Ito Hiroaki

伊藤裕顕 岩手県北上市在住 自称無所属記者 流しの大学非常勤講師 野良のカメラマン

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    最近の記事

    「ピッチの上では平等」か?スポーツの背後にあるもの

    FIFAワールドカップカタール大会が始まった。私はサッカー競技が好きなので(最上位ではない)、それなりに楽しんでいる。スポーツくじWINNER日本対ドイツ戦を1口(200円)購入し、2対1での日本勝利を的中させもした(当選払戻見込み1,240円)。 しかし、(相当数を占める)サッカーへの関心が薄い日本国民は、ワールドカップに困惑しているのではないか(私はまだ誰ともワールドカップについて会話していない。周囲に関心を持つ人がいないのだ)。それどころか、恐怖心さえ覚えているのではな

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      • ボーナス150万円確保のため、貧困層は電気料金高騰に苦しめられる

        果てしない値上げに苦しむ、貧困層の私たち。これから冬に向かうというのに、電気、灯油、ガスは高騰の一途である。生活維持のため、暖房費節約も視野に入れざるをえない。しかし、北国に住む私たちが、暖房を我慢したらどうなるのか。生活維持のため「凍死」してしまうのではないか?公共性が高いエネルギー企業の苛烈な値上げ攻勢、中でも電力企業の情け容赦ない「仕打ち」に、貧乏人は怯えている。

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        • 夏季オリンピック東京2020大会とは何だったのか?~東北大学全学教育講義ノートから2~

          1年前の今日、夏季オリンピック東京2020大会開会式が行われた。 事実上の無観客、強行開催に踏み切った大会を全否定する意図はない。私も、観客として競技観戦を楽しみにしていた。フィールドホッケー男子(とハンドボール女子のチケットを入手しており(好カードだったので無念である)、最後まで観戦の可能性を探った。COVID-19ワクチン接種を1回でも受けておきたいと、大規模接種会場のキャンセル待ちもした。しかし、望みはかなわなかった。その分、冷徹に大会を観察することができたかもしれない

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          • 夏季オリンピック東京2020大会とは何だったのか?~東北大学全学教育講義ノートから1~

            夏季オリンピック東京2020大会開催から1年が経つ。COVID-19禍の中、1年延期の上、大半の会場を無観客とし、強行開催に踏み切った「異例の大会」である。「異例の大会」は、オリンピックの「異常、異型」を顕在化した。民主主義システムから外れた、特権階級ともいうべき、役員、選手による商業イベントであることを、(今更ながら)私たちは思い知らされた。 2022年6月、大会組織委員会は「公式報告書(OFFICIAL REPORT)」を公表。大会の特色として、「コロナ禍での開催となった

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            今こそ、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの声を聞け。

             ロシア連邦のウクライナ国侵略から2か月が経過した。独裁者が主導する暴虐行為は、全く終りが見えない。もはや、ウクライナ征圧ではなく、「戦争そのものが目的」と化しているように感じる。この侵略戦争を終結させるのは、結局、ロシア国民の覚醒と勇気ではないか。彼らが、権威主義、国家主義の歪みを感じ取り(実はとうに感じているのだろうが)、言論と団結で独裁政治を打倒する時、侵略は終わるのだと思う。逆に言うと、彼らが沈黙、服従し続ける限り、侵略は続く。  日本のメディアは、この2か月、代わり

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            Citizenの上に立つAthlete 統合完成版

            夏季オリンピック東京大会は大詰めを迎えている。COVID-19禍が深刻化する中、事実上、強行開催されたこの大会は、いったい何をもたらしたのであろうか。政府が発出した非常事態宣言は、防疫、公衆衛生を最優先し、Citizenの基本的権利を制約する。しかし、オリンピック参加Athleteは、宣言下でも権利行使の自由を保障された。彼らは、特権を付与されたのである。Athleteは、Citizenの上に立つ。社会の階層化を推し進めるこの不条理こそが、東京大会の実相ではないか。

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            Citizenの上に立つAthlete PART3

            一般国民に優先して、COVID-19ワクチン接種を受けた夏季オリンピック東京大会出場のAthlete。彼らは、オリンピック出場に至るまで、際限なく特権を付与されてきた。その実相を批判的に論考する。

