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「水」がある景観、集めてみた

海とか川とか湖とか…。そんな「水」がある景観に惹かれる。建築探訪中、仕事で移動中、散歩中にそんな風景に出会うと、思わずカメラを向けてしまう。自然も美しいけど、人の生活が感じられる景観もまた味わいがあるよね。




子安浜(横浜市)

都会に取り残された漁船の舟屋。高層マンションや首都高に囲まれているその姿は哀愁を誘うが、現役の漁港でもある。横浜のDEEPスポットとしても有名。


ニューハウン/コペンハーゲン(デンマーク)

17〜18世紀にかけてつくられたカラフルな建物が並ぶ"新しい港"ニューハウン。現在はレストランや土産物店が並ぶ観光地となっている。休日のこの日は、運河に落ちそうなほど多くの人々が夕方の一時ひととき を楽しんでいた。


ヴァードー(ノルウェー)

スカンジナビア半島の最北東にある北極圏の町Vardø。ズントーによる魔女裁判のメモリアルを訪れた時に2日間滞在した。人口2,000人にも満たない小さな町だが、スーパーで醤油や海苔が売られていることには驚いた。


萬代橋(新潟市)

新潟市の象徴の一つである萬代橋。側で出店していた移動式屋台で弁当を買って河川敷で食べたが、爽やかで気持ちの良い昼休みだった。でも普段自分が住む街にも、こんな場所があるかもしれない。今度探してみよう。


シカゴ・ダウンタウン(USA)

シカゴはニューヨークに次ぐ摩天楼の街だが、そのビル街を縫うようにシカゴ川が流れている。川と大都会という組合せは珍しくないが、このように高層ビルがギリギリに立ち並ぶ光景は、他の都市ではあまり見られないかもしれない。


ヴァストラ・ハムネン/マルメ(スウェーデン)

かつての造船所跡地を再開発した住宅街。ヨーロッパで初めてカーボンニュートラルを謳った街でもある。それぞれの家が画一的ではなく、デザインや大きさがバラバラなのも良い。


白川(京都市)

京都・白川の景観といえば祇園が有名だが、ここは地下鉄・東山駅の地上出口すぐ側。何という事もない風景だが、綺麗な水とたわわに実った柿が印象的だった。


チューリッヒ湖(スイス)

恋人たちや友人同士が湖畔で過ごしているそのシルエットがとても美しい。


セーヌ川/パリ(フランス)

「パリの屋根の下セーヌは流れる」のだ。やはり絵になる風景だ。今はなきノートルダム大聖堂の屋根と尖塔も見える。どんな姿で復活するのだろう?


九鬼(尾鷲市)

戦国時代の九鬼水軍発祥の地として有名な九鬼町。昔ながらの小さな漁港はとても風情がある。ここの秋刀魚の干物が美味しいのだ。


クリスチャンシャオン運河/コペンハーゲン(デンマーク)

コペンハーゲンは水の都。ニューハウンからも近いこの運河沿いにはレストランやギャラリー、カフェやバーなどの人気スポットが並ぶ。夕暮れなので、私もちょっと一杯だけ…。


ハーバード・ブリッジ/ボストン(USA)

MITやハーバード大学のあるケンブリッジとボストンを結ぶハーバード・ブリッジから眺めるボストンのダウンタウン。大都市でありながら、チャールズ川には今日も多くのヨットが浮かんでいる。優雅だなあ(ヨット乗れないけど)。


アムステルダム運河(オランダ)

世界遺産にも登録されているアムステルダムの運河。その運河には多くのハウスボートもある。不便なこともあるかもしれないが、一度住んでみたい。


末広水際線プロムナード(横浜市)

工場に囲まれた海沿いの遊歩道は、地元の人たちが気軽に訪れる釣りスポットになっている。温水プールや大浴場もある。ただし交通の便が悪いことが難点。左端の赤い自転車はマイ・バイシクル。


ロウアー・マンハッタン/ニューヨーク(USA)

ブルックリンからイースト川越しに眺める高層ビル街は、これぞニューヨークという景観。詳しい人が見ると、ビルの竣工具合から、いつ頃撮った写真かが分かってしまう。ちなみに右端の表面がうねったビルの設計はフランク・ゲーリー。


大三島(今治市)

畑と瀬戸内海。そして伊東豊雄建築ミュージアム。伊東さんがこの島に惚れたのも分かる。


レイク・ショア・ドライブ/シカゴ(USA)

レイク・ショア・ドライブはミシガン湖に沿ってシカゴを南北に走る大通り。湖岸には散歩やランニングしている人も多い。その傍らにはミース・ファン・デル・ローエによる有名なアパートメントがある。家賃高いだろうな。


伊根の舟屋

江戸時代中期から存在している舟屋街。1階が船揚場や作業場、2階が居室となっている。若狭湾・伊根湾の中なので波も比較的穏やか。魚はもちろん新鮮で美味しく、泊まれる舟屋もある。是非おすすめ!


セウダ(ノルウェー)

ここもズントー建築探訪のために訪れた。見学終わると他にすることもなく、町の施設もほとんどがクローズしていたので、このベンチに座りながらボーッとフィヨルドを眺めていた。それもまた良き。


デルフト眺望/ヨハネス・フェルメール(オランダ)

「水」のある風景に惹かれるのは現代人ばかりではない。17世紀の画家フェルメールだってそう。フェルメールの風景画は少なく、これはその一枚である。生涯を過ごしたデルフトにそれだけの思い入れがあったことの証かもしれない。


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