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こういった理由で奄美にプチ移住しています

奄美空港から車で1時間半くらい走ると、瀬戸内町の網野子というところに着きます。
山に囲まれ、海に面し、ゆったりした雰囲気のとても小さな集落です。

ネット上にあまり情報がないのですが、奄美の情報をまとめている「しーまブログ」の昔の記事で紹介されているのを見つけたので載せておきます。

(一枚目の写真でいきなり親戚が出てきたり、紹介されてるお墓がうちのお墓だったりで、個人的にすごくおもしろかったです。昔は集落内で結婚する人が多かったようで、親戚だらけなのです。)

一昨年から、両親がUターンしてここに住んでいます。
ぼくは生まれも育ちも埼玉の小江戸川越なので、ここは実家というより、ばあちゃんちといった方が馴染みがある場所。
小学校のころは毎年、夏休みになると、姉と二人、子供だけで遊びにきていました。

ぼくと一歳の娘は、12月からこの網野子の両親の家で過ごしています。

普段は、妻と娘と、東京のマンションで暮らしています。
仕事はオンラインで提供するコーチング。妻は企業勤めですが育休取得中。
そんなかんじで二人で家にいながら、家事や子育てを夫婦で協力して過ごしていました。

そんな中で、妻の長期入院が決まりました。

じつは妻、ずいぶん前からイレウスで入退院を繰り返しているのです。
これが何回も手術しても腸が癒着したりでなかなか完治しない複雑なもので、いまでは「治すもの」というよりは「うまく付き合っていくもの」として受け止めています。
今回の入院はそこまで急を要するものではなかったので、コロナの対応を優先する必要がある病院側と長いあいだ相談しながら、時機をうかがっていました。
でもこれ、急ぎではないとはいえ、近いうちのどこかで対処が必要なものではあったのです。
なので、まだオミクロンが猛威を振るう前に少し落ち着いたタイミングを見計らい、12月初旬の手術が決まりました。

入院期間はみじかくても3週間はかかるでしょうとのこと。
それを受けて夫婦で話し合いです。

手術自体は不安ではあるものの、何度もお世話になっていて信頼している病院なので、そこはおまかせするしかない。

あとは入院期間中のワンオペ育児と仕事の両立をどうする問題で、どちらもいい具合にやっていくにはどんな風に過ごすと一番いいんだろうねと、あれやこれや話し合い。

はじめは東京の家を離れる考えはなく、地域のファミリーサポートや保育サービスを調べました。
病気理由で一時的に保育園に預かってもらう方法も検討し、実際にいくつかの保育園を調べて空き状況を確認するなども。
ですが、空きは翌月の動きしだいですぐに確定できず、入れたとしても送り迎え準備や寝かしつけ、家事に加えて仕事となると、実際かなり大変だろうなというのは簡単に想像できました。
(実際にやっている人はたくさんいると思います。本当に尊敬します…)

加えて、このご時世なので病院は面会できません。
会えるとすれば、退院してから。
しかも、お腹をメスで切ったばかりの妻の体では、退院してもすぐに子どもを抱いたり家事をすることは難しく、寝ているときに乗っかってこられるのも危ない。
卒乳したばかりの娘にとっては、近くにいるのに、抱っこしてほしいのに、してもらえない。
となると、たぶん悲しくて悲しくて大暴れするよねぇと。

もう、だったら実家で世話になろう。

ということになりまして、奄美へのプチ移住が決まりました。
仕事はオンラインでできるし、親戚がたくさんいるから、どうにかなるだろうと。

12月の5日に妻の入院を見送り、6日に手術の無事を確認し、8日から奄美の家に娘と二人で到着しました。

実はこれを書いている1月28日時点で、妻はまだ入院しています。
早く元気になり、家族全員そろって再開できることを待ち望んでいるところです。

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