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            Citizenの上に立つAthlete PART2

            私はAthleteを応援しない。私はCitizenを応援する。 「緊急事態宣言下でもオリンピックを開催するのか?」「答えはYESだ」IOC幹部の発言が現実となった。第32回夏季オリンピック東京大会は、緊急事態宣言が発出された最中、防疫、公衆衛生上の懸念を半ば無視する形で強行されている。それ自体、極めて問題だが、緊急事態宣言下の開催には、もう一つ重大な問題がある。

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            Citizenの上に立つAthlete PART1

            私はAthleteを応援しない。私はCitizenを応援する。

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            「震災前よりいい街にする」呪縛の10年

             2021年3月11日木曜日。東日本大震災発生から10年となった。  震災被災地岩手県釜石市(かまいしし)に、かつて5年余居住した私は、多くの友人、知人がいる。一方で、大津波により、10人以上の親しい人々を失った。以来、同市と隣町上閉伊郡大槌町(おおつちちょう)の変遷を、映像に記録し続ける。  釜石市も大槌町も、震災前と風景が一変した。膨大な量の土砂を積み上げ、コンクリートで固め尽くした人工地盤の上に、鉄骨構造の建造物を建てる。街は整然とし、「復興しました」感が横溢する。しか

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            首領退場でも変わりようがない日本国スポーツムラの限界

            日本国に、オリンピック・パラリンピック競技大会開催の資質はあるのか?オリンピック憲章を軽視した発言で、スポーツ界の首領、森喜朗氏は退場に追い込まれた。それで、何が変わるのか?変わらないであろう。変わりようがないのである。日本スポーツ界の限界を、社会思想と照らし合わせ、読み解く。

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            世界に恥をふりまくオリンピックから収益を得る欺瞞

            オリンピック憲章、オリンピズムの根本原則6は、「オリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない」(The enjoyment of the rights and freedoms set forth in this Olympic Charter shall be secured w

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            国際世論という既視感

            夏季オリンピック・パラリンピック東京大会は、1年延期されたものの、開催の行方は、不透明感が増している。しかし、IOC、組織委員会、東京都、日本国政府はもとより、アスリート、メディアも、多くを語ろうとしない。その一方で、海外メディアは、「中止やむなし」との論調で、東京大会の行方を報じる。それは、「いつか見た光景」と筆者には映る。(続きは以下のリンクで)

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            自殺者増に関心を示さない哀しみ

            日本国内では、2020年7月以降、自殺者が急増し、月間1,800人超で推移している。そして、10月には2,158人に達した。中でも、女性が自ら命を断つケースが尋常とは言い難いほど増えている。12月4日金曜日、内閣総理大臣菅義偉氏の記者会見で、フリーランスジャーナリストがその点を質し、国民にどう寄り添うのか問うた。しかし、答えは冷たいものであった。

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            無所属記者が映像で伝える「あなたは東日本大震災を知っていますか?No.03」

            東日本大震災発生から9年6か月。自由民主党総裁選挙立候補者が、宮城県、福島県を訪れていた。駄目とは言わないが、「被災地に寄り添う」パフォーマンスとも映る。「同情」「復興総論賛成」なら、誰でも、いつでもできる。問われるのは、被災地の復興進捗格差を理解し、自治体ごとに異なる個別問題の解決策を提示すること。その前提として、2011年3月11日に何が起き、その後、いかなる苦難の道を歩んできたか、認識を深めるべきであろう。岩手県上閉伊郡大槌町。この小さな街の苦難は、計り知れないものがあ

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            無所属記者が考える「自助の人が貧しき人に強いる自助地獄」

            内閣総理大臣安倍晋三氏が、体調不良を理由に辞任を表明した。もっとも、政権は、不祥事、失政で支持率が低迷、行き詰まりを見せてもいた。後継の自由民主党総裁、すなわち内閣総理大臣を引き継ぐ人を選ぶ、選挙には、石破茂氏、岸田文雄氏、菅義偉氏が立候補している。 大勢は、派閥という内輪の論理によって、安倍氏の政治路線継承を唱える、菅氏で決したようである。政治家が選挙で勝つための三要素、「地盤(支持者)、看板(知名度)、鞄(資金)」を代々受け継ぐ世襲議員が多い自民党にあって、秋田県から集団

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