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『ゼロからはじめる 起業の法律』『ゼロからはじめる 起業のお金』

あんまり人気のない起業準備シリーズです💦

noteで「法律」のほうの本書を見かけて、おもしろそうだと感じました。「お金」のほうは一緒に検索にかかったので一緒に購入です📙📗

今年は行政書士をとろうとしているのですが、行政書士は法律を学びます

その中には会社法もあるので、本書で起業を学びつつ行政書士の学習もできて一石二鳥じゃない? という、いつもの甘い考えで学びました(笑)


一緒に学びましょう!💪


本書で学べること

本をひらいて、カバーそでにバーンっ!と「この本で学べることはコレ!」と書いてあると親切ですよね。本書もこのタイプです。

せっかくまとまっているので、そのまま紹介します。

『起業の法律』

起業前&起業時&起業後に必要な手続き・対応法がわかる
 ↓
起業時に確認しておくべき法律・条例・規則がわかる
 ↓
起業・事業運営の際、やりがちなミスを事前に避けられる
 ↓
経営者として知っておくべき経営知識・考え方が身につく
 ↓
何かトラブルが起きたときの対策・対処法を紹介

カバーそで

巻末に索引があるのですが、本書の中に68の法律が出てきます。法律っていっぱいあるんですよね。

『起業のお金』

起業前&起業時&起業後にお金がいくら必要かわかる
 ↓
起業に必要なお金に関する知識・考え方が身につく
 ↓
お金の管理&資金計画に役立つシート、書式例を多数掲載
 ↓
お金をかけない企業準備&営業方法が満載
 ↓
会社をつくるときに必要なお金のことがわかる

カバーそで

「法律やお金のことは走りながら学べばいい」
そんな考え方もあるでしょう。

しかし、「"知らなかった"では済まされないこと」もあります。ちょっと本を読むくらいの準備はしてもいいと思うのです。


退職前からはじまっている

カバーそでと同じで、目次も「お!それは気になる」と感じたので、そのまま紹介したところですが、長くなるので控えます💦

が、1つだけ紹介します。

「法律」のほうの第1章
 <退職前>起業を決めたとき、知っておきたい法律

なんです。「むむむ?」ってなりました。「あ…起業しよう」、そう思ったときから学びははじまっているのです。

逆に、本を読んでから「起業もありかも…」なんて考えるのもありですよ!


お金に強くなる!

起業するとなると、やっぱりお金に強くなっておく必要があります。とにかくやらないといけないことがたくさんあって大変です。

とっかかりとしてFPや簿記をとっておくのは個人的にもおすすめします。起業に関係なく「一般常識」だと思ってとるのもいいでしょう。

「お金はプロにまかせればOK」「餅は餅屋」

そんな考えもあります。ですが、プロにまかせるとそれなりにお金もかかります。

著書は、できるだけ「自分でやってみる」ことをすすめています。

私も賛成です。正直、かなり大変だとは思いますが、「だからこそ楽しい」とも思えるんですよね。

(あとで「すげー甘いこと考えてたな」と思うかもしれませんが💦)


できる範囲で小さくはじめる

起業って「夢」がありますよね。

ほうっておくと、どんどん際限なくふくらんでしまい、規模がでかくなり、お金もすごくかかるようになってしまいます。

そうなるといつまでたってもはじまりません。だから、あえて

小さくはじめる

いったんできる範囲で小さくはじめて、軌道にのってきたら、もともとやりたかったことにグレードアップすればいいのです。

私も、「どうせはじめるのなら…」と大きく考えがちなので、計画の中でこの点はしっかり見極めたいと思っています。


こんなことが学べます

細かい内容を、ちょこっとピックアップして紹介します。

①退職してすぐに起業したら失業手当は受給できない。

自己都合で退職すると2~3カ月の給付制限があるので、受給できるまで期間があきます。

個人的な理想は、退職→即起業ですが、多少ゆっくりしたい気もします(笑)

②社名・商品名を決めるときの手順

どんな名前でもOK、というわけではないので、ここは気をつけないといけないところです。商標についても書かれていますよ。

③法人比較表

個人事業、株式会社、合同会社、一般社団法人、NPO法人の比較表があります。

こういう表をながめるだけでも、「わたしなら○○かな」と妄想するきっかけになると思います。ちなみに、私は合同会社にするつもりです。

④チラシに書いてはいけないこと

これは「へー!」と思ったところです。実際には守られていないチラシもありますね。

⑤欲しいものを欲しいままにそろえたらいくらかかるか見てみる

これはおもしろいと思いました。MAXでやったらどうなっちゃうの!? を一回見てみる。そのうえで本当に必要なものを整理していくのです。

⑥撤退を知る

「ここまできちゃったら撤退」、そんなラインを引いておくことも大事です。はじめるときは終わるときのことも考えなくてはいけません。


法律は変わりつづける

世の中と同じで、法律も変わりつづけています。常にアップデートが必要です。

少し残念なことに本書はちょっと出版時期が古いのです。

『起業の法律』 → 2015
『起業のお金』 → 2011

ただし、仮に2024年に出ていたとしても、それだけで安心とは限りません。なぜなら「変わりつづけている」から。

アップデートしつづける姿勢があれば、多少古くても「基礎」を学ぶことはできます。そんな姿勢で読む本だと感じました。


まとめ

「今年受験する行政書士をちがった角度から学べる」と期待したのですが、その点においては期待どおりではありませんでした。ですが、

過去にFP、簿記、宅建をとっていたからこそ内容がよく理解できて、「これまでの学びはムダじゃなかった」という思いが込みあげてきました。

そういう意味で、個人的には「復習」の感覚になりましたが、「これから学びたい」人にとっては時系列に学べてよいと思います。

少しでも「起業」に興味があれば、それは学びのはじまりなのです。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


『ゼロからはじめる 起業の法律 必ず知っておきたいこと100』
 読書期間 2024/05/26-2024/06/01
 初版発行 2015/03/23
『ゼロからはじめる 起業のお金 必ず知っておきたいこと100』
 読書期間 2024/06/02-2024/06/06
 初版発行 2011/11/21

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