遠野宏季(Hiroki Enno)

1991年生まれ/京大工学部卒/ 2016年「人類の感覚器官に自由を取り戻す」株式会社Ristを創業、2018年末に京セラグループに売却、現在は顧問。2019年11月株式会社Plasma創業、代表取締役就任。

遠野宏季(Hiroki Enno)

1991年生まれ/京大工学部卒/ 2016年「人類の感覚器官に自由を取り戻す」株式会社Ristを創業、2018年末に京セラグループに売却、現在は顧問。2019年11月株式会社Plasma創業、代表取締役就任。

    マガジン

    • 資本主義の次を模索する社会実験Exographについて

      20XX年の全員が働かなくてもいい時代に、働いていない人が税金の代わりに公共の福祉のために納めるものはその人の生き様全てのデータ。組織はそのデータを運用した利益で社会を回すのである。 2019年、このプロジェクトでは最低限生きるのに困らない金額である月額20万円を人々に提供する代わりに、その私生活データを全て収集してその費用を賄うことに挑戦する。

    • AIベンチャーを京セラに売却した理由と今後

      創業3年未満のAIベンチャーを何故京セラグループに売却し、そして次にどこへ行くのか。「ただ生きているだけで人は価値を生み出せるか?」という問いから始めた資本主義の次の形を模索する社会実験を行います。

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    【Exographまとめ】実験レポート

    最低生活に困らない金額を人々に提供する代わりに、その私生活データを全て収集して、社会の反応やその価値の値付けに挑戦するExograph。 被験者へ実施したアンケート結果の全てを含めた詳細はレポートにまとめたので、時間に余裕がある方はこちらをご覧ください。 レポートは学術論文のような質ではなく、どこかの誰かの参考のためにメモした感じのものです。 今回はExographレポートから、既に他のnoteで説明している重複する部分を避け、新しいデータや議論の要点を抜粋してサクサク

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      • 【Exographまとめ】AIx憲法学者 山本龍彦教授との対談

        AIと憲法の第一人者である慶應義塾大学の山本龍彦教授に今回のExographの問題点などをお伺いしました。 最終的に「人間の条件」やデータフェミニズムにまで議論が発展して、個人的にとても楽しかったです。 大変お忙しい中、お時間頂きありがとうございました。 社会実験Exographの問題点遠野:社会実験Exographでは、被験者に月20万円を支給する代わりに、浴室を除く自室のほとんど全てにカメラを設置し私生活動画を撮ります。そしてそれを市場調査・商品開発に役立てるための生

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        • 【参加者募集編3】応募者1311名の属性発表

          最低生活に困らない金額を人々に提供する代わりに、その私生活データを全て収集してその費用を賄うことに挑戦するExograph。 この実験が明らかにしたい問いは以下の3点。   1. そもそもやりたい人がいるのか。いるとすればどんな人か   2. やる場合に、社会的にどんな批判や問題が生じるか   3. 撮れたデータがどれだけマネタイズ出来るか。 今回の投稿で、第一の問いの答えが出ることになります。 近況報告:1ヶ月が経った色々ありましたが、まずはメールCC一斉送信に関してご迷

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          • 【撮影編】Exographでのカメラ設置とデータ処理

            撮影どうする?ここ最近テレビでExographを取り上げて頂くことが増え、ロケまで行なって撮影シーンの状況を再現してもらったりと非常に感謝しています。 正直このブログで説明するよりも圧倒的に分かりやすくまとめて頂いているメディアの方を尊敬します。 今回は全てオフラインで完結今回のExographで行う撮影は全てオフラインで完結します。 具体的にはノートパソコン・USBカメラ・外付けHDD・延長USBケーブル・USBハブを被験者に貸与して、動画の撮影を行います。 被験者が撮影

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            【参加者募集編2】20万円で私生活データを売るExographの経過報告

            二週間が経った最低限生活に困らない金額を人々に提供する代わりに、その私生活データを全て収集してその費用を賄うことに挑戦するExographも、応募開始から二週間が経ちました。 この数日で支給額の「生活保護費用と同額」というキーワードが意図しない捉え方をされてしまったこともあり、本日から支給額を「20万円」と増額して引き続き募集を続けることとしました。 応募された方の概要(~11/10)この二週間で応募された参加者の属性は以下の通りです。 1. 応募人数と男女比419人(

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            【批判への対応編1】私生活データを売るExographの経過報告

            はじめにまずはじめに、批判も含めてコメントをして頂けている方、応募してくれている方、その他のすべての協力者に感謝しています。 またこの実験で不快な思いをさせてしまった方には申し訳なく思っています。 開始から一週間の間はTwitterでひたすらプロモーションしても大きな認知を得られず、応募者50名ほどだったExographプロジェクト。 PRTimesへのリリースを11/8に行ってから、自分がリーチできていなかった層への認知を図ることができ、応募者が現在までに400人名以上、

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            【参加者募集編1】13万円で私生活データを売るExographの経過報告

            プロジェクトページはこちら 一週間が経った生活保護費と同額の約13万円の代わりに、自室の私生活を動画で撮影したデータを提供してもらうという実験Exographも、公開と参加者募集から一週間経ちました。 検証したい主な仮説としては 1. そもそもやりたい人がいるのか 2. やる場合に、社会的にどんな批判や問題が生じるか 3. 撮れたデータがどれだけマネタイズできるか の三点です。 応募者された方の概要とりあえずこの一週間で応募された参加者の属性をずらずらっと見てみると以

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            資本主義の次を模索する社会実験Exographの概要

