藤井想月

フリーランスで在宅ワークしている兼業主夫。妻と発達障害のある男の子(中1:MIZUKI…

藤井想月

フリーランスで在宅ワークしている兼業主夫。妻と発達障害のある男の子(中1:MIZUKI)の3人家族。 日々思いついたことをとりとめなく(適当に)書き綴った徒然日記です。 「想月」はペンネーム。

マガジン

  • 月夜の晩に。。

    「月々に 月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」 (詠み人知らず) 今月見る月は今月だけの月、今日見る月は今日だけの月。 私、想月がその日見た月のことを思いつくまま、気の向くままに綴ってまいります(月以外ののことも書くかも)。

最近の記事

茜雲

買い物帰り、西の空にはあかね雲。 『月日貝』 西のお空は あかね色、 あかいお日さま 海のなか。 東のお空 真珠いろ、 まるい、黄色い お月さま。 日ぐれに落ちた お日さまと、 夜あけに沈む お月さま、 逢うたは深い 海の底。 ある日 漁夫にひろわれた、 赤とうす黄の 月日貝。 (金子みすゞ(童謡詩人)) 「茜色」とは、茜草の根で染めた暗い赤色のこと。夕暮れ時の空の形容などに良く用いられることで知られています。 ちなみに日の丸の赤色は、正確にはこの「茜色」なのです。 微妙

    • 閉塞成冬

      昨日から、暦の上では二十四節気の「大雪(たいせつ)」、そして七十二候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」です。 「閉塞(そらさむく)」とは、天の気が上へ昇り、地の気が下へ降り、天の気と地の気が通わなくなり塞がった状態。それが「冬」という事。 それでも昨日は小春日和で久しぶりに暖かい日だった。 厳しい冬の時期の束の間の天恵。 しばしの日光浴、光合成。ここのところ少しくるってしまっていた体内時計を調整して、穏やかな日の光と、ほんのりとした暖かさをしっかりと体内に蓄える。

      • いわし雲

        正式な名前は「巻積雲(けんせきうん)」。 うろこ雲とも、さば雲とも呼ばれます。 「いわし雲 おおいなる瀬を さかのぼる」 (飯田蛇笏) 本当に大きな空の川を遡っているかのよう。。 想月

        • 霜月満月(フロストムーン)

          昨日は11月の満月、「フロストムーン」。 「ビーバームーン」という呼び方もあるみたいだけど、語源がちょっとアレだったんで割愛😓。興味のある方は調べてみてください。 まさに霜月、撮影してても手が悴む。 霜月満月の昨日は「半影月食」という現象も起きました。 「半影月食」とは、地球の影に月が半分隠される現象で、月が欠けて見えるのではなく、一部がグラデーションのように少し暗くなった状態で見られます。1、2枚目の写真は食の最大である18時40分過ぎに撮影した写真。3、4枚目は食が終わ

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        • 月夜の晩に。。
          16本

        記事

          父の背中、息子の背中

          私と息子が歩いている様子を後ろから撮影した写真。 ただそれだけの写真。 なんの気になしに写真を見ていたら急に思い出した。 私が父の背を越えた日のことを。 「でかくなりやがって。」 そう呟いた彼の顔は笑っていた。 父よ。 息子に背を越され、あなたの笑顔の意味がわかりました。 父よ。 あなたの孫は私よりも大きくなりました。 想月

          父の背中、息子の背中

          「感情を文字に変換する」という作業について

          「感情を文字に変換する」という作業において、自分の現状の知識だけでは限界を感じて本を買ってきた。 「喜・怒・哀・楽」というのは、ひとつの感情が独立することは少なく、常にそれぞれが微妙な割合で入り混じっている。 それをどう文字に起こすのか。 演劇のように、それを表情や動きで表すことはできず、文字のみで表現しなくてはならない。 四十五の手習い。 若い時にそれなりに本は読んだつもりだったけど、もう少し古典や純文学に触れるべきだったのだと思う。 微妙で繊細な感情を表現する為

          「感情を文字に変換する」という作業について

          街路樹

          近所の街路樹。すっかり紅葉してました。 街中にも秋の気配が降りてきましたね。 今年はこんな状況の中で、四季の移り変わりを感じにくくなっています。 「冬浅し 紅色の葉に 時を知る」 想月

          ブルームーン

          直訳すると「青い月」ですが、1か月に2回満月がある時、2回目の満月のことを「ブルームーン」と呼びます(諸説あり)。 今日の満月は2020年で最も地球から遠い満月。「マイクロムーン」とも呼ばれます。2020年、地球に最も近い満月だった4月8日と比べると、見た目の直径は約14%小さく、明るさは約30%も暗いそうです。 ちなみに特殊な状況下でないと、月が青く見えることはありませんが、赤っぽく(オレンジ色っぽく)見えることはあります。これは大気により現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと

