【建築】階段! Stairs! 階段!
特に階段好きでもなければ、階段フェチでもない。しかし今まで撮った写真を改めて見直していると、階段もかなり撮っていたことに気付いた。
ということで今回は階段コレクション!
ニュー・ミュージアム(SANAA)
箱をずらしたようなフォルムの美術館。その内部を貫く階段。最近こういう細長く、天井が高く、奥行のある階段が流行っているなあ。
プリンストン大学アートセンター(スティーブン・ホール)
必要性を感じない吊り構造かつ柔らかいデザイン。手すりに組み込まれた照明も無駄に凝っている。嫌いではない!
ワールド・トレード・センター駅(サンティアゴ・カラトラバ)
「く」の字に突き出た階段。構造家カラトラバらしいデザインだ。特にこの下からのアングルが美しい。
光の美術館(安藤忠雄)
天窓がつくる光と影が見どころ! 晴天の日に訪れるべし!
オンタリオ美術館(フランク・ゲーリー)
誰の設計なのか直ぐ分かるデザイン。とは言えゲーリー建築でも、ここまでのグネグネは珍しい。特集には外せない階段だ。 <参照記事>
ヴィトラ消防ステーション(ザハ・ハディッド)
片持ち階段、自立した手すり、それを見せるスポット照明。約30年前(1993年)の竣工であるが、古びていない。さすがザハ!
横浜市立大学 YCUスクエア(山本理顕)
屋外の非常階段。メチャ美しくないですか?
サヴォア邸(ル・コルビュジエ)
名作住宅の階段。黄金率に基づいてデザインされたと思うが、ウチにも欲しい!(マンションだけど...)
ヘリタンス・カンダラマ(ジェフリー・バワ)
バワの建築はあまり意匠やデザインが評価されることは少ないが、シンプルなこの階段は、かなり私の好みのデザインである。 <参照記事>
台中国家歌劇院(伊東豊雄)
洞窟のような空間にマッチした優雅な曲線を描く階段。これからオペラ鑑賞をするにはこのくらいの優雅さが良い。
群馬音楽センター(アントニン・レーモンド)
モダニズム建築の傑作! 最近の薄く軽やかなデザインも良いが、ドッシリ構えた安心安定のデザインも存在感があって良い。
オーフス市庁舎(アルネ・ヤコブセン)
控えめに言っても「最高に美しい」としか表現できない。最後にキュッと返した曲線も効いている。個人的にはNo.1! <参照記事>
京都市京セラ美術館(青木淳)
リニューアルされた中央ホールのらせん階段。エントランスからこのホールを経て庭園に至るまでの動線も素晴らしい!
兵庫県立美術館(安藤忠雄)
この美術館で最もインスタ映えする場所だろう。カメラと撮影者の腕が悪く、階段全体が映っていないことは申し訳ない。
金沢21世紀美術館(SANAA)
この階段とエレベータ(映っていない)はこの建築の隠れたスポットだと思う。
聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館(ピーター・ズントー)
エントランスホールから展示フロアへ向かう階段。”誘うようなチラ見せ感”があると思うのは私だけか?
フィリップス・エクセター・アカデミー図書館(ルイス・カーン)
カーンは階段も美しく設計する。たとえバックヤードでも手を抜かない。写真ではそれが伝わらないことが残念だ。 <参照記事>
ライアソン大学(スノヘッタ)
おそらくこのリストの中で最も有名ではない建築だろう。しかしイベントの開催も可能なこの階段広場は、大学らしくて良かった。
フィラデルフィア美術館
美術館としても全米有数の規模だが、ロッキーが駆け上がる階段も有名である。ここでのロッキーポーズはマスト!
番外編:シーギリヤ
スリランカの岩山につくられた5世紀の王宮跡。そこにへばりつく階段がすごい。観光用に近年つくられたものだが、急で幅も狭く、行きは良い良い帰りは恐い。
本当は100本以上の階段を紹介したかったのだが、今回は独断と偏見に基づいた20本に留めておく。やむを得ず選定からもれてしまった階段も多いので、気が向けば第2弾も企画しようと思う。
2021/7/26 追記:Part 2 企画しました!
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