            プロジェクトページはこちらはじめに20XX年の全員が働かなくてもいい時代に、働いていない人が税金の代わりに公共の福祉のために納めるものはその人の生き様全てのデータ。組織はそのデータを運用した利益で社会を回すのである。 2019年、このプロジェクトでは都内23区の30歳前後に人に支給される月々の生活保護費用132,930円を人々に提供する代わりに、その私生活データを全て収集してその費用を賄うことに挑戦する。 背景昨今GDPRを始めとしてデータの所有や集め方の在り方が問われ、規

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            創業3年未満のAIベンチャーを何故京セラグループに売却し、そして次にどこへ行くのか(4)(社会実験Exographについて)

            ただ生きているだけで 人は価値を生み出せるか? Exographは、プライバシーと公共の利益の均衡を考える社会実験です。 プロジェクトページ 20XX年 世界の誰もが働かなくてもいい時代では 働いていない人が税金の代わりに納めるものはその人すべてのデータであった。 2019年 私たちはそのデータ運用の先駆けとして 東京都内23区の30歳前後の人々に支給される月々の生活保護費132,930円を提供する代わりに、その私生活データをすべて収集し、その費用を賄うことに挑戦します

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            創業3年未満のAIベンチャーを何故京セラグループに売却し、そして次にどこへ行くのか(3)(これからどこへ行くのか)

            その中で、僕は6月末に代表取締役を降りて顧問になる選択をしました。 理由は、Ristはゼロイチのフェーズを終え、拡大のフェーズに来たからです。 新しいフェーズに来たRistは、製造業という厚みと深みのある領域に最適なマネジメント体制で取り組む必要があります。 賛否両論あると思いますが、続投するよりも自ら身を引く痛みは地獄です。 この一年は自身の中では地獄のような味わいでしたが、それが全体最適だったと信じています。 一方で、だからこそ自分はずっとリスクを取ってゼロイチに取り

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            創業3年未満のAIベンチャーを何故京セラグループに売却し、そして次にどこへ行くのか(2)(会社の発展とM&Aについて)

            ベンチャーは最初から投資がいるものだし、その方が何となくカッコいいと感じている人は多いのかなとは思います。 考え方は人それぞれですが、自分の場合はやりたいビジネスが基本的にお金になりそうになく投資家さんに受け入れられずらそうなものばっかということ、受託で日銭は稼げる状態だったので、投資を受けずに始めました。 どちらも一長一短あると思うので、ここら辺で迷われている方などは時間ある時なら相談のりますのでご連絡ください。 しばらくは色々な受託をしつつ、社会課題に関心があったので地

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            創業3年未満のAIベンチャーを何故京セラグループに売却し、そして次にどこへ行くのか(1)(何故起業しようと思ったのか)

            あまりメディアに出ていないので知らない人も多いかもしれないませんが、2016年8月に起業した株式会社Ristを、2018年12月末に京セラグループに売却しました。 事業自体は非常に好調な中で、なぜこのタイミングで会社自体を売却したのかの経緯、そして自分が次に何をするのかといったことを、同じ様な境遇で悩んでいる人の参考にしてもらったり、自分の整理のためにもここにまとめようと思います。 そもそもは起業がしたい訳ではなかった。 確かに一番小さな頃に抱いていた夢はと聞かれると「人

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            「知る」と「生きる」は同じ現象

            野﨑まどが好き。 特に「know」が好きで知り合いに貸していたら誰に貸したか忘れて行方が分からなくなっていたので、改めて購入して読み直してみた。 《生きる》とは〈物質とエネルギーの自己組織化〉の過程を指す概念 《知る》とは〈情報の自己組織化〉を指す言葉 「〈物質の自己組織化〉《生きる》と〈情報の自己組織化〉《知る》は、私達人間存在の本質的な欲求です。生きたい。知りたい。人間とは、そういうものなんですよ」 生命は周りの物質を摂取し、代謝し、自己組織化させることで、本来

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            デッドメディア: 紙の本は嗜好品となる

            無駄を、人は贅沢と呼ぶ 不便に、人は愛着を持つ 触れることで、人は自己を認識する 人は情報を摂取する生き物だ かつてのレコードがCDに、いつしかSpotifyになったように 必要な栄養をサプリメントで補うように 偉人の言葉を脳に直接届けられる日が来たならば 朽ちて、邪魔で、重い本は、最高に贅沢な嗜好品となる

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            大企業サラリーマンと利己的な遺伝子のポートフォリオ戦略について

            起業家カッコいい、大企業サラリーマンダサい、という意見を目にするようになった気がする。だけど、別に起業しなくても、サラリーマンだったとしても、君は君らしくいればよい、ということを利己的な遺伝子のポートフォリオ戦略に絡めて話してみる。 お人好しで、他人のために生きる人が、どうしてこうも世の中にいるんだろう。結婚もせずに、子供も産まずに、ボランティア活動に明け暮れる人がどうしているんだろう。 小さい子供を救うため、自分の命を顧みずに池に飛び込んで救助をする人がどうしているんだ

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            食器洗いのアルバイトを1年雇うより、食洗機の方が安いと言われた日には

            人工知能という言葉を聞かない日は無い今日この頃で、老若男女問わずテクノロジーと人類の未来に思いを馳せる人が増えてきているのを感じます。 つい先日、とあるバーのマスターが人工知能にバーテンダーが取って代わられるのではないかという話をしていのだけれど、これからのバーテンダーの生き方はどうなるのだろうか。 マスター曰く、バーテンダーの良し悪しは、観察力とそれに対応する引き出しの多さによるという。 観察力とは、お客さんの表情や振る舞い、服装などから、相手の心境を把握して何をした

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