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「自分はやらなくていい」という間違い

こんにちは。

やらない理由を探す人が見つけてくる理由の1つに

「あの人がやっているからわざわざ自分がやらなくてもいい。」

があります。私は何に関しても「やること」が最も重要だと思っているのであーまたやらない理由を探してきたなーって思いますが、このやらない理由に関してはめっちゃ共感します。分かるわー。

私はアートとファッションデザインを生業にしています。自営業として独立する前から、もっと言うと今でも「あの人がやっているからわざわざ自分がやらなくてもいいんじゃね?」の考えは完全には消えません。世の中には素晴らしいアートを創造し価値を出す人がいます。素晴らしいファッションを創造する人もいます。例えば私が愛してやまないCOMME des GARCONSやNikeLab、UNDERCOVERなんかを見ていると圧倒的なクリエーションとビジネスセンスをモロにくらって、もう、凹みます。これらに到底及ばない自分を見ていると自分を放棄してほいほい付いて行きたくなります。(でもこれって脳科学で解明されている自然な現象のようです。圧倒的なカリスマ性を見せられると脳は思考を停止しそれに付随していくように出来ている。)

自分が服なんて作らなくても世の中には素晴らしいファッションも服もあるからそれを着てればいいんじゃないの?っていっつも思いながら服を作っています。ところが私たちが作った服を買ってくれる人がいる。それがいっつも不思議で、今でも不思議で、多分これからもずっと不思議で、でも自分たちが作った服が必要とされていると思うと、ちょっとだけだけど自分たちってちょっと凄いんじゃね?って思ってちょっと自分を褒めてみたり。

自分が服を作り始めて、ファンができて、リピーターができて、自分の仕事は人の役に立っていると少しばかり認識できてきてこの「わざわざ自分がやらなくていいんじゃね?」に「いや、でも不思議なもんで、そうじゃないんだよ。」って考えがやっと独り立ちした気がします。

最近は需要爆発のマスクも作っています。本当に不思議なもんで私たちが作ったマスクが欲しいと言ってくれる人もいるし、深夜にオンラインショップにあげたら次の日の朝一には完売するなど、自分の仕事を肯定してくれるような出来事が沢山起こっていまして、こんな時期ですが精神衛生がとても良好に保たれています。現在マスク自体もかわいいものやちょっと気が利いているものなどラインナップが豊富で1つのファッションアイテムとしても市場に流通しています。マスクを含めファッションを売ることを生業にしている身からしても、この状況下で間違っても「薄利多売」は絶対にしないようにと心がけています。

日本にダイソンという掃除機が登場したことで日本において高級掃除機という価値が確立し需要が増えました。ここで日本の家電メーカーが犯した最大のミスは「見た目がダイソンっぽい掃除機」を作って販売したことです。これは間違いで、ダイソンのお陰で今まで日本には無かった「高級掃除機」という価値が生まれたにも関わらず掃除機全体の価値が上がらない商品を作り、販売したことによって結果的にダイソンの一人勝ちになってしまったことです。最近で言うとバルミューダとかもそうですね。

現在マスクの価値が多様化し、今まで通り使い捨てのマスクを大量に仕入れて大量に売り捌く人もいればファッションアイテムとしてマスクを作る人もいます。私はどっちかと言うと前者のやり方に未来を感じない人なので自分が未来だと思っているマスクの価値を追求しようと思っています。


最後に私たちが作っているマスクのご紹介です。

表地はコットンツイルで裏地は綿麻シャンブレー生地です。紐部分はコットンスムース生地で着用時にストレスを最大限に軽減しています。

マスクなんですが商品名を「布アスク」にしているのは単に打ち間違いです。布アスクでも販売した瞬間に売れていったので、みんな商品名見てないな。。とか、マスクの画像があって「アスク」って書いてあると「マスク」に見えるんだろうな。。ふふふ。。なんて一人遊びをしています。

近日中にリストックの予定でリストック時にはBASEのアプリから通知が行きますが、インスタではリストック前に告知をしますので絶対欲しい!って言う方はインスタをフォロー頂ければ購入できる可能性は増えるかと思います。「iwasa_hiroaki」 「psl.norico

ほぼ日のマスクとか、作家さんのマスクとかめっちゃいいやついっぱいあるから自分は作らなくていいっていうのはやっぱり間違いですよね。必ずあなたやあなたの作ったものに価値がある。価値があるなら、届けよう。

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