          ブルームーン

          巻雲

          今朝の空。 「巻雲(すじ雲)」が流れていく。 春雲は綿の如く 夏雲は岩の如く 秋雲は砂の如く 冬雲は鉛の如く 晨雲は流るるが如く 午雲は湧くが如く 暮雲は焼くが如し (正岡子規) 真っ青な空の高いところを、ものすごい速さで流れていく繊細で透き通るようなこの雲は、上から何を見ているんだろう。 想月 ※巻雲(すじ雲) 空の一番高いところにできる雲。 「すじ雲」とも呼ばれ、雲の先端がカギ状に曲がっていることがよくあります。 高層の空気の流れが速くなる秋によく見られます。

          想月

          近所のお店に買い物に行った帰り、なんだか気配を感じて振り返ると、林の奥へ沈んでいこうとしている月。 しばらくボーッと眺める。 新月から生まれ出でて2日目の幼いお月さま。 一人で心細いから呼ばれたのか、それとも所在なげにブラブラ歩いていた私があまりに不憫だから声をかけてくれたのか。。 月を観ながら色々と想う。。 想月 スマホで撮ったからピンボケ気味。本当はもっとクッキリと細く美しい。

          新月

          本日、11月15日(正確には15日14時7分)は新月、お月さまの休業日です(と言っても、お日さまの光が当たらないだけで実際は登ってきているですが。。) 見えないのでもちろん写真撮れません。今日はテキストだけ(つまんないな~)。 月は平均29.53日の周期で地球を回っています。 月と太陽と地球の位置で、月の形が欠けたり満ちたりと変わっていきます。 月の形は、新月を「月齢0」とし、満月を「月齢14」、最後を晦日「月齢29」として、ぐるぐると循環しています。 新月とは、太陽と地球

          十三夜

          今日は旧暦の9月13日、それで今日のお月さまを十三夜と呼びます。 十三夜には、豆や栗を供える習慣があったため、「豆名月」や「栗名月」とも呼ばれます。 また、今日は2年ぶりに地球に最接近している火星をすぐ隣に見ることができました。 お月さまを中心に円を描くように動いていく火星。 月と火星のペアダンス。 「くまもなき鏡と見ゆる月影に心うつらぬ人はあらじを」 藤原長実 (曇りなく輝く鏡と見える月の光に、心を移さない人はあるまいよ。) 澄んだ月明かりの下、 心地よい虫の音色が響き

          月は東に、日は西に

          今日は日の出前の写真をアップしたので、日没直前の写真も。。 写真を撮影して振り返ったら、なんと月も顔を出していました。 こちらも撮影。退勤直前の太陽と、出勤直後の月の共演(笑)。 今の時期、天気がよければ日没直前に太陽と月を同時に見ることができます。 菜の花や 月は東に 日は西に (与謝蕪村) 「菜の花」の季語がしめす通り、春の歌ではありますが、もし今の時期ならさしずめ 「稲雀(いなすずめ) 月は東に 日は西に」 こんな感じでしょうか。。 想月 同じ時間帯なのに、空の

          月は東に、日は西に

          半月

          ゆくへなく 月に心の すみすみて 果てはいかにか ならむとすらむ (西行法師) 本日は、月齢7.3。ほぼ、半月です。 文学的には、弦月(げんげつ)、弓張月(ゆみはりづき)、弓張(ゆみはり)、恒月(こうげつ)、破月(はげつ)、片割月(かたわれづき)とも言います。 日本語っておもしろい。 満月も綺麗ですが、半分になったお月さまもそこはかとなく美しいかな。。 想月

          中秋の名月

          月々に 月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月 (詠み人知らず) 昨日は中秋の名月。兎は餅をついているんだろうかと思って、卯年男が撮影📷 アップで撮影しちゃうと毎月代わり映えしないんだけど、今月見る月は今月だけの月、今日見る月は今日だけの月。 いつも全然違うことに思いを馳せながらシャッターを切る。 想月

          中秋の名月

          文月満月(コーンムーン)

          本日は9月(旧暦の文月)の満月です。 台風の影響で曇りがちだったので、今月は難しいかなと思っていたのですが、、なんとか撮れた📷😀 8/31~9/2は旧暦のお盆期間。 沖縄では旧暦でお盆を行うそうです。 ご先祖様に感謝の気持ちを持ちながら、、 想月

          文月満月(コーンムーン)