世間を気にして婚活〜まんが感想 合理的な婚活！
ごきげんよう、都花です。
毎日毎日本当に暑いですね。少し前「晴れて嬉しい！」なんて言っていた私ですが、これだけ毎日暑いと感謝の気持ちも薄れてくるよね。
さて、そんな暑い日にはおうちで読書でもするに限ります。今回は漫画ですが、私が人生考えるきっかけになった漫画の感想文です。
世間を気にして婚活を考える
上記は、題名からも分かる「婚活」の漫画です。
かれこれいい歳になり、仲の良い友達の結婚式やお食事会に招待されるようになりました。……私も結婚した方がいいのかしら？
そう考える妙齢の女性は多い事でしょう。私もでした。
そんな時に、最近話題のアプリを利用するべきか、相談所にでも登録するべきか、情報を得ようと思いました。そこでこの漫画が目に留まったのです。
あらすじ
「子供はいらない」「経済的にお互い自立していたい」「別居希望」この条件に当てはまり、更に「お互いを尊敬できる関係」を維持できる結婚相手を探してみせる…！ バリバリの営業職でありBL好きのおたく・横嶋じゃのめが、自分を営業しつつ数多くの男と会いまくる！ 果たして理想の結婚相手は見つかるのか？ SNSでも話題沸騰！ 結果は誰にもわからない、疾走感満載のリアルタイム婚活エッセイ!! 合理的な婚活～DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画～引用
まず、これは作者・横嶋さんの婚活活動記です。
横嶋さんは仕事バリバリ、趣味であるおたく活動もバリバリで、充実した毎日を送っていた為「結婚はむりかな」と思っていたところ、横嶋さんの母・美智子さんの病気が発覚。母一人子一人の横嶋家。お母さんが死んでしまったら天涯孤独となってしまう。急に襲い来る恐怖。
そこから彼女の婚活は始まった……。
好きなところ（ネタばれなし）
まず、条件が凄いです。「子供なし」「別居希望」「家計は財布別」正直この条件はもはや結婚かどうかもあやしい。そして実際そう言われている。
でも彼女は、自分が変わっているからって世間に合わせて条件を緩めようとか、そんなことは考えません。
彼女の結婚観は「大好きで尊敬できる1人のパートナーを決める事」なのです。「世間に認められるような結婚をする」ことでも「誰もが羨むナイスな男を捕まえる事」でもないのです。
そしてそう考えるようになった理由も、一通り漫画で説明してくれます。結構自分の内面も曝け出してくれます。知人も漫画を読むっていうのに、大体本心だろうなと思える思考をさらっと出します。しかも結構きつい言葉で。とても正直な人だと思います。
この漫画は、ほぼリアルタイムで進行しています。過去形のきちんと整理された漫画ではありません。
なので無事に成婚できるのかさえ分からない。どちらかと言うとブログに近いです。
なので思考がはっきりしているのが良いです。どうしてその行動を起こすのかが分かりやすく、感情の移り変わりがリアル。
失礼かもしれませんが、横嶋さんはかなり少数派の変わり者です。だからこそ面白いです。色々なことに果敢に挑んでいく姿が勇ましく、自分を曲げないところが清々しく、でも尊敬する人のアドバイスは聞き入れる素直なところもある。
私は彼女みたいなこだわりのある人に好感を持ちます。
でもだからこそ、敢えて言います。
この漫画は、婚活の参考にしようと読むものではない。
マイノリティを自覚する人が、自分の希望を叶えていくために、行動・思考を参考にするための漫画です。
各所でレビューが賛否両論なのは、恐らく婚活の参考にはならないのと、その思考の少数派さについていけない人が多いからだと思います。（婚活をうたっているので仕方ないとは思いますが）
なので、上記のような感覚で読めば、面白いと思います。もはや婚活漫画ではない視点ですけど。
個人的には、婚活漫画としても楽しめました。私が、横嶋さんと似たようなこじらせた結婚観を持っているからですね。笑
でも、それはそれとして。
・自分は少数派という自覚がある。
・世間に合わせないと、と思うけれど苦しいとも思う。
・新しい結婚の形を模索している。
・叶えたい夢があるが、諦めている。
・きつい物言いに反感はない。
これに当てはまる方には、お勧めです。
結局婚活は、というと。
世間の目を気にして結婚を考えていた私。
でも、この漫画を読み、自分の事を真剣に考えた結果。
私の人生、結婚は重要ではない。
という結論に落ち着きました。
私は自由が好きです。自分以外の誰かが増えると、自由の幅が減るかもしれません。
もちろん、この世には私を自由にしてくださる、素敵な方もいらっしゃるでしょう。そんな方とご一緒出来たらきっと楽しいでしょう。
でも、それは私にとって、どうしても欲しいものではない。
ですので、行動力を使うほどでもない。もしうまい話があったら、考えよう！笑
その行動力は、別のところで使おう。
横嶋さんは、それを気付かせてくれました。
もし面白そうだと思われたら、もしくは横嶋さんの婚活が気になった方は、読んでみて下さいね。笑 二巻完結です。
あなたさえよろしければ、またお会いしましょう。
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