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料理はアート

食事の問題

今日は写真の話で無くて、料理の話です。
会社を定年退職したあとは家にいることが多くなり、奥様が「一日三度の食事作りがめんどくさい」とか「どこにでも付い来る」とか「私は召使いか」という愚痴話があることをよく聞きます。

奥様は既に地元や友人とのコミュニティーを持っています。生活に何も困ってないところに、会社を放り出され三度の飯を与えなくては生きていけない、しかも可愛くないペットみたいなものが家の中に突然デーンと現れるわけですから奥様はたまりません。もし私が主婦の立場であったら、やはり相当面倒くさいと思うでしょう。

特に私たちの世代は「飯は女房が作るもの」という観念を持っいる人が多い世代なので、料理が作れる男性が少ないのです。

きっかけは

古いフレーズですが「亭主元気で留守がいい」とは良く言ったもんです。
私はそう言われたくないので家庭の料理は私が作ることにしています。
「おいおい、お前はフリーになったからできるんだろ」と言われそうですが、会社員時代からかれこれ10年以上、夕飯は私が作っています。きっかけは家内が腰の病気で手術を行い、台所に立つのが辛くなったからです。会社の仕事が終わり帰宅した後にせっせと作ってきました。仕事が遅くなったり出張のときは無理ですが、1年のうち250日くらいは作っていました。

私の上司には「夕飯を作らなくてはならないので付き合い残業はやりません」と宣言しました。50過ぎたらこれからの会社での地位なんて見えてくるので、仕事よりも自分の家庭の方を優先すべきだと思ったのです。但し、部下の協力もあり残業を減らしても仕事のアウトプットは何も減りませんでした。まあ、上司なんてピンチのときに本当の出番があるのであって、あとは部下に任せてじっと見守ってあげればいいのだと感じました。
そして、フリーのアーティストになったあとはお昼ごはんも作るようになり、ほぼ無休で営業しています。

男子厨房に立つべ…

実はそれ以上に私は料理するのが楽しいのです。なぜなら料理はアートだからです。完成形を想像しながら食材や調味料を準備し、ある程度の料理の基礎を守りながら創意工夫して美味しいものを作る。個性なんてのは嫌でも勝手に出るから気にしない気にしない。もちろん経験も生きてくる。そして食べてくれる人に何かしらの影響を与えるのです。失敗しても素直に反省し次へ活かすのです。創作する喜びがあります。これは正にアートです。

目指すは家庭料理レベルでOKです。プロのシェフ並みになる必要もありません。見た目もあまり気にする必要もありません。凝りすぎると経費がかさみますので注意です。やって行くと安い食材や在庫のものに置き換える能力も身についてきます。

最近は子供や孫たちも週末には鼻をクンクンさせて私の稚拙な料理を食べに来てくれます。我が家は「男子厨房に立つべし」です。

もやしの卵あんかけ丼 お安く簡単にが続けるコツです。

最近は料理系のyoutuberが増えて、料理を分かりやすく簡単に失敗なく作れるようになりました。メニューのバリエーションにも悩まなくなったので、料理という壁はオジサンたちにとっても相当低くなったと思います。

皆様も将来「ウザい」と奥様に言われないように、料理と生きがいのある仕事や趣味を身に着けて「独り立ち」したナイスなシニアを目指してはいかがでしょうか。

子供たちの誕生日パーティーでのパエリア 時には真剣に頑張ります。


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