なのでマッタリと布団にくるまってダンゴムシ状態の俺
半分ウツラウツラとしている時に玄関から誰かが入ってくる気配を感じた
「あっ来たなぁ~」
得体の知れない気配がすぐ傍まで近付いて来た
すぐに人間ではないと感じたが、悪い気ではなかったので、その得体の知れない気配に「マッサージをしてくれよ」と頼んだら肩甲骨と腰に微量な電気が走る様な刺激が走る
とても気持ち良い♪
おかげでこの日は一日調子が良かった
そんな得体の知れない気配は以前からこの敷地内で作業している時から気付いていた
いつも誰かに見られていたんだもん
それは昼夜問わず見られていた
しかしやっぱり悪寒は走らず、見守られている様な気がしてならない
この旅館の母屋は東北の築180年の古民家を移築したものらしく、俺が思うに得体の知れない気配も一緒に着いて来たんじゃなかろうかと思う
その得体の知れない気配の正体は座敷わらし
たぶんね(≧ω≦)
そんなこんなで体が軽くなったところで、朝風呂に入って仕事に備える
この日は俺が入って初めての満室の大忙し♪
部屋の準備などバタバタしてたら、あっと言う間にお客様をお出迎えの時間
もうスッカリ部屋の案内も任せて貰える様になり意気揚々と案内する
もう楽しくて仕方がない♪
十一組のお客様を出迎えると夜の賄いのカレーをラー油を掛けて胃に流し込む
するとすぐにお客様の夕食の時間になり、バタバタお食事処に駆け入る
今回は二組担当させてもらえる様になり、タイミングを見計らって厨房に料理を頼む
時折他の客の様子も見て、皆で協力しながら配膳する
だいたいお食事処で食べて頂くのだが、俺の担当の内、一組は部屋食なので、直接食事の進み具合を見てタイミングを見計れないので、かなり大変だった
しかし問題なく配膳出来たと自負しております♪
で、なんだかんだと気持ちはバタバタとしてたが無事お客様の御夕食タイムを終える
そしてドタバタと清掃と翌日の準備をしてこの日の業務終了
後は温泉に浸かり、汗を流して寝るだけだ
と思っていたらヒョウとマオちゃんが部屋に来襲
ヒョウはインスタントラーメンを、マオちゃんは豚足を夜食に俺の食料を喰い荒らし盛り上がるw
俺、翌日六時起きなのに(´;ω;`)
そして二人はやっぱり俺の布団を占領して、またフローリングの上で寝袋に包まれながら寝る事となったボラバイト生活25日目
2月12日
深夜一時に寝て、三時に目覚める
そこから二時間ほど寝付けなくて暗闇の中ボーッとする…
やっと寝付けたと思ったら六時
出勤の時間だ
準備をして、シンシンと降りしきる雪の中をトボトボ歩いて職場へ赴く
そんな俺とはよそに部屋で不思議な現象が起こったらしい
俺が部屋を出た後にマオちゃんが帰宅、少ししてヒョウが部屋から出ようと思ったら鍵が閉まっていたとの事!
最初はマオちゃんが鍵を閉めて行ったのかと思ったらしいが、しかし俺の部屋の鍵は部屋の中…
スペアキーは存在せず、外からロックする事は不可能だし、まして中にはヒョウ一人…
この摩訶不思議な現象はいたずら好きの座敷わらししか考えられない
と、まぁ~そんな事が起こったとは露知らず一人で宿泊客の全十一組の朝食用テーブルを急いでセットする
そして七時、ひとりのお客様が朝食を食べにくる
通常八時からしか朝食は始まらないのに、この一人のお客様の為に支配人、板場は五時半、俺は六時半出勤になったんだ
で、なんだかんだとやってると八時を回り、ヤヘイとマオちゃんも出勤
俺は朝食出しと平行にチェックアウトした部屋の洗い物の回収・ベッドメイク・雪かきと大忙し
九時を回ると部屋食の朝食を運び出し
本当バタバタと目眩く慌ただしさに滑って、しりもりを突いたのはココだけの話w
そしておにぎりを落として台無しにしたのもココだけの話(ノω`*)
朝食出しが落ち着いた所で客室風呂の掃除、続いて回収&ベッドメイク作業
あまりの忙しさとパートの欠勤により、十時から中抜け休みに入る筈だったのに十四時半まで延長勤務
しかし温泉の温度調節をしてたら十五時
更にバタバタとチェックインするお客様にお出しする抹茶を立てたり、部屋の案内したり、お客様を出迎えたりとしてると十五時半…
丸九時間働かせて頂きました
本当ならこれで上がりなんだけど、この日も満室なのでそうもイカない
三時間と言う中途半端な休憩時間を頂く
部屋に戻り、何気にTVを点けたらこの年の一月初旬にプーさんとろくちゃんと三人で偶然出くわした温泉エッセイスト山崎まゆみさんがその時収録していた番組がやっていた
なので一時間ほど温泉番組を観ていた
しかし余りの寒さにひとっ風呂浴びたくなった俺は従業員用温泉に行くと女将に捕まる
午後の出勤を三十分切り上げになった💢
十八時出勤になっちゃった…
まぁ~とりあえず温泉に浸かり夜のバトルに備える

湯上がり後、夜の賄いを食べて、すぐに現場復帰
すると一気に四組のお客様が押し寄せドタバタアタフタとてんてこ舞い
マオちゃんミス連発!
俺も大きなミスは無かったものの意識朦朧で客の酒をこぼす、デザートを間違える…
中抜け休みがあったとしても十二時間もバタバタ働いていたら、そりゃ~意識も飛びそうになるわw
でも本当は三時間しか寝てないのが原因なのはココだけの話
でもなんとか踏ん張るも二十一時半前になるとフロントから退勤命令
フラフラになり、寮に戻るが何故か元気にw
温泉に浸かりリフレッシュ♪
マッタリと部屋で過ごしてると、今宵もやっぱりヒョウとマオちゃん来襲
ヒョウにはラーメンを作って上げて、マオちゃんには八朔を剥いて上げる♪
まったくマメなお兄ちゃんだよw
まぁ~そんな忙しくも慌ただしい満室が続いた二日間
そんなこんな座敷わらし騒動があった摩訶不思議な二日間
そして今宵も午前様なボラバイト生活26日目
2月13日
前日の夕食時とは打って変わって、落ち着いておもてなしをする朝食タイム
二時間ほど接客してその間にもチェックアウトする客を見送る等の対応をした後は、客室のシーツ交換・部屋のメンテナンスと十四時半まで働き通し
そしてすぐにチェックインの客対応とやっぱりお昼もまともに食べれない忙しさ
しかしチェックイン対応を済ませば後は忙しそうに見せる為…いや探せば幾らでも出てくる仕事をマッタリと遂行し、この日の勤務が終わる
さて夜の賄いをマオちゃんと食べていたら若女将が作ったバレンタインケーキを持って来たが話題は何故か幽霊の話にw
女将の話によるとやっぱり「移築した古民家と一緒に着いて来た」との事で、俺が「座敷わらしですよ」と口にしたら「そうかもしれん♪」と心当たりがあり、幽霊のいたずらっ子話に華を咲かせる
寮に帰り、マッタリと過ごしていたらマオちゃんが部屋に遊びに来て、早々俺の布団で寝やがった…
そして起きたと思ったら「今日はカルーアミルクにします」「八朔はもう無いんですよね」と居酒屋の如く注文を始める
で、三時間ほど、そんなにお喋りする訳でもなく、ユッタリと過ごし、マオちゃんに按摩しているとヒョウが帰宅
荷物だけ置いて自分の部屋に戻り、化粧を落として俺ん所で夜食を食べる…
もうこれが日常化している仕事上がりの情景
ヒョウの食事が終わり、一段落着いた所で金さんの部屋に遊びに行く夜中の二十三時w
この日は金さんがとりあえず、和らくから卒業と言う事で宅呑み送別会
とは言っても一時間弱だけの送別会w
さやっちから貰ったスキー正宗を持って送別会
普通に呑んで普通に騒ぎ、そして俺の部屋に三人揃って当たり前の様に帰る
二人とも…自分の部屋に帰りなさいよ💦
2月14日
早出のヒョウが一足先に帰り、マオちゃんも、もう一眠りしてから出勤準備の為に帰宅
一人残された俺は更にもう一眠りをして午後の出勤に備える
この日の前半の作業はお客様の車にチェーン装備・シーツ回収・部屋メンテ・客室チェックと金さんがいなくなった分、俺に仕事が増えてしまい結構バタバタ
お陰で金さんとお別れの挨拶も出来ず終いでした
まぁ~また逢えるさ♪
後半はのんびりな感じで客の出迎え・雪かき・夕食準備・夕食補助・後片付けとラストまで働いたけど…
あれ…俺って二十時までじゃなかったけ(´・ω・`)?
サービス残業でございますかぁ💦
温泉に浸かり、寮に戻ると今宵は珍しく各々自分の部屋で過ごしていたヒョウとマオちゃんなので、俺は皆から貰ったチョコを酒の肴に一人、夜を過ごした
ちと淋しい(´・ω・`)
2月15日
この日は十三時から出勤なのだが、タイムカードを押してから忙しい忙しい
送迎車の洗浄から始まって、シーツの回収作業・ベッドメイク・客室風呂の掃除・お客様をバス停まで送り、再びシーツ回収&客室風呂の掃除…
和室の布団上げ・再び洗車・雪かきと慌ただしく右往左往
「今日は忙しいね~」とヒョウに声を掛けたら「そうですか~?」との回答

どうやら仕事量に差があり過ぎる様だ…orz
この日の宿泊客を迎えに行くのに少し時間があるので、厨房で待機してると女将に捕まり又あらぬ仕事を頼まれる
夕食の賄いに出すすまし汁を作ってだとさ…
送迎までの10分という短い時間でバタバタすまし汁を作り、賄いの準備を済ませ、和らく号に乗ってお客様を迎えに行く
そして旅館にお連れした所で俺のお勤め終了
夕食のチキン南蛮弁当と作った水菜後入れすまし汁こと、ひろきん汁で賄う
ひろきん汁はなかなか好評で腹も一杯になり、夜はマオとドライブデート♡
と…言っても彼氏のいる宮崎までアッシーにされ、良い様に使われただけなんだけどね(ノω`*)テヘッ

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