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『会社に頼らないで一生働き続ける技術』

「人生100年時代」という言葉が流行るきっかけになった『ライフシフト』。読まれた人も多いと思います。

今回紹介する本書は、『ライフシフト』より半年前に発売されています。
にもかかわらず、人生100年時代に対応する生き方を提案しています。

それが、


40歳定年


ワクワクしませんか?
いったい本書には、何が書かれているのでしょうか。

一緒に学びましょう!💪


人生100年時代は何が起こる?

みんながみんな、100歳まで生きるわけではありませんが、
昔よりも寿命がのび、100歳まで生きる人が多くなっています

するとどうなるか?

お金が足りない

足りなければ、定年後も働き続ける必要があります。本書では、働き続ける年齢を75歳としています。60歳定年とすれば、+15年です。

想像してみてください。

今の職場で働き続けて、

定年になって、

その後どこで働くのですか?

今のままで、この先も安心ですか?

もし、「やばいかも…」と感じたら、是非本書を手にとってみてください。
よりよい人生を生きるための行動のヒントが得られると思います。


「40歳定年」という提案

「40歳定年」ですが、2012年のフロンティア構想の中で提言されているのです。10年前です。けっこう前なんですね!

「40歳定年制をつくって、強制的に会社を辞めさせよう」なんて乱暴な提案ではありません。

75歳まで働く必要があるのであれば、40歳くらいで準備をはじめた方がよい

という提案です。

準備というのは、転職・独立・パラレルキャリア、などですね。


40代以降のマインド

①「40代はチャンス」と見る

40代以降は、約40年の会社人生の後半~終盤です。
でも、「終盤」と言っちゃうと、なんだか後ろ向き。

40代にもなると、経験も豊富になり「脂がのった」状態です。
だからこそ、「大きなチャンス」だと前向きにとらえます。脂ギッシュ!

チャンスは、リスクをとって一歩踏み出したからこそめぐってくるのです。

②変化の時代に「自分を守るすべ」

「自分へ投資し、自分を磨くしかない」と著者も言います。一方で、現状維持は後退と同じです。まったく同感です。

③会社の序列よりも「大事なこと」

それは、

「自分は何ができるか?」

転職活動をしていても、社外のコミュニティでも、「今の役職」なんて一切聞かれません。

みんな、そんなものには興味はないのです。会社を一歩出れば、社内での肩書は意味のないものになります。


「40歳定年」の事例

①たくさんの事例

まず、著者自身が40歳で会社(大手メディア)を辞めています
さらに、20人の実践者たちから学ぶことができます。

大手メーカー(トヨタ、日産、京セラ、NEC)、メガバンク、大手損保、農業、大手メディア、大学、家業

実践者たちの誰かの環境や考え方が、みなさんにも当てはまることがあれば、きっとよりよい人生のヒントになることでしょう。

②実践者たちの共通点

そんな実践者たちは、共通点を持っています。

挑戦
学ぶ姿勢
失敗してもそこから学ぶ
学びを得るための人脈づくり

なっとくです。私の場合、これから一歩踏み出す「挑戦」が課題です。

③覚悟

実践者のみなさんに、もう一つ共通しているのが、軌道にのるまでの時間です。5~10年はかかっています。

何十年後の不安な未来の解消よりも、「今の安定」を選んでしまいがち。そこまで情熱をもって継続するには、並々ならぬ覚悟が必要ですよね。


いまの時代に必要なもの

「これからの時代」と言ってしまいがちですが、もう変わっているのです。
すでに「いまの時代」です。いま必要なのは、ズバリ

起業家精神 と 感化の「場」

起業家精神とは、言い換えると「変化を恐れない行動とマインド」です。

感化の「場」とは、社外の経営者や他業種の人とふれあい、刺激しあうことのできる場です。noteって、まさに感化の「場」だと思います。

個人的に思うのは、変化に対応する「柔軟性」も大事だということです。時代の変化は思っているより早いものです。これからもどんどん変わります。


まとめ

軌道にのるまで10年と言われてしまうと、ためらってしまう人がほとんどでしょう。

でも、もう一度自分に問いかけてみてください。

今のままで、この先も安心ですか?

著者はこんなふうに言っています。

幸福は与えられるものではなく、自分でつかみ取るものだ。そのためのノウハウはない。自分で悩み、考え、試行錯誤して「解」を導き出すしかない。

本書は、「行動」という一歩を踏み出すヒントを得られる本です。ぜひ、40代定年の実践者たちから学んでみてください


本日の学びはここまで。また来てください。👋


読書期間 2022/07/19-2022/07/31
初版発行 2016/03/01

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