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ヒロ
2020年8月5日 18:20
君と自転車に乗って行った河原みどりの風をからだいっぱいに受け止めてたくさん走ったね君が僕にカメラを向けるたびはしゃぎたいのをぐっと我慢したあの写真大切にしてね雨がたくさん降る日は君が僕をいつも以上に構おうとしたしつこさに溢れた溜息に君が喜ぶ姿が不思議だったねえもう僕が君を構ってるあんなんじゃ心配になるよ君が泣いてたら僕は何ができるもう駆け寄ってそばにいることは君には
2020年1月20日 17:57
凍空の下 手を繋ぐ親子僕にもそんな思い出がある僕の真っ赤になった小さな手を大きな両手で包んでくれた人顔も名前も思い出せなくて思い出はどんどんぼやけていくけれど寒い日にはあなたに会いたくなるあなたはどこにいますかもしもう会えないのだとしてもあなたにもらった温もりを頼りに赤い指先 白い息で包むもう自分で温められるよ誰かが冷たい風に曝されて泣いているなら手を握ってあげた
2019年9月10日 05:32
線路の向こう広がる青空と昇っていくような入道雲焼きついて離れないあのなんてことない夏の日思わず切り取った忘れたくなかった手の中のあの日は確かに見た景色だけど全てを委ねてはいけない気がした心動くもの全てを抱えて歩いていけたら孤独も恐くないでも砂時計のようにいつの間にかすり抜けていく記憶は少しずつ思い出になって確実とは遠くなる