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脂質をもっと理解する③

今日は女性がとっても気になるお肌の話です。

肌にとって脂質って何となく悪影響なイメージしか持たない人が多いけど、実はすごく脂質と関係が深いんですよ。

女性の多くが悩んでいる肌トラブルの原因って、大抵が肌のターンオーバーの乱れからくるもの。

ターンオーバーを簡単に言うなら「新しい肌の細部に生まれ変わるサイクル」のこと。

これが上手くいかなくなったら、そりゃ肌細胞が古いままになっちゃう訳だからトラブルが頻発するよね?

でもこれに脂質が大きく関わってることはあまり意識が無いのが現状だよね。

そもそも肌の表面って比較的に酸化しにくい「オメガ9系の脂肪酸」で覆われていて、過剰な水分の蒸散じょうさんを防いでくれています。

さらに、その内側の表皮は肌の潤いを保つため、角質細胞かくしつさいぼうの間をセラミドが埋めてます。

セラミドは角質間資質とも呼ばれ、ジェル状な脂質で角質細胞の隙間を埋めているんです。

このセラミドが弾力や潤いをキープするのには重要で、少なくなると肌の張りが失われていきます。

年齢の割にシワの多い人はこのセラミドが少ないんだね。

このセラミドには「オメガ6系脂肪酸」のリノール酸が必要!

そして、ターンオーバーを進める為には、古い細胞が角質として剥がれ落ちる必要があります。

この細胞の活性化には「オメガ3系脂肪酸」が必要になります。

こうやって考えると全部必要なのが分かるよね?

少し脂質に意識が向いた人だと「オメガ3系脂肪酸」が体に良いからと言って積極的に摂っている人がいますが、オメガ3だけをたくさん摂ってもダメなんです。

現代人はオメガ6系脂肪酸が過剰になっているからオメガ3系脂肪酸を多く摂取しましょうって事なんだろうけどね。

オメガ3系脂肪酸が欠乏するとドライスキンになる事はマウス実験では確認されています。

全ての脂質は体を維持する上で大切なんだって理解してください。

ただ、リノール酸の多いものを多く摂り過ぎるとアトピーや喘息などのアレルギー性疾患を引き起こすので、オメガ6系脂肪酸の摂取は意識して減らすべきだと思っています。

僕が子供、母親と一緒に料理をしていると揚げ物などの油はもう一度して使ってました。

今では一度使った油は使わない様に伝えていますが、油の使い回しは酸化した油を使うことになります。

油を使いまわした時、新鮮なものと違う臭いがしたり、粘り気が出てきたり、泡が浮かんで消えにくくることがあるの知ってるかな?

これが油が酸化しているサインだと思ってください。

コレステロールの事は前回話したけど、コレステロールは体にとって必要だって話したよね?

でも怖いのは「酸化コレステロール」です。

これはファーストフードの料理などに含まれる事が多く、LDLコレステロールを酸化させて動脈硬化を引き起こす原因を作るんです。

本来、コレステロールが悪者扱いされる原因は酸化コレステロールの摂取に関すること。

前回話したコレステロールが全て悪な訳ではないんだね。

今日はここまで、素敵な一日をお過ごしください